本文へ移動
実践記事

【PR】本記事にはプロモーション(広告リンク)が含まれます

Cloudflare D1深掘り|エッジSQLiteが『マネージドDBの常識』を変える

約5分で読めます

Cloudflare D1SQLiteエッジサーバーレスDB
Cloudflare D1深掘り|エッジSQLiteが『マネージドDBの常識』を変える

この記事でわかること

  • Neonと比べたメリットは?
  • 複雑クエリは動きますか?
  • 本番運用に耐えますか?

Cloudflare D1が『安価でスケールするマネージドDB』を再定義

Cloudflare D1は、Workersから使うSQLiteベースのマネージドDBです。料金は読み取り・書き込みの行数と保存容量で決まり、Workers の Free プランの範囲でも試せます(料金の詳細は後の表)。Neon(PostgreSQL)や PlanetScale と並ぶサーバーレスのデータベースの選択肢で、Workers と同じ基盤の上で、アプリとデータベースをまとめて動かせるのが特長です。

D1採用を検討すべき5つのシグナル

  • Workers中心のサーバーレスアプリでDB含めて完結したい
  • NeonやPlanetScaleの料金が運用規模で重くなった
  • SQLiteレベルの軽量DBで十分な要件
  • グローバル分散・低レイテンシ読み出しが必要
  • マイグレーション・バックアップを自動化したい

Neon/PlanetScale/D1比較

Neon: PostgreSQL・サーバーレス・ブランチング機能。無料プランあり。
PlanetScale: Vitess(MySQL 互換)と PostgreSQL。無料プランはなく、PostgreSQL の月$5からが一番安い入口。
Turso: SQLite 互換のデータベース。Cloudflare 以外の環境でも使える。
Cloudflare D1: SQLite・Workers統合。Free プランあり。1つのデータベースは最大10GB(有料)で、複雑なクエリには向かない。

※Neon・PlanetScale は各社の公式料金ページ(2026年10月21日確認)。

実装パターン

(1) マイグレーション: wrangler d1 migrations applyでSQL適用
(2) クエリ: env.DB.prepare('SELECT * FROM users WHERE id = ?').bind(id).first()
(3) Drizzle ORM統合: D1アダプタで型安全クエリ
(4) Read Replica: グローバル分散でenv.DB.withSession()
(5) バックアップ: wrangler d1 exportで自動エクスポート

料金(公式・2026年10月21日確認)

項目Workers FreeWorkers Paid
読み取り行数1日500万行まで月250億行まで込み、超えた分は100万行あたり$0.001
書き込み行数1日10万行まで月5,000万行まで込み、超えた分は100万行あたり$1.00
ストレージ合計5GBまで5GBまで込み、超えた分は1GBあたり月$0.75
プランの月額$0Workers Paid の最低料金が月$5(アカウント単位)

※Cloudflare 公式ドキュメント「D1 Pricing」「Workers Pricing」(2026年10月21日確認)。Workers 自体のリクエストは、Free が1日10万件、Paid が月1,000万件まで込みで、超えた分は100万件あたり$0.30です。

D1 の料金は「何行読んだか・何行書いたか」で決まるのが特徴です。Free では1日の上限を超えると課金されるのではなく、その日のクエリが止まります。インデックスのないテーブルを全件スキャンすると、1回のクエリで大量の行を「読んだ」ことになるので、行数の課金の仕組みを知らずに使うと、上限に早く届いてしまいます。よく使う検索条件にインデックスを張るのは、速さのためだけでなく料金のためでもあります。

制限(公式)

項目Workers FreeWorkers Paid
1つのデータベースの最大サイズ500MB10GB
アカウントあたりのデータベース数1050,000
アカウント全体のストレージ5GB1TB
Worker の1回の呼び出しで送れるクエリ数501,000
1つのクエリの最大実行時間30秒30秒

※Cloudflare 公式ドキュメント「D1 Limits」(2026年10月21日確認)。

設計で効いてくるのは、1つのデータベースが最大10GB(有料)という上限と、データベースの数は5万個まで作れるという組み合わせです。大きな1つのデータベースに全部入れるより、ユーザーやテナントごとにデータベースを分ける設計と相性がよい、ということが制限の形から読み取れます。逆に、1つの表が10GBを超えそうなサービスは、下の「向かないケース」に当たります。

バックアップは「Time Travel」で分単位に戻せる

D1 には、データベースを過去の時点に戻す Time Travel という仕組みがあります。公式ドキュメントによると、戻せる期間は Workers Paid で30日、Workers Free で7日で、期間内なら任意の「分」の時点に戻せます。履歴の保存と復元には追加の料金がかかりません。

  • 過去の時点の目印(ブックマーク)を調べる:wrangler d1 time-travel info データベース名(--timestamp で時点を指定)
  • その時点に戻す:wrangler d1 time-travel restore データベース名 --timestamp=UNIXタイムスタンプ

この記事の「実装パターン」では wrangler d1 export でのバックアップを紹介していますが、うっかり消した・壊した、という事故からの復旧は Time Travel のほうが手早く済みます。エクスポートは別の場所に控えを残す用途、Time Travel は直近の事故から戻す用途、と分けて考えると運用の設計が整理しやすくなります。

D1が向かないケース

  • 大量データ(数百GB級)の書き込み中心の用途
  • 複雑なJOIN・ウィンドウ関数・PostgreSQL固有機能が必須
  • Cloudflareエコシステム外との連携が中心

30日学習プラン

  1. 1週目: Workers + D1でCRUDアプリ実装
  2. 2週目: Drizzle ORM統合・マイグレーション運用
  3. 3週目: Read Replica・グローバル分散テスト
  4. 4週目: 本番運用・バックアップ自動化

関連リンク

Cloudflare Workersは Cloudflare Workers深掘り、Neon/PlanetScale比較は サーバーレスDB選定、Drizzle ORMは Drizzle ORM深掘り を参照してください。

この記事のデータの出典

  • Cloudflare 公式ドキュメント「D1 Pricing」「D1 Limits」「Time Travel」「Workers Pricing」(2026年10月21日確認)
  • Neon・PlanetScale の公式料金ページ(2026年10月21日確認)
  • SQLite 公式のリリース履歴

あなたの大学から、志望企業はどのくらいの距離?

大学と文理を選ぶだけ。無料で、結果はその場で見られます。

就活判定をためす(無料・30秒)

関連サービス

クラウドワークス テックPR

ITフリーランス向けの案件紹介サービス(旧クラウドテック)

クラウドワークス テックの広告無料登録して案件を見る →

まずは無料ではじめられます。リンク先は公式サイトです。

このサービスの解説記事を読む →
エックスサーバーPR

国内シェアトップクラスの高速レンタルサーバー

エックスサーバーの広告料金プランを見る →このサービスの解説記事を読む →

本ページは広告・アフィリエイトプログラムを利用しており、リンク経由でのお申し込み・購入により当サイトに収益が発生することがあります。ただし、ランキング・評価・掲載内容は広告費や報酬の有無に関わらず編集部の独自基準で決定しており、広告主からの指示により内容を変更することはありません。

PR(楽天・Amazonのアフィリエイトリンクを含みます)

就活生に読まれているキャリア本

発達障害の人のための生成AI仕事術 「苦手」をAIに預ける新しい働き方

楽天 1,800円〜

ポイント還元あり

逆算キャリア戦略 20代で「年収1000万円」を達成するWワークの教科書

楽天 1,700円〜

ポイント還元あり

関連する比較記事

この記事に関連するサービス比較をチェック

よくある質問

あなたに合う企業タイプを16タイプ診断で確認する(無料・約2〜3分)

診断してみる

この記事をシェアする

最終更新 2026年10月21公開 2026年6月16日

執筆

田中 美咲/ 編集部 コンテンツ・SEO担当

コンテンツ設計・SEO対策・情報の正確性チェックを担当する編集部の執筆枠。記事の品質管理と評価基準の運用を行っています。

プロフィール詳細を見る →

この分野で編集部が確認している情報源

この記事の数字の出どころは、本文や表の注記に書いています。下の一覧は、編集部がこの分野の記事を書くときに日常的に確認している公的機関・公式の資料です(すべてをこの記事で使っているわけではありません)。最新の数字・仕様は、必ず公式の発表でご確認ください。

記事を読み終えたら:511 社を 5 軸で比較する

本記事の内容を「実際の企業選び」につなげるには、511 社を 5 軸でランキング化した一覧と組み合わせるのが効果的です。

この記事に関するご指摘・補足情報の提供

事実誤認・情報の古さ・追加すべき視点などにお気づきの場合は、編集部までお知らせください。確認のうえ速やかに記事へ反映します。広告・アフィリエイト報酬の有無は順位や評価に一切影響しません。

この記事について

掲載情報は各サービスの公式ウェブサイト・プレスリリース等を参照し、公開時点の情報をもとに作成しています。

料金・サービス仕様は予告なく変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

比較・ランキング記事は広告費・アフィリエイト報酬の有無に関わらず、編集部独自の評価基準で作成しています。 詳細は免責事項・プライバシーポリシーをご確認ください。

最終更新: 2026年10月21日

関連記事

関連ランキング

AIツールランキング