本文へ移動
業界ガイド

スタートアップ業界研究|仕事内容・向く人・選考の特徴・主要企業

プロダクト企画から事業開発まで 20 代でリーダーを任される環境。SO(ストックオプション)での資産形成、急成長カーブ、豊富な学習機会が最大の魅力。

スタートアップの就職偏差値ランキング(19社)はこちら

スタートアップ業界とは

スタートアップ業界は、シード〜シリーズ C 以降のベンチャー企業や、上場済みメガベンチャー(メルカリ・DeNA・サイバーエージェント・ビジョナル等)を含む、急成長を目指す新興企業群です。事業モデルは SaaS・マーケットプレイス・D2C・AI・FinTech・HealthTech など多様。若手に大きな裁量が与えられ、事業成長とともに個人のキャリアも急加速する一方、資金ショート・ピボット・解散等のリスクも伴います。

市場規模・業界動向

国内スタートアップ資金調達額は年間 1 兆円超(2024 年)。政府の『スタートアップ育成 5 か年計画』により 2027 年までに 10 倍の 10 兆円規模を目指す。生成 AI・SaaS・Climate Tech 領域への投資が集中。

ビジネスモデル

SaaS は ARR と解約率(Churn)、マーケットプレイスは GMV・Take Rate、D2C は LTV / CAC、FinTech は残高 / 取引量が KPI。PMF(プロダクトマーケットフィット)達成までの Burn Rate と Runway 管理が経営の生命線。資金調達は SAFE / CB / 株式で継続的に行う。

典型的なキャリアパス

1〜2 年目

ジュニアエンジニア / BizDev / PdM

職種の境界が曖昧で、1 人が複数役割を兼務。意思決定の速度と自走力が求められ、成長曲線が最も急な時期。

3〜5 年目

チームリード / マネージャー / 事業責任者

事業立ち上げ・PMF 探索・チーム組成を経験。SO(ストックオプション)を持っていれば、上場・M&A 時の資産形成につながることもある。

6 年目以降

VP / CPO / CTO / 起業

経営レイヤーでの意思決定、次のスタートアップ参画、自身の起業など選択肢が広がる。

スタートアップ業界の数字(有価証券報告書・実データ)

この業界で掲載している19社のうち、有価証券報告書の数字が取れた11社をまとめました。 平均は1社の値が大きいと引っぱられるので、真ん中の会社の値(中央値)で見ています。 このページで業界の年収として載せているのは、この表の数字だけです。

項目値備考
有価証券報告書がある会社11社掲載19社のうち
平均年間給与(中央値)742万円9社の中央値
平均年間給与の幅518〜816万円最も高い: JACリクルートメント/最も低い: エス・エム・エス
決算期2025年6月期〜2026年5月期平均年間給与を数えた9社の有価証券報告書の決算期(会社によって違います)
平均年齢(中央値)34.8歳9社の中央値
平均勤続年数(中央値)3.6年9社の中央値
従業員数・単体(中央値)1,511人9社の中央値。グループ全体ではなく提出会社だけの人数

提出会社単体の値の中央値。持株会社の少人数の数字は、平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・単体の従業員数の集計から外しています(2社)。持株会社の報告書に事業会社の欄がある会社(静岡銀行など)は、その事業会社の値で数えています。

業界の平均年収ランキング(有報)はこちら →

選考フローと特徴

標準的な選考ステップ

  1. 1レジュメ / ES 提出
  2. 2カジュアル面談(会社・事業を相互理解)
  3. 3適性検査・コーディングテスト(エンジニア)
  4. 4現場面接(2〜3 回)
  5. 5経営層面接
  6. 6オファー面談(SO 条件交渉含む)

業界選考の特徴

  • ●カジュアル面談文化が強く、相互フィット確認を重視
  • ●事業への理解度・プロダクトへの愛着が評価ポイント
  • ●スピード感・オーナーシップ・学習速度を見る質問が頻出
  • ●インターン → 内定ルートが一般的

向いている人・向かない人

向いている人

  • ✓裁量と成長速度を最優先したい
  • ✓リスクを取って大きなリターンを狙いたい
  • ✓意思決定の速い環境で働きたい
  • ✓複数職種を越境して経験したい

向かない可能性がある人

  • ×安定・長期雇用・手厚い福利厚生を最重要視する
  • ×明確な業務範囲と役割分担を好む
  • ×大企業のブランドを活用したキャリアを築きたい

この業界を目指す就活生へのアドバイス

  • 1

    志望企業の『事業ピッチ資料』『調達発表ブログ』『採用ページ』を徹底的に読み込む

  • 2

    自分が価値提供できる具体領域(SQL・SEO・広告運用・React 等)を 1 つ持つ

  • 3

    SO(ストックオプション)の条件(付与数・権利行使価格・ベスティング)を必ず理解

  • 4

    創業メンバーや CxO の思考・発信(Twitter / note)に日常的に触れる

  • 5

    カジュアル面談で企業のリスクフラグ(資金繰り・離職率・バリュエーション)を確認

主要な職種

プロダクトマネージャー (PdM)

プロダクトの方向性を決める意思決定者。若手から裁量を持てる花形職種。

年収: 公的統計に該当職種なし

BizDev / 事業開発

新規事業・パートナーシップ・海外展開を牽引する万能職種。

年収: 公的統計に該当職種なし

フルスタックエンジニア

フロント〜バック〜インフラまで横断的に開発する技術者。

ソフトウェア作成者の全国平均: 578.5万円(平均37.1歳)

インフラの運用は「その他の情報処理・通信技術者」の区分に入ります。

職種の年収は、厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」の職種別の全国平均です(すべての産業・従業員10人以上の会社など・男女計。きまって支給する現金給与額×12+年間賞与)。この業界の会社だけの数字ではありません。統計に同じ職種の区分がない職種は、数字を載せていません。2026年10月22日確認・出典(e-Stat)

スタートアップ業界の主要企業

就職偏差値の上位5社だけを抜き出しました。全19社の順位は就職偏差値ランキングで見られます。各社の詳しい情報は企業ページへどうぞ。

スタートアップの就職偏差値ランキング(全19社)を見る

関連する比較・ランキング記事

スタートアップ業界を偏差値帯で探す

就活戦略の決定や併願先選びに。スタートアップ業界内の企業を難易度帯別に絞り込めます。

よくある質問

Q.新卒でスタートアップは不安です。大手で経験を積むべき?

A.両論あります。大手で 3〜5 年基礎を固めてから転職する『枯れた選択』は依然合理的ですが、成長志向が強く環境変化を楽しめる人は新卒からスタートアップでも十分キャリアを作れます。倒産リスクは事業フェーズ次第(シリーズ B 以降は比較的安全)。

Q.ストックオプション(SO)はどれくらい価値がありますか?

A.付与数・行使価格・上場時の企業価値で大きく変動します。上場(IPO)のときに大きな利益になることもあれば、価値がなくなることもあります。税制適格 SO か否か、ベスティング条件は入社前に必ず確認してください。

Q.大手 → スタートアップへの転職タイミングは?

A.20 代後半〜30 代前半が一般的。大手で『専門性 1 本』を確立できた段階(プロダクトマネジメント・SaaS セールス・SRE 等)で、スタートアップ側のニーズとマッチします。

他の業界ガイドを見る

業界研究の次にやること

業界の全体像がつかめたら、次は自分の情報を出して声をかけてもらう番です。

早期にプロフィールを載せてスカウトを受け取る

プロフィールを登録すると、企業側からスカウトが届くサービスです。

登録は無料です。

無料登録してスカウトを受け取る →

PR キミスカ(広告)/リンク先は公式サイトです

このサービスの解説記事 →

迷ったら、就活タイプ診断(無料・約1分)から始めるのもおすすめです。

上記は広告(アフィリエイトプログラム)を含みます。リンク経由での申し込みにより当サイトに収益が発生することがあります。

PR(楽天・Amazonのアフィリエイトリンクを含みます)

スタートアップ業界の研究に役立つ本

起業家の条件 ベンチャー企業23の成功物語

楽天 858円〜

ポイント還元あり

就職四季報 総合版 2027-2028年版

楽天 2,310円〜

ポイント還元あり

ランキングと併せて業界全体の構造を書籍で押さえると、志望動機の説得力が上がります。

本ガイドの情報について

業界の説明は、各社の公開情報・IR 資料・公的統計・業界レポート等をもとに編集部がまとめたものです。年収の数字は、有価証券報告書の平均年間給与(業界の中央値など)と、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」の職種別の全国平均だけを載せています。各社の最新情報・一次情報は各社公式サイトをご確認ください。就職偏差値の算定方法は偏差値の算定方法で公開しています。

最終更新: 2026年6月1日四半期ごとに見直し

スタートアップ業界ガイド の読み方・使い方

スタートアップ業界研究の進め方(4 ステップ)
スタートアップ業界に向いている人 / 向いていない人
スタートアップ業界の年収・働き方・キャリアパスを別ページで深掘りする