Linuxは『現代インフラの共通基盤』
Linuxは、Webサーバ・クラウド・コンテナ・スマホOS(Android)・組み込み機器・スーパーコンピュータ等、現代のITインフラの大半を支える基盤です。エンジニアにとって「使える」レベルになることは、職種を問わず大きな価値があります。本記事では、Linuxの基礎を体系的に学ぶロードマップを編集部の視点で整理します。学習進度は個人により異なります。
なぜLinuxを学ぶべきか
(1) 現代インフラの大半がLinux:クラウド・コンテナ・サーバ。(2) WSL・Mac経由でも触れる:Windowsユーザーも触れる時代。(3) デバッグ力が上がる:本番障害の調査が速くなる。(4) 自動化スクリプトに活きる:シェル・cronで生産性向上。(5) 長期で価値が下がらない:10年・20年使える知識。未経験からインフラ・クラウドエンジニア もご参考に。
学習ロードマップ(1〜3ヶ月)
(1) 第1段階:基本コマンド:ファイル操作・テキスト操作・パイプ・リダイレクト。(2) 第2段階:プロセスとパーミッション:ps・top・kill・chmod・chown。(3) 第3段階:シェル:Bash基礎・スクリプト・変数・関数。(4) 第4段階:ネットワーク:ifconfig/ip・netstat/ss・curl・dig・ssh。(5) 第5段階:パッケージ管理・サービス管理:apt/yum・systemd。(6) 第6段階:ログとトラブルシュート:journalctl・grep・awk・sed。Docker・K8s学習 もご参考に。
必須コマンド20選
(1) ls / cd / pwd:移動と確認。(2) mkdir / rm / cp / mv:ファイル操作。(3) cat / less / head / tail:表示。(4) grep / find:検索。(5) chmod / chown:権限。(6) ps / top / kill:プロセス。(7) df / du / free:リソース確認。(8) ssh / scp:リモート操作。(9) curl / wget:HTTP通信。(10) tar / gzip:圧縮。(11) ln:シンボリックリンク。これらを身体感覚で使えるようになると効率が大きく上がります。
シェルスクリプトの基礎
(1) シバンと実行権限:#!/bin/bashとchmod +x。(2) 変数:代入と展開。(3) 条件分岐:if・case。(4) 繰り返し:for・while。(5) 関数:再利用可能なロジック。(6) 引数・終了コード:スクリプトの作法。簡単な業務自動化・デプロイ補助・ログ集計等に応用できます。SREへの転身ガイド もご参考に。
ネットワーク関連
(1) IPアドレス・ポート:ip a / ss / netstat。(2) DNS:dig・nslookup。(3) HTTP通信:curl -v でリクエストを見る。(4) SSH接続:鍵管理・config・port forward。(5) ファイアウォール:iptables / ufw / firewalld。Webの基礎を学ぶロードマップ もご参考に。
本番運用での頻出
(1) ログ追跡:tail -f / journalctl -u service。(2) プロセス調査:top・htop・ps aux。(3) ディスク使用量:du -sh / df -h。(4) サービス管理:systemctl status/start/stop/restart。(5) パッケージ更新:apt update/upgrade or yum update。障害対応の現場で頻出するコマンド群です。
キャリアへの活用
(1) インフラ・クラウドエンジニア:Linuxは必修。(2) SRE:信頼性工学の土台。(3) セキュリティエンジニア:サーバ調査の前提。(4) バックエンドエンジニア:本番デバッグで差がつく。(5) データエンジニア:ETLや自動化で使う。IT・Web業界の職種完全マップ もご参考に。
失敗しがちなパターン
(1) コマンドを暗記しない:手元のメモに頼り続ける。(2) 仮想環境を触らない:本物に触れない学習で挫折。(3) シェルスクリプトを避ける:自動化の機会を逃す。(4) 権限・セキュリティ軽視:事故を起こす。(5) man / --helpを読まない:公式情報源を活用しない。対策は、(1)毎日触る、(2)Vagrant/Docker等で実環境、(3)スクリプトに慣れる、(4)権限を理解、(5)公式情報を読む、です。転職戦略完全ハブ もご活用ください。