マッキンゼーとBCGは「規律のマッキンゼー」か「自由なBCG」か
戦略コンサルの双璧、マッキンゼー(McKinsey)とBCG(ボストン コンサルティング グループ)。規律・体系・グローバルネットワークのマッキンゼー、自由・知的・チームワークのBCGという対比がよく語られます。どちらも就職偏差値72以上の最難関です。本記事では、両社の公式採用ページに書かれた新卒採用の仕組みと、当サイトの就活判定をもとに比較します。
就職難易度・年収の比較
| 項目 | マッキンゼー | BCG |
|---|---|---|
| 就職偏差値 | 75 | 73 |
| 新卒の職種(公式) | Business Analyst | 経営コンサルタント職(ほかにBCG Xのデータサイエンティスト職など) |
| 対象(2028年の募集) | 国内の4年制大学・大学院に在籍し、2027年9月〜2028年8月末に卒業予定 | 国内の大学・大学院に在籍し、2027年9月〜2028年8月に卒業予定で、正社員としての職務経験がない人 |
| 平均年収・採用人数の公表値 | なし | なし |
※各社の公式採用ページ(2026年10月16日確認)。2社とも日本で株式を上場しておらず、平均年収や採用人数の公表値はありません。以前の版の「初年度年収目安」と「主な採用大学」は根拠を示せないため削りました。両社とも採用は少人数の精鋭で、ケース面接の論理性が合否を分けます。
マッキンゼーの選考の流れ(2028年卒向け)
マッキンゼーの国内大学新卒採用ページでは、2028年卒向けの選考を夏と冬の2回に分けて行っています。夏選考は2026年3月1日から5月31日、冬選考は6月1日から9月15日が応募期間でした。英語または日本語のレジュメを出したあと、書類審査、適性検査(オンラインテスト)と進み、1次・2次選考で2〜3回の面接を受けます。面接は「Personal Experience Interview」(過去の経験を深く聞く面接)と「Problem Solving Interview」(ケース面接)の2種類で、すべて日本語で行うと明記されています。2回の募集はどちらも締め切られているので、2029年卒以降の人は次の年度の採用ページを確認してください。
BCGの応募の入り口
BCGの2028年新卒採用ページでは、選考やイベントに初めて応募する前に「BCG候補者ポータル」への登録を求めています。プレエントリーをすると、インターンシップやイベントの案内が届く仕組みです。交換留学やダブルディグリーのプログラムに在籍中の人も対象に含まれます。データサイエンティストやAIエンジニアの職種は、関連分野の修士・博士課程を修了する予定の人が対象で、学士だけでは応募できません。
BCGは日本に東京・名古屋・大阪・京都・福岡の5つの拠点を持ち、東京は1966年に開かれた古い拠点です(BCGの公式プレスリリースの会社紹介より)。海外の大学に通う人向けには、両社とも国内とは別の選考を用意しています。BCGは「海外大 Autumn&BCF選考」として2027年夏のインターンを募集し(2026年10月7日締切)、マッキンゼーは海外の大学に通う人向けに、書類選考と適性検査のあとオンラインのケース面接を行う流れを案内しています。国内の大学に通う人も交換留学中の人も、自分がどちらの募集の対象になるかを最初に確かめておきましょう。
就活判定で見る距離
当サイトの就活判定(加点なし)では、BCGは大学群1〜2段目(最難関・難関)で文理とも「対策次第」、3段目で「挑戦枠」です。マッキンゼーは1段目が「対策次第」、2段目から「挑戦枠」になり、2社の差は2段目に出ます。同じ戦略コンサルでも、カーニー、ローランド・ベルガー、アーサー・D・リトルは3段目まで「十分射程」で、MBBとの間には判定ではっきりした段差があります。
| 会社 | 就職偏差値 | 1段目(最難関) | 2段目(難関) | 3段目(上位) | 4段目(準上位) |
|---|---|---|---|---|---|
| マッキンゼー | 75 | 対策次第 | 挑戦枠 | 挑戦枠 | かなりの背伸び |
| BCG | 73 | 対策次第 | 対策次第 | 挑戦枠 | かなりの背伸び |
| ベイン | 72 | 対策次第 | 対策次第 | 挑戦枠 | かなりの背伸び |
| ローランド・ベルガー/カーニー/アーサー・D・リトル | 68/67/66 | 十分射程 | 十分射程 | 十分射程 | 挑戦枠 |
※当サイトの就活判定(加点なし)。文系・理系で同じ結果でした。資格や長期インターンなどの経験があると判定は上がります。
判定が「対策次第」でも、MBBの選考は面接の出来で決まる部分が大きく、大学群だけで結果は決まりません。マッキンゼーが公式に示している2種類の面接に合わせて、過去の経験を「何を考え、どう動き、何が変わったか」の順に話す練習と、ケース面接で考え方を声に出しながら進める練習の両方を積んでおきましょう。
カルチャー・選考の違い
| 項目 | マッキンゼー | BCG |
|---|---|---|
| カルチャー | 規律・体系・グローバル | 自由・知的・チームワーク |
| 選考 | ケース面接(構造化重視) | ケース面接(議論・思考重視) |
| 出口 | PEファンド・起業・経営幹部 | PEファンド・起業・経営幹部 |
| 向く人 | 体系・規律を好む | 自由・議論を好む |
タイプ別おすすめ早見表
| こんな人 | おすすめ |
|---|---|
| 規律×体系×グローバルネットワーク | マッキンゼー |
| 自由×知的×チームワーク | BCG |
結論として、両社は最高峰で「優劣」より「カルチャーの相性」で選ぶのが正解です。選考の核はケース面接の反復。3年生のサマージョブが実質本選考のため、早期からの対策が必須です。自分の市場価値を測り、選考準備を逆算するために、逆求人PRやエージェントで情報・接点を最大化しておくのが有効です。外資コンサルPR全体は外資コンサル就職難易度ランキング、外資IBとの比較は外資コンサルvs外資投資銀行もご覧ください。
この記事のデータの出典
- マッキンゼー・アンド・カンパニー「2028年国内大学新卒採用情報」(公式採用ページ、2026年10月16日確認)
- ボストン コンサルティング グループ「2028年新卒採用情報(国内大学/大学院在学中の方)」とBCG Xの新卒募集ページ(2026年10月16日確認)
- BCG 公式プレスリリースの会社紹介、海外大学向け募集ページ(2026年10月16日確認)
- 当サイトの就職偏差値・就活判定


