みずほFGは「銀行・証券・信託・IT」を1グループで狙える
3メガバンクの一角みずほフィナンシャルグループは、みずほ銀行・みずほ証券・みずほ信託銀行・みずほリサーチ&テクノロジーズ(旧みずほ情報総研)という異なる機能の会社を抱え、金融志望なら軸を保ったままグループ内で複数社を併願できます。本記事では主要4社を就職偏差値・年収・仕事内容で整理します。金融全体の序列は金融業界の就活ガイドをご覧ください。
みずほグループ主要4社の比較
| 会社 | 主な仕事 | 就職偏差値 | 確かめられる公表データ |
|---|---|---|---|
| みずほ証券 | 引受・M&A・資本市場 | 65 | 正社員の月平均残業21.9時間(しょくばらぼ)・2027年度新卒のエントリーは2026年2月27日に受付開始 |
| みずほ信託銀行 | 不動産・年金・資産管理 | 65 | 正社員の月平均残業22.5時間(しょくばらぼ) |
| みずほ銀行 | 融資・決済・法人/個人金融 | 64 | 平均年収870万円・平均40.7歳・勤続16.3年(2026年3月期・有報)、正社員の月平均残業20.1時間(しょくばらぼ) |
| みずほリサーチ&テクノロジーズ | ITシステム・シンクタンク | 63 | — |
※就職偏差値は当サイトの企業データベース(公開情報をもとにした目安)。公表データは、みずほ銀行の2026年3月期有価証券報告書、職場情報総合サイト(しょくばらぼ)(https://shokuba.mhlw.go.jp)のデータ(2026年10月16日更新)を加工したもの、みずほ証券の新卒採用サイト(2026年10月12日取得)です。以前の版で載せていた年収レンジは根拠を示せないため削りました。旧みずほ情報総研は現在のみずほリサーチ&テクノロジーズです。
4社のうち有価証券報告書が読めるのはみずほ銀行
グループの中で、会社単体の有価証券報告書を出しているのはみずほ銀行です。2026年3月期の平均年収は870.1万円(平均40.7歳・平均勤続16.3年・提出会社23,356人)でした。証券・信託・リサーチ&テクノロジーズは同じ形の公表値がないため、年収を4社で並べることはできません。
みずほ銀行の業績は、この5年で大きく伸びています。連結の純利益は2022年3月期の3,225億円から、5,163億円、5,672億円、7,682億円と毎年増え、2026年3月期は1兆335億円になりました。約3.2倍です。経常利益も4,137億円から1兆2,945億円に増えていて、グループの中核の稼ぐ力が強くなっていることが数字から分かります。
選考は「グループ合同」で、型とコースを選んで出す
みずほの新卒採用は、グループ合同の採用サイトとマイページから始まります。公式の「選考の流れ」によると、マイページ登録のあと、STEP1で「型」を、STEP2で「コース(ビジネス領域と会社)」を選び、STEP3で応募コース×応募会社ごとのエントリーシートを出します。そのうえで適性検査・WEBテストの受検と履修履歴データの提出があり、書類選考を通った人が複数回の面接に進む形です。
型は3つです。会社をまたいで選べる「グループオープン型」(銀行・信託の法人コースやウェルスマネジメントコース、証券の法人・ウェルスマネジメントコース、銀行・信託・証券のコーポレートコース)、仕事を決めて受ける「キャリア特定型」(コーポレートインベストメントバンキング、グローバルマーケッツ、アセットマネジメント、リサーチ&コンサルティング、アドバンストテクノロジー、リスクマネジメント、ITシステムなど11コース)、そして自分で書く「オーダーメイド型」です。キャリア特定型だけは、応募する会社ごとにエントリーシートが必要と書かれています。
つまり「みずほ銀行とみずほ証券を併願する」というより、「どの型・どのコースで、どの会社を選ぶか」を最初に組み立てる選考です。志望動機は、会社ごとよりもコースごとに考えておくほうが、実際の出し方に合っています。
2026年の変化:みずほリサーチ&テクノロジーズの統合
4社のうち、みずほリサーチ&テクノロジーズについては大きな変化があります。みずほ銀行は2026年1月5日に、みずほリサーチ&テクノロジーズを吸収合併する契約を結んだと発表し、合併の効力発生日を2026年4月1日としていました。2026年10月16日に同社の採用ページを開くと、みずほ銀行の統合に関するお知らせのページに転送されます。リサーチやITの仕事を志望する人は、いまはみずほ銀行(とグループ合同の募集のリサーチ&コンサルティングコースなど)の募集として確かめるのが確実です。
働き方の公表値で見るグループ各社
厚生労働省の職場情報総合サイト「しょくばらぼ」には、みずほのグループ各社が月平均の残業時間を出しています。正社員で、みずほ銀行20.1時間、みずほ証券21.9時間、みずほ信託銀行22.5時間、持株会社のみずほフィナンシャルグループ28.5時間、みずほリース11.2時間、みずほグループサービシーズ9.2時間でした。主要3社は月20〜23時間に並んでいて、金融業,保険業の平均(フルタイムで月13.6時間・毎月勤労統計調査2025年)より長めです。
就活判定で見ると、4社の差はどこに出るか
当サイトの就活判定(加点なし)で4社を並べると、大学群1〜3段目(最難関〜上位)はどの会社も文理とも「十分射程」でそろいます。差が出るのは5段目(中堅)からで、みずほ銀行とみずほリサーチ&テクノロジーズは「対策次第」、みずほ証券とみずほ信託銀行は「挑戦枠」になります。6段目では、みずほリサーチ&テクノロジーズだけが「対策次第」のままでした。グループ内で併願を組むなら、偏差値の近い2社を並べるより、判定の段が違う会社を組み合わせると、全体のバランスが取りやすくなります。
グループ内でどう選ぶか
「幅広く金融を経験したい」ならみずほ銀行、「資本市場・ディールに関わりたい」ならみずほ証券、「不動産・資産管理の専門性」ならみずほ信託銀行、「ITやデータ・調査で金融を支えたい」ならみずほリサーチ&テクノロジーズが向きます。3メガの比較検討では三井住友銀行vsみずほ銀行も参考になります。面接対策PRは銀行・金融の面接対策で業態別の志望理由の作り方を解説しています。
この記事のデータの出典
- みずほ銀行の有価証券報告書(2026年3月期・金融庁 EDINET)
- みずほ証券 新卒採用サイト(2026年10月12日取得)、みずほフィナンシャルグループ 新卒採用「選考の流れ」(2026年10月16日確認)
- みずほ銀行のお知らせ(2026年1月5日・みずほリサーチ&テクノロジーズとの合併契約)
- 職場情報総合サイト(しょくばらぼ)(https://shokuba.mhlw.go.jp)のデータ(2026年10月16日更新)を加工して作成
- 就職偏差値・就活判定は当サイトのデータ

