リハビリ専門職のPT(理学療法士)・OT(作業療法士)・ST(言語聴覚士)は、いずれも国家資格で養成校での学習が必要ですが、対象とする領域が異なります。ここでは3職種の違いを比較軸ごとに整理し、それぞれに向いている人を解説します。
| 比較軸 | 理学療法士(PT) | 作業療法士(OT) | 言語聴覚士(ST) |
|---|---|---|---|
| 対象・専門領域 | 立つ・歩くなど基本動作の回復(運動機能) | 食事・着替えなど応用動作と精神面(作業・心のケア) | 話す・聞く・食べる(言語・聴覚・嚥下) |
| 主な業務 | 運動療法・物理療法で身体機能の維持・改善を支援 | 日常生活動作や手工芸等の作業を通じた心身機能の回復支援 | 言語・聴覚・嚥下機能の評価と訓練 |
| 取得ルート | 養成校3〜4年+国家試験 | 養成校3〜4年+国家試験 | 養成校(2〜4年)+国家試験 |
| 年収目安 | 約430万円(公開情報をもとにした目安) | 約430万円(公開情報をもとにした目安) | 約430万円(公開情報をもとにした目安) |
| 主な職場 | 病院・リハビリ施設・訪問リハ・スポーツ分野 | 病院・精神科・リハビリ施設・就労支援 | 病院・リハビリ施設・小児領域・訪問 |
| 向いている人 | 身体・運動機能の回復支援に関心があり、体を動かすサポートをしたい人 | 生活動作や精神面のケアを含め、生活の質の向上を幅広く支えたい人 | コミュニケーションや食べる機能の専門的な支援に関心がある人 |
3職種とも年収目安は近く、選ぶ決め手は『支援したい領域』です。運動機能ならPT、生活動作・精神面ならOT、言語・聴覚・嚥下ならSTが基本の軸になります。
資格職の年収比較ランキングを見るいずれも430万円前後が目安で、大きな差はありません。職場(病院/施設/訪問)、役職、経験年数による違いの方が大きい傾向です。公開情報をもとにした目安です。
いずれも養成校の修了と国家試験合格が必要で、難易度に大きな差はありません。学校数や定員はPTが最も多く、STは相対的に少なめです。
『誰のどんな機能を支援したいか』で選ぶのがおすすめです。運動機能=PT、生活動作・精神面=OT、言語・聴覚・嚥下=ST、を起点に各職種の記事で業務や働き方を確認してください。
※年収・資格要件・取得ルートは公的統計と各資格の公開情報をもとにした目安です。制度は変更される場合があるため、出願前に必ず各試験の公式情報をご確認ください。医療・福祉に関わる内容は一般的な情報です。