結論: 就職難易度は当サイトの就職偏差値でSUBARU62・マツダ60(いずれも公開情報をもとにした目安)とSUBARUがやや高め。有価証券報告書の平均年収もSUBARU731万円・マツダ715万円(2025年3月期)と小差でSUBARUがリードします。ただし数字はほぼ同格で、選ぶ軸は(1)東京・群馬本拠か広島本拠か、(2)北米集中×AWDのSUBARUか、デザイン×技術のマツダか、(3)航空宇宙にも関わりたいか——の3点です。
マツダとSUBARUの基本データ比較
まず両社の基本データを並べます。偏差値・年収レンジは当サイトの就職偏差値ランキング収載データ(公開情報をもとにした目安)です。
| 項目 | マツダ | SUBARU |
|---|---|---|
| 就職偏差値(目安) | 60 | 62 |
| 想定年収レンジ(目安) | 540〜970万円 | 560〜1,010万円 |
| 本社 | 広島県安芸郡府中町 | 東京都渋谷区恵比寿 |
| 主力技術 | SKYACTIVエンジン・魂動デザイン・ロータリー | 水平対向エンジン・AWD・アイサイト |
| 事業構成 | 自動車専業 | 自動車+航空宇宙カンパニー |
| 従業員規模(グループ) | 約51,000人 | 約36,000人 |
※年収は職種・グレードで大きく変動します。必ず各社の採用サイト・有価証券報告書等の一次情報も確認してください。
就職難易度の比較——偏差値はSUBARU62・マツダ60
就職偏差値はSUBARU62・マツダ60(いずれも目安)で、トヨタ・ホンダに次ぐ人気自動車メーカーとして両社ともメーカー志望者の併願先上位に入ります。SUBARUは本社が東京・恵比寿にあり首都圏の学生の応募が集まりやすいこと、従業員規模がマツダより小さく採用の間口も相対的に絞られることが、難易度を一段押し上げていると考えられます。マツダは広島本拠のため首都圏の応募が相対的に分散し、地元・西日本の学生にとっては挑戦しやすい構図です。技術系はともに機械・電気電子・材料・情報系の修士が中心、事務系は幅広い学部から採用されており、両社とも極端な学歴フィルターがあるとは言われていません。
年収・初任給の比較——平均年収はSUBARU731万円・マツダ715万円
有価証券報告書ベースの平均年収はSUBARUが731万円(平均年齢39.8歳)、マツダが715万円(平均年齢42.5歳)(いずれも2025年3月期)。金額は小差ですがSUBARUのほうが平均年齢が約3歳若いため、同年齢で比べた水準はSUBARUがやや上と読めます。初任給は両社の採用サイト掲載額で、SUBARUが2027年度見込として高めの水準を提示しています。
| 項目 | マツダ | SUBARU |
|---|---|---|
| 平均年収(有報・2025年3月期) | 715万円 | 731万円 |
| 平均年齢 | 42.5歳 | 39.8歳 |
| 初任給(修士) | 273,000円 | 308,000円(2027年度見込) |
| 初任給(学部卒) | 251,000円 | 283,000円(2027年度見込) |
※平均年収は各社有価証券報告書(提出会社単体)、初任給は各社採用サイトの掲載額(2026年7月確認)。マツダの初任給は現行掲載額、SUBARUは2027年度見込額のため単純比較には注意してください。30歳時点・職種別の年収は非公開のため、断定は避けています。
事業・業績の違い——「北米×AWDのSUBARU」と「デザイン×技術のマツダ」
SUBARUは販売の中心が米国という北米集中型のメーカーで、水平対向エンジン+AWD(全輪駆動)+運転支援システム「アイサイト」という独自性の強い商品で、雪国・アウトドア層から根強い支持を得ています。加えて国内で唯一、完成機メーカーの系譜を持つ航空宇宙カンパニー(宇都宮・半田)を持ち、自動車と航空宇宙の両方のキャリアがあり得るのが最大の特徴です。
マツダは「走る喜び」を掲げ、SKYACTIV技術と魂動デザインで世界的な評価を得てきた広島本拠のメーカーです。ロータリーエンジンを実用化した歴史が象徴するように、大手と同じ土俵で戦わず技術・デザインで差別化する文化が根付いています。販売地域は北米・欧州・日本・アジアに分散しており、SUBARUほど一極集中ではありません。
| 項目(2025年3月期) | マツダ | SUBARU |
|---|---|---|
| 売上高 | 約5兆188億円 | 約4兆6,858億円 |
| 営業利益 | 約1,861億円 | 約4,053億円 |
| 台数 | グローバル販売約130.3万台(北米が過去最高) | グローバル生産約94.6万台 |
※各社決算発表資料をもとにした概数です。両社とも北米市場の比重が大きく、米国の関税政策の影響を受けやすい点は共通のリスクとして押さえておきましょう。
注目は利益率の差です。売上はマツダが上回る一方、営業利益はSUBARUがマツダの2倍以上。SUBARUは車種を絞って北米で高値販売する高収益モデル、マツダは幅広い地域・車種で台数を稼ぐモデルと、稼ぎ方の性格が対照的です。志望動機でも「なぜこの稼ぎ方の会社か」を語れると説得力が増します。
勤務地・働き方の違い——恵比寿+群馬のSUBARU、広島+防府のマツダ
就活生が最も見落としやすいのが勤務地です。マツダは初期配属が広島本社または防府工場(山口県)と公式に明記されており、キャリアの基盤は西日本になります。SUBARUは本社が東京・恵比寿、開発拠点が群馬県太田市・東京都三鷹市などで、技術系の中心は群馬です。「東京本社だから東京勤務」とは限らない点に注意してください。航空宇宙カンパニー志望なら宇都宮(栃木)・半田(愛知)が主戦場です。生活の基盤をどこに置きたいかは入社後の満足度に直結するため、面接前に必ず募集要項の勤務地欄を確認しましょう。
「マツダはやめとけ」「SUBARUはやばい」は本当か——正直な回答
検索候補に出るネガティブな声にも正直に触れておきます。マツダについては「広島転勤が前提」「トヨタほどの規模・待遇ではない」という声が中心で、裏を返せば広島で腰を据えて働きたい人には大きな減点になりません。SUBARUについては「北米依存が高くリスクが偏る」「生産拠点の群馬勤務が中心」という指摘が中心です。実際、両社とも2025年3月期は米国関税・競争激化の影響で営業減益となっており、業績が市場環境に左右されやすいのは事実です。一方で有報平均年収700万円台・独自技術・グローバルブランドという水準は国内メーカーでも上位グループであり、「やめとけ」と一括りにする評価は実態に合いません。リスクと魅力を分けて自分の軸で判断することが大切です。
どっちを選ぶ?タイプ別チェックリスト
| こんな人 | おすすめ |
|---|---|
| デザイン・走りへのこだわりを技術で形にしたい | マツダ |
| 広島・西日本で腰を据えて働きたい | マツダ |
| 北米市場×高収益モデルの会社で働きたい | SUBARU |
| 自動車だけでなく航空宇宙にも関わる可能性が欲しい | SUBARU |
| 初任給・若手の処遇水準を重視したい | SUBARU |
選考対策と併願戦略
両社とも「なぜトヨタ・ホンダではなくうちか」が事実上の必答問題です。マツダなら「魂動デザイン・SKYACTIVのような差別化戦略への共感」と広島で働く覚悟、SUBARUなら「水平対向・AWD・アイサイトという独自技術」「北米で選ばれるブランド」への理解を、自分の経験と結び付けて語りましょう。併願は完成車ではトヨタ・ホンダ・日産・スズキ・三菱自動車、部品ではデンソー・アイシンなど自動車部品の難易度ランキングの企業群が定石です。自動車業界の全体像は自動車業界の就活ガイドで整理できます。採用倍率の高い人気業界なので、夏・冬インターンでの早期接点と逆求人PR
スカウトの併用で持ち駒を確保しておくと本選考が楽になります。
まとめ——数字は小差。勤務地と事業の個性で選ぶ
- 就職偏差値はSUBARU62・マツダ60、有報平均年収はSUBARU731万円・マツダ715万円と小差(いずれも目安)
- マツダは広島・防府が基盤。デザインと技術で差別化する広島発のグローバルメーカー
- SUBARUは恵比寿本社+群馬・太田が技術の中心。北米集中×高収益+航空宇宙という個性
- 両社とも北米市場・関税の影響を受けやすい点は共通。ネガ情報はリスクと魅力を分けて判断
両社の個社データはマツダの就職難易度ページとSUBARUの就職難易度ページ、業界内の立ち位置はメーカー就職難易度ランキングで確認できます。
出典:マツダ IRライブラリ(有価証券報告書・決算資料)/SUBARU 有価証券報告書/マツダ 新卒採用 募集要項/SUBARU 新卒採用サイト 採用情報/SUBARU 2025年3月期 通期連結業績の概要


