看護師・保健師・助産師の違い|資格・年収・働き方を比較
保健師・助産師は、いずれも看護師資格をベースに、さらに専門課程を経て取得する資格です。ここでは3つの違いを役割・取得ルート・年収で比較し、それぞれに向いている人を解説します。
| 比較軸 | 看護師 | 保健師 | 助産師 |
|---|---|---|---|
| 主な役割 | 診療の補助と療養上の世話(幅広い看護) | 地域・職域での保健指導と予防(公衆衛生) | 妊娠・出産・産後の支援と分娩介助 |
| 取得ルート | 看護師養成課程+国家試験 | 看護師資格+保健師養成課程+国家試験 | 看護師資格+助産師養成課程+国家試験 |
| 主な職場 | 病院・クリニック・施設・訪問 | 自治体・企業(産業保健)・学校・病院 | 産科病院・助産院・クリニック |
| 平均年収 | 524.7万円出典: 厚生労働省 令和7年賃金構造基本統計調査(職種「看護師」)。2026年10月22日確認 | 551.4万円出典: 厚生労働省 令和7年賃金構造基本統計調査(職種「保健師」)。2026年10月22日確認 | 566.7万円出典: 厚生労働省 令和7年賃金構造基本統計調査(職種「助産師」)。2026年10月22日確認 |
| 向いている人 | 幅広い現場で患者の看護に携わりたい人 | 予防や健康づくり、地域・職域の保健活動に関心がある人 | 妊娠・出産に寄り添い、母子を支える専門性を持ちたい人 |
年収の行の出典と、数字の読み方は、ページ下の「年収の出典と読み方」に書いています。
結論:どちらを選ぶ?
まず看護師資格を取得し、予防・地域保健に進むなら保健師、出産・母子支援に進むなら助産師、というステップが基本です。いずれも看護師がベースになります。
資格職の年収比較ランキングを見るそれぞれの詳しい解説
よくある質問
保健師・助産師は看護師資格がないとなれませんか?
原則として看護師資格(または同時取得)が前提です。看護師養成課程の後にそれぞれの専門課程を経て国家試験に合格します。
年収はどれが高いですか?
公的統計(厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査)の全国平均は、助産師が566.7万円、保健師が551.4万円、看護師が524.7万円の順です(2026年10月22日確認)。職場や夜勤、役職でも変わります。
どれを目指すか迷ったら?
まず看護師として現場経験を積みながら、予防・地域保健に関心があれば保健師、出産・母子支援に関心があれば助産師を検討するのがおすすめです。
年収の出典と読み方
この表の年収は、厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」の職種別の全国平均です。厚生労働省の職業情報提供サイト job tag の職業ページに載っている賃金(年収)と同じ調査・同じ計算をもとにしています。確認日は2026年10月22日です。
- 計算のしかた: 令和7年6月分の「きまって支給する現金給与額」を12倍し、令和6年の1年間の「年間賞与その他特別給与額」を足した金額です。実際の1年分の年収を集めた数字ではありません。
- 対象: 従業員10人以上の会社などで働く、パートなどの短時間労働者ではない人(男女計)の平均です。個人で開業している人の収入や、市役所・県庁そのものの給与は、この調査の対象に入っていません。
- これは平均値です。一人ひとりの年収は、年齢・勤続年数・職場・夜勤の有無などで大きく変わります。
- 同じ表の平均年齢は、看護師42.1歳・保健師42.4歳・助産師41.2歳です。年齢や勤続年数でも年収は変わるため、数字を比べるときの目安にしてください。
出典
※資格要件・取得ルートは各資格の公開情報をもとにした目安です。制度は変更される場合があるため、出願前に必ず各試験の公式情報をご確認ください。医療・福祉に関わる内容は一般的な情報です。年収の出典は、上の「年収の出典と読み方」に書いています。