電力でよく併願される 九州電力 と 中部電力 を、就職偏差値・年代別年収・働き方・マッチする就活タイプの 4 軸で見ていきましょう。
出典は各社の有価証券報告書(金融庁 EDINET)と公式採用ページです。編集部の推計は入れていません。決算期と取得日は、表の下に会社ごとに書いています。
| 項目 | 九州電力 | 中部電力 |
|---|---|---|
| 平均年間給与(有報) | 約842万円 | 約945万円 |
| 平均年齢(有報) | 42.1歳 | 42.5歳 |
| 平均勤続年数(有報) | 20.8年 | 19年 |
| 従業員数・単体(有報) | 4,383人 | 3,367人 |
| 従業員数・連結(有報) | 21,189人 | 22,700人 |
| 売上(有報) | 約2兆2,472億円(営業収益) | 約3兆5,460億円(営業収益) |
| 初任給(公式) | 月給210,000円以上(参考:2026年4月新卒初任給 大学院卒/285,000円、大学卒/265,000円、高専卒/235,000円、短大卒/220,000円、高校卒/210,000円) | 【事務職・技術職】大学院博士了 月給327,700円(2026年度)/大学院修士了 月給291,000円(2026年度)/大学卒 月給270,000円(2026年度)/高専本科卒 月給238,000円(2026年度)/高等学校卒 月給213,000円(2026年度)。【事務職(エリア採用)】大学院博士了 月給308,000円(2026年度)/大学院修士了 月給274,400円(2026年度)/大学卒 月給255,100円(2026年度) |
| 選考の流れ(公式) | WEBエントリー → エントリーシート入力 → 基礎能力検査 | 書類選考 → 面接試験 → 実技検査(配線識別検査など) |
| 募集職種(公式) | 事務(エリア指定なし)、事務(エリア指定コース)、障がい者特別選考 ほか | 事務職、技術職、事務職(エリア採用) |
有報の数字は報告書の値そのまま(万円・億円への言い換えだけ四捨五入)。公式ページの項目は書き方のままです
平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数は、有価証券報告書を出した会社単体の値です。グループ全体の平均ではありません。
| 就職偏差値 | 62 | 60 |
|---|---|---|
| 業界 | インフラ・公共 | インフラ・公共 |
| 区分 | 電力 | 電力 |
| 本社 | 福岡県福岡市 | 愛知県名古屋市 |
| 従業員数 | 12,000人 | 28,000人 |
| 年収 22-25 | 375 万円 | 378 万円 |
| 年収 26-29 | 511 万円 | 516 万円 |
| 年収 30 代 | 716 万円 | 722 万円 |
| 年収 40 代 | 989 万円 | 997 万円 |
| 年収 50 代+ | 1,159 万円 | 1,169 万円 |
| 働き方 | 福岡・ハイブリッド | シフト制・名古屋拠点 |
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宮田 美結(みゆ)/行動経済学担当
アンカリング
最初に見た数字が基準として頭に残り、そのあとの判断がその数字に引っ張られる。
最初に調べた企業の年収が、そのあとの「高い・低い」の物差しになります。どの会社から見始めたかで、同じ数字の受け取り方が変わってくるんです。
九州電力と中部電力を並べた瞬間から、この見方は働き始めます。
※ 行動経済学の説明は出典を確認できた知見だけを載せています。就活での読み方は解釈であって、 個別の企業について何かを断定するものではありません。
有価証券報告書の平均年間給与は、九州電力約842万円(2026年3月期)・中部電力約945万円(2026年3月期)です。この数字では中部電力のほうが高くなっています。どちらも報告書を出した会社単体の値で、グループ全体の平均ではありません。平均年齢や職種の構成で金額は動くので、上の表の平均年齢もあわせて見てください。
就職偏差値が高いのは九州電力のほうで、九州電力が62、中部電力が60です(差2)。偏差値は公開情報をもとにした編集部の目安なので、これがそのまま難易度というわけではありません。
30 代時点の推計年収が高いのは中部電力のほうで、九州電力が716 万円、中部電力が722 万円です(差約6万円)。数値は有価証券報告書・公開情報からの編集部推計で、人によって差が出ます。
電力のなかの企業同士なので、併願はよくある組み合わせです。ただ選考時期・ES 締切・面接日程が重なることもあるので、志望動機は両社で書き分けておきたいところですね。九州電力のほうには、九州電力ならではの事業や文化への言及をひとつ入れておくと説得力が出ます。
偏差値や年収の差は、判断材料のひとつでしかありません。10 年後のキャリア(転勤・駐在・異動の範囲)、社風(成果主義か年功か)、働き方(リモート・残業)。このあたりで自分の軸に合うほうを選ぶのが、いちばん後悔が少ないと思います。決める前に、両社とも OB 訪問を 2 名以上しておくと安心ですよ。
秋は秋冬インターンと早期選考の情報が動き出すころです。エントリー先を広げる準備として、スカウト型のサービスを使ってみるのもいいかもしれません。 志望企業を比べて絞り込めたら、スカウト型のサービスも並行して使って持ち駒を確保しておくと安心です。
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この記事は公開情報にもとづく編集部の比較目安です。採用年収・働き方は職種・配属・時期で変わります。最新の情報は各社公式サイトをご確認ください。詳しくは 算定方法。