『1つのリーダーシップ』では複雑なエンジニアチームを動かせない
シニアエンジニア・テックリード・EM のいずれも複数のリーダーシップスタイルを使い分けます。本記事では編集部の視点で、主要スタイルと成長戦略を公開情報をもとに整理します。テックリード役割 もご参考に。
5つのリーダーシップスタイル
(1) Servant Leadership:チームの障害を取り除く。(2) Player-Coach:プレイヤー兼コーチ。(3) Visionary:方向性を示す。(4) Coaching:問いで成長を促す。(5) Directive:明確な指示。状況とメンバーで使い分けるのが現実です。
Servant Leadership
(1) チームの障害除去に集中。(2) 『何を助けられるか?』を問う。(3) 意思決定はチームに委ねる。(4) 長期的信頼を築く。(5) 注意点:意思決定が必要な局面で機能しないことも。シニアになるほど有効です。
Player-Coach
(1) 自分もコード書きつつチームを率いる。(2) テックリードの典型。(3) 時間配分:50% コード / 50% コーチング。(4) 技術的信頼を維持。(5) 注意点:両方中途半端になりやすい。
Visionary
(1) 長期的な方向性を提示。(2) 『なぜ』を語る。(3) 変化期に有効。(4) 戦略策定が主業務。(5) 注意点:現場感覚を失わない。CTO/VP レイヤーで主要スタイル。
Coaching
(1) 『答え』ではなく『問い』。(2) 1on1 の主軸。(3) メンバーの自走力を高める。(4) 時間がかかるのが弱点。(5) 緊急時には機能しない。メンタリング実践 もご参考に。
Directive
(1) 明確な指示で動かす。(2) 緊急時/新人に有効。(3) 多用は自走力を奪う。(4) 『何を/いつまでに/どう』を伝える。(5) シニアには適さない。使い分けの判断軸を持つことが鍵です。
状況別の使い分け
(1) 新人/迷い → Coaching または Directive。(2) シニア/自走 → Servant。(3) 戦略策定 → Visionary。(4) 障害対応 → Directive 後 Servant。(5) 急成長期 → Player-Coach。チームステージで主軸スタイルが変わります。テックチームの作り方 もご参考に。
失敗しがちなパターン
(1) 1スタイル固定:状況に合わない。(2> Directive 多用:自律性を奪う。(3) Servant ばかり:意思決定が遅い。(4) Visionary だけ:現場乖離。(5) セルフ評価のみ:周囲の認識とずれ。対策は、(1)5スタイル習得、(2)状況判断、(3)決断力、(4)現場参加、(5)360度フィードバック、です。