「日本テレビとフジテレビ、受けるならどっち?」——キー局志望の就活生が必ず突き当たる比較です。結論を先に3点。
- 就職難易度はほぼ互角の超難関。当サイト就職偏差値は日本テレビ63・フジテレビ62(511社調査)。どちらも採用は少数精鋭で、学歴以上に「企画を形にした経験」の密度が問われます。
- 年収はどちらもトップクラス。有価証券報告書ベースの平均年間給与は日本テレビHD1,398万円・フジ・メディアHD1,577万円(2026年3月期・いずれも持株会社単体。IR BANK掲載値、確認日2026-08-08)。ただし持株会社の数値は平均年齢48〜50歳の少人数構成で、現場社員の実態とは差があります。
- 迷ったら「今のコンテンツの勢いを取るなら日テレ、変革期に裁量を取りにいくならフジ」。ただしキー局併願はほぼ全員がやるので、NHK・準キー局・制作会社・配信系まで持ち駒を広げるのが現実解です。
日本テレビとフジテレビの比較表(確認できた情報ベース)
| 項目 | 日本テレビ | フジテレビ |
|---|---|---|
| 当サイト就職偏差値 | 63 | 62 |
| 平均年間給与(持株会社単体・有報2026年3月期) | 1,398万円 (平均年齢48.6歳) | 1,577万円 (平均年齢50.5歳) |
| 年収レンジ目安(事業会社・当サイト調べ) | 700〜1,400万円 | 680〜1,300万円 |
| 従業員規模(目安) | 約3,300人 | 約2,600人 |
| 強み | 民放視聴率トップ争い・コンテンツ制作の最前線 | バラエティ・映画・アニメなど多角のメディア事業 |
| 働き方 | 不規則・現場多 | 不規則・現場多 |
※偏差値・年収レンジは公開情報をもとにした当サイトの目安です。持株会社単体の平均年間給与は管理部門中心の少人数・高年齢構成のため、アナウンサーや制作現場を含む事業会社全体の給与実態とは異なります。詳細は日本テレビの企業ページ・フジテレビの企業ページへ。
日本テレビ: 偏差値63・視聴率トップ争いを続ける民放最大手
日本テレビは個人視聴率・コア視聴率でトップ争いを続ける民放最大手。バラエティ・ドラマ・報道・スポーツと総合力が高く、コンテンツのデジタル展開(TVer・Hulu等の配信面)にも積極的です。約3,300人規模に対して新卒採用はごく少人数の少数精鋭で、キー局総合職は毎年最難関クラスの争いになります。
選考では「テレビが好き」だけでは足りず、学生時代に企画・制作・発信を自分で回した経験(動画制作、イベント運営、SNS運用など)を具体的な数字で語れるかが分かれ目になります。エントリーシートPR
の設問量・面接回数が多い点も特徴で、マスコミ業界ガイドで全体像を押さえてから対策するのが近道です。
フジテレビ: 偏差値62・変革期に裁量を取りにいけるメディアコングロマリット
フジテレビはバラエティ・エンタメに強く、映画・アニメ・音楽・配信までグループで手がけるメディアコングロマリットです。2025年には第三者委員会の報告を受けて経営体制を大きく刷新(取締役の大半が交代し、社外取締役が過半に)しており、ガバナンス改革と事業立て直しの途上にあります。裏を返せば、組織や番組づくりが変わっていく過程に若手として関われる時期でもあります。
持株会社フジ・メディアHDの平均年間給与は1,577万円(2026年3月期・有報)と数字上は日テレHDを上回りますが、平均年齢50.5歳・勤続23.3年という構成の数値であり、若手の給与水準を保証するものではありません。志望動機では「改革期のフジで何をつくりたいか」を自分の企画に落とし込めるかが問われます。
「テレビ局はオワコン・やめとけ」は本当か
正直に答えると、テレビ広告市場が構造的な逆風にあるのは事実で、フジは広告収入の落ち込みで業績が悪化した時期があります。一方で、TVerなど配信広告の伸びやIP(番組・アニメ・イベント)の多角展開で収益構造の転換が進んでおり、「テレビ局=斜陽」と単純に切り捨てるのも実態と合いません。
就活の観点では、①放送単体ではなく配信・IPを含むコンテンツ企業として志望動機を組むこと、②年収や知名度だけでなく不規則な現場勤務(当サイト分類ではいずれも「不規則・現場多」)への耐性を自分に問うこと、の2点を確認しておけば、入社後のギャップは大きく減らせます。就職偏差値ランキングで他業界の難易度と比べながら冷静に位置づけるのがおすすめです。
後悔しない選び方チェックリスト
- □ どの番組・コンテンツを「自分ならこう変える」と語れるか——両社の看板番組を最低3つずつ、改善案つきで言えるまで研究する
- □ 企画を形にした経験を数字で語れるか——動画・イベント・SNSなど、規模より「自分で回した」ことが重要
- □ 不規則勤務・現場対応を受け入れられるか——両社とも「不規則・現場多」の働き方が前提
- □ 安定重視か変革志向か——コンテンツの勢いと総合力の日テレ、改革期の裁量とグループの多角性のフジ
- □ キー局以外の持ち駒があるか——NHK・準キー局・制作会社・配信・広告まで広げて初めて現実的な就活計画になる

