事務職の求人を見ていると「Excelが使える方」という一文、よく目にしますよね。でも「使える」をどう伝えればいいのか分からない。そこで候補に上がりやすいのがMOSPR(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)で、その対策講座のひとつがハロー!パソコン教室オンライン校のMOS試験対策講座です。
この記事では、公式サイトの講座一覧・よくある質問・運営会社のページと、試験を運営するオデッセイ コミュニケーションズの公式ページに書かれていることだけを整理しました(情報確認日: 2026年9月26日)。口コミや体験談は載せていません。講座の料金に加えて、見落としやすい「受験料は別」という点まで、一緒に見ていきましょう。
ハロー!パソコン教室オンライン校の基本情報(公開情報で分かる範囲)
- 運営会社:株式会社イー・トラックス(京都府京都市中京区)。オンライン校は「全国に約185校を展開するパソコン教室の人気の講座を自宅に居ながらオンラインで受講できるサービス」と案内されています
- 対象:よくある質問では、教室がない地域でも登録・利用できると書かれています。年齢や経験の条件は確認できませんでした
- 料金:MOS対策講座は1講座13,200円〜20,430円(税込)の買い切り型。入会金はかからないとよくある質問に書かれています
- 対応科目:Word・Excel・PowerPointの365版と365&2019版。一般レベル(Associate)と上級レベル(Expert)があります
- 受講形式:FOM社のテキスト+オリジナルの映像授業+練習問題集。全11〜14講(約22〜28時間)、受講期間は4ヵ月
- 質問への対応:オンラインでの質問サポートはなく、サポート校での有償のプライベートレッスンが用意されています
- 取得元ページ:オンライン校のトップ、MOS講座の紹介ページ、MOS試験対策講座の一覧、よくある質問、受講の流れ、運営会社/特商法に基づく表記、MOS公式サイトの受験料ページ(いずれも2026年9月26日に確認)
MOS試験対策講座の料金と受講期間
MOS試験対策講座のカテゴリーには、2026年9月26日時点で10講座が並んでいました。
| 講座名 | 料金(税込) | 講義数・時間 |
|---|---|---|
| MOS Excel365 対策講座(一般) | 19,010円 | 全13講・約26時間 |
| MOS Word365 対策講座(一般) | 20,210円 | 全14講・約28時間 |
| MOS PowerPoint365 対策講座 | 20,430円 | 全14講・約28時間 |
| MOS Excel365 Expert対策講座(上級) | 18,910円 | 全12講・約24時間 |
| MOS Word 365 Expert 対策講座(上級) | 17,710円 | 全11講・約22時間 |
| MOS Excel 365&2019 Associate 対策講座(一般) | 19,010円 | 全13講・約26時間 |
| MOS Word 365&2019 Associate 対策講座(一般) | 20,210円 | 全14講・約28時間 |
| MOS PowerPoint 365&2019 Associate 対策講座 | 20,430円 | 全14講・約28時間 |
| MOS Excel 365&2019 Expert 対策講座(上級) | 14,400円 | 全12講・約24時間 |
| MOS Word 365&2019 Expert 対策講座(上級) | 13,200円 | 全11講・約22時間 |
受講期間はどの講座も4ヵ月です。受講の流れのページでは、「受講可能期間」は動画を見られる期間で、学習の目安時間とは別のものだと説明されています。期限が来たあとは「再購入する」ボタンから期間を延長する形で、テキスト代の実費などが引かれた価格になると書かれています。
特徴①:テキスト・映像・練習問題の3点で「操作」を身につける作り
MOS講座の紹介ページによると、教材はFOM社のテキストと、その内容を解説するオリジナルの映像授業、そしてハロー!オリジナルの練習問題集の組み合わせです。講師はMOSの資格を取得済みで、MOS対策講座には「20年以上の歴史」があると運営会社は案内しています。
MOSは知識を答える試験というより、実際にWordやExcelを操作して課題をこなす試験です。だからこそ、テキストを読むだけより、画面の動きを映像で確かめてから自分の手で練習問題を解く流れのほうが、身につきやすいんですね。ここはこの講座のいちばん分かりやすい良さだと思います。
特徴②:短期集中でも、少しずつでも進められる
紹介ページには学習プランの例が載っています。MOS Excel365 対策講座(一般)の場合、映像が約26時間、模擬試験が約2時間半。1日2時間なら2週間、1日1時間なら1か月、1日30分でも2か月で終わる計算です。よくある質問によると、動画は1.5倍速・2倍速でも再生でき、受講期間中は何度でも見返せます。
働きながらだと、1日30分でも毎日確保するのはけっこう大変です。それでも受講期間が4ヵ月あるので、忙しい週が挟まっても取り戻す余裕があります。就活の時期に合わせたいなら、試験日から逆算して「1日どれくらい使えるか」を先に決めておくと、講座を買ったあとで慌てずに済みます。
注意点①:MOS試験の受験料は講座代と別にかかる
ここ、いちばん見落としやすいところです。講座を買っても、試験を受けるお金は含まれていません。MOSを運営するオデッセイ コミュニケーションズの公式サイトでは、受験料は1科目につき一般価格12,980円、学割価格9,680円(どちらも税込)です。Word・Excel・PowerPointの一般レベルも上級レベルも、同じ金額で案内されています。
たとえばExcel365(一般)の講座19,010円に一般価格の受験料12,980円を足すと、合わせて31,990円になります。WordとExcelの2科目を取るなら、講座も受験料もそれぞれ2つ分です。学生の方は学割価格が使えるかどうかを、MOS公式サイトの「学割」のご案内で確認しておきましょう。
注意点②:講師への質問はオンラインではできない
よくある質問に「現在、オンラインでのサポートはおこなっておりません」と書かれています。分からないところを講師に聞きたい場合は、サポート校でのオフラインのプライベートレッスン(有償)を申し込む形です。
映像とテキストで一人で進められる方には問題になりにくいのですが、パソコン操作そのものに自信がない方は、つまずいたときの逃げ道が少なくなります。近くにサポート校があるか、有償レッスンがいくらかかるのかを、買う前に確認しておくと安心です。
注意点③:購入後のキャンセルと分割払いができない
特定商取引法に基づく表記とよくある質問には、「決済が完了したPDFテキスト、および動画視聴権の取消・変更・返品は一切行えません」とあります。支払いはクレジットカードか銀行振込で、サイト上で分割払いは選べません(カード会社によっては決済後に分割へ変更できる場合がある、と案内されています)。
1講座2万円前後とはいえ、あとから「別の科目にすればよかった」となっても変更はできません。まず試聴動画がある講座で映像の雰囲気を確かめ、受ける科目とバージョンを決めてから買う順番がおすすめです。
注意点④:合格率の数字と、就活・転職での扱いは慎重に読む
今回確認した公式ページの文字情報では、合格率の具体的な数字は見つかりませんでした。紹介ページにあるのは「初心者でも合格者続出!」「毎年たくさんの合格者を生み出し続けています」という運営会社の案内です。数字で比べたい方は、集計の期間と条件を問い合わせてみてください。
それと、紹介ページには「転職や就職が有利に!」という書き方もありますが、これも運営会社の案内です。MOSを選考でどう見るかは会社や職種によって違うので、この記事では「有利になる」とは言い切りません。MOSは操作スキルを示す材料のひとつなので、書類や面接では「どんな表や資料を作れるか」とセットで伝えるほうが伝わりやすいと思います。
向いている人・向いていない人
向いている人:動画を見ながら自分のペースで一人で進められる方/講座代を2万円前後に抑えつつ、教材はそろったものを使いたい方/就活や転職の時期に合わせて、2週間〜2か月で集中して仕上げたい方。
向いていない人:分からないところをその場で講師に聞きながら進めたい方/パソコンの基本操作から教わりたい方/ExcelやWordだけでなく、ほかのスキルもまとめて学びたい方(月額制で複数の講座を学べるサービスと比べたい方は資格・スキル講座のサブスクと買い切りの比較を先に読んでみてください)。
購入前に確認したいこと
このサービスは面談を通さずにそのまま買える作りなので、疑問はお問い合わせフォームやよくある質問で先に解消しておくのがおすすめです。
- 受ける科目(Word・Excel・PowerPoint)とレベル(一般・上級)、バージョン(365か365&2019か)が、受けたい試験と合っているか
- 試験の申し込みは自分で行う必要があるか、受験会場をどこで探すか(MOS公式サイトの試験会場検索)
- 合格率の数字を案内している場合、その集計期間と条件
- 近くにオフラインサポートを受けられる教室があるか、有償レッスンの料金はいくらか
- 4ヵ月で終わらなかった場合の延長料金はいくらか
- 自分のパソコンのOSとブラウザが推奨環境に入っているか
1つ目がいちばん大事です。MOSは科目ごと・バージョンごとに試験が分かれているので、講座と試験の組み合わせがずれていると、せっかくの勉強が遠回りになってしまいます。
申し込む前のチェックリスト
- 講座代と受験料(一般12,980円・学割9,680円)を足した総額を出しておく
- そもそもMOSを取るか、実務のExcelを先に固めるかを決める(ExcelとCopilotの使い方の解説で、今の仕事に何が要るかを確かめておくと判断しやすいです)
- 学生の方は、ほかにどんな資格が就活の材料になるかを大学生のうちに取りたい資格で並べて見ておく
- ほかのオンライン講座と値段を比べたいなら安いオンライン講座のランキングも見る
- 試聴動画がある講座で、映像の見やすさを確かめてから購入する
まとめ:判断の目安
公開情報から分かるのは、ハロー!パソコン教室オンライン校のMOS対策講座が、FOM社のテキスト・映像・練習問題の3点セットで1講座13,200円〜20,430円(税込)の買い切りだということです。受講期間は4ヵ月で、入会金はかかりません。その一方で、講師へのオンライン質問はなく、購入後のキャンセルもできません。試験の受験料も別にかかります。
なので判断の順番はこうなります。まず、受ける科目とバージョンを決めて、講座代と受験料を足した総額を出す。そのうえで、一人で進められそうかを試聴動画で確かめてから買う。この順番なら、「思っていたより高かった」「一人では続かなかった」という後悔を避けやすくなります。
掲載内容は公開情報を整理したものです。サービス内容・対象条件は変わることがあるので、最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください。

