医療事務PRの仕事に興味が出てきて調べ始めると、講座の数がとても多くて、どこから見ればいいのか迷ってしまいますよね。その中でよく名前が出てくるのが 日本医療事務協会 の医療事務講座です。この記事は、公式サイトと運営会社の公開ページ(情報確認日: 2026年9月26日)で確認できたことだけを整理したものです。口コミや体験談は載せていません。料金・期間・試験の受け方・就職サポートを一つずつ見ていって、最後に「申し込む前に何を確かめればいいか」まで一緒に確認していきましょう。
日本医療事務協会の基本情報(公開情報で分かる範囲)
- 運営会社:株式会社日本教育クリエイト(東京都新宿区西新宿、1975年10月設立)。公式サイトの運営者表示と運営会社の会社概要ページで確認しました
- 主な講座:医療事務講座のほか、医療事務コンピュータ講座・レセプトチェック講座・調剤薬局事務講座・介護事務講座・医師事務作業補助者養成講座
- 受講形式:医療事務講座は通学コースと通信コースの2つ。公式サイトでは、通学コースは「新宿・名古屋・大阪限定!最短5日で学ぶ通学コース」と案内されています
- 期間:通学は最短5日間(5時間×2日・6時間×3日)。通信は標準3ヶ月・最短1ヶ月で、受講の有効期間は12ヶ月です
- 受講料(教材費込み):通信37,400円(税込)、通学60,500円(税込)。確認した時点では、通信はキャンペーン価格29,920円(税込)、通学は20%OFFキャンペーンで48,400円(税込)と案内されていました
- 目指す試験:医療事務検定試験(日本医療事務協会が主催)。受験料は7,700円(税込)で、受講料とは別にかかります
- 給付金:受講料のページに「一般教育訓練給付制度:受講料の2割支給」と記載があります
- 取得元ページ:公式サイトのトップ・講座一覧・受講料・医療事務講座・通学コース・医療事務検定試験・就職サポートの各ページと、運営会社の会社概要ページ(いずれも2026年9月26日に確認)
公式サイトはこちらです:公式サイト。料金はキャンペーンで変わることがあるので、申し込む日の金額を必ず見ておいてくださいね。
特徴①:通学なら最短5日、通信なら標準3ヶ月と、期間の選び方がはっきりしている
公式サイトの通学コースのページでは、5日間のカリキュラムが日ごとに示されています。1日目は医療保険制度と受付・会計・請求の基礎。2〜3日目は基本診療料や投薬・注射などの医療費の計算。4〜5日目は手術・麻酔、検査、入院と請求事務です。通信コースは標準3ヶ月・最短1ヶ月で、テキスト(紙版・デジタル版)とカルテ問題集、ポイント動画が教材として案内されています。課題の提出はオンラインで4回、質問の回数は無制限とされています。
読者にとって何が変わるかというと、「いつまでに学び終えたいか」から逆算して選びやすいところです。たとえば仕事を辞めてから次の職場を探すまでの間に一気に学びたいなら、5日で終わる通学が合いそうです。いまの仕事を続けながら少しずつ進めたいなら、有効期間12ヶ月の通信のほうが無理がありません。ただ、通学コースは開講している地域が限られます。近くに教室がない場合は、最初から通信を前提に考えておくのがいいと思います。
特徴②:医療事務検定試験は自宅で受けられて、毎月実施されている
医療事務検定試験のページによると、試験は毎月第4日曜日に実施されます。試験問題は紙で、試験日の前日までに自宅へ届きます。テキストを見ながら解くことができ、制限時間はありません。出題は学科(正誤問題20問・記述問題5問)と実技(外来1問・入院1問の会計欄の作成)です。合格基準は「問題の総得点の70%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点」と書かれています。
合格率について、運営会社の案内では「講座受講生の合格率は94.4%(2024年度実績)」とされていて、試験全体では「平均90%前後」と書かれています。数字は運営会社が出しているもので、第三者が検証したものではありません。じつはここで大事なのは合格率の高さそのものより、自宅でテキストを見ながら受けられる試験だという仕組みのほうなんです。会場で受ける試験と比べると、受けやすさがまったく違います。そのぶん、合格したことが採用の場でどう受け止められるかは、応募先によって変わると考えておくのが自然だと思います。
特徴③:修了生向けの就職サポートがあり、受講中から使える
就職サポートのページでは、三幸医療エージェント(学校法人三幸学園グループ)がサポートを担当すると案内されています。対象は修了生で、受講中から利用できるとのことです。流れは「面談→病院見学→日程調整→書類・面接準備→面接同行→採用決定」の6ステップで、履歴書の書き方から面接まで手伝ってもらえます。就職した後も担当者のフォローがあると書かれています。
それと、派遣スタッフとして就職した場合の「受講料全額キャッシュバック制度」も案内されています。対象は医療事務講座と調剤薬局事務講座で、就職後3ヶ月継続して勤務し、雇用保険に加入していることが条件です。受講料を取り戻せるのはうれしい仕組みですが、働き方が派遣に限られる条件です。正社員やパートで働きたい人には当てはまらないので、自分の希望する働き方と合っているかを先に考えておきたいところですね。それと、就職サポートのページでは紹介事業の許可番号や求人数は確認できませんでした。
注意点①:医療事務検定試験は国家資格ではない
公式サイトの医療事務講座のページには「医療事務は国家資格などとは違い、資格がなくても仕事はできます」と書かれています。医療事務検定試験は日本医療事務協会が主催する試験で、国が認定する資格ではありません。医療事務の資格には、ほかにも別の団体が実施する試験がいくつもあります。
だからといって意味がない、という話ではありません。レセプト(診療報酬の請求書)の仕組みや点数の計算を一通り学んだことは、未経験で応募するときの説明材料になります。ただ、医療事務の求人で資格が必須かどうか、どの試験の合格を評価するかは、病院やクリニックごとに違います。応募したい地域の求人票を何件か見て、「資格の欄に何が書いてあるか」を確かめてから講座を選ぶのが確実だと思います。
注意点②:キャンペーン価格と試験料は分けて考える
受講料のページには通常の金額(通信37,400円・通学60,500円、いずれも税込)が載っていて、講座のページにはキャンペーン価格が載っています。キャンペーンは時期で変わる可能性があります。それと、医療事務検定試験の受験料7,700円(税込)は受講料とは別にかかります。
比べるときは「受講料+受験料」の合計で見るのがおすすめです。一般教育訓練給付制度を使う場合も、条件を満たしているかは自分で確認が必要です。厚生労働省の案内では、受講開始時に雇用保険の被保険者であることなど一定の要件があり、手続きはお住まいを管轄するハローワークで行います。割引(友人紹介・ペア・説明会・修了生など)と給付金を一緒に使えるかどうかは、公開情報では確認できませんでした。
注意点③:通学コースは地域と日程が限られる
通学コースは公式サイトの案内で「新宿・名古屋・大阪限定」とされていて、日程は専用の検索ページで探す形です。医療事務コンピュータ講座(通学)については「お申込みクラス以外で受講いただくことはできません」と書かれています。医療事務講座のほうは、欠席したときに他のクラスで受けられる無料振替制度と、苦手な科目をもう一度受けられる無料重複受講制度が案内されています。
5日間とはいえ、平日にまとまって通う日程が組めるかどうかは人によってかなり違いますよね。申し込む前に日程検索で「自分が通える日」が本当にあるかを見ておくと、あとで慌てずに済みます。
向いている人・向いていない人
向いている人:未経験から医療事務の基礎を短い期間でひと通り学びたい方/会場まで行かずに自宅で受けられる検定で、まず一つ区切りをつけたい方/派遣も含めて医療機関で働くことを考えていて、就職の手伝いも受けたい方。
向いていない人:国家資格を取ってから働きたい方/応募先が特定の団体の医療事務資格を指定している方/複数の講座の料金や試験を並べてから決めたい方(この場合は医療事務通信講座の比較を先に読んでみてください)。
説明会・申し込みの前に確認したい質問リスト
- 申し込む日のキャンペーン価格と、それがいつまで続くか
- 受講料と検定試験の受験料を合わせた総額、支払い方法ごとの手数料
- 通学コースで、自分が通える日程のクラスがいつあるか
- 一般教育訓練給付制度の対象になるコースはどれか、割引と一緒に使えるか
- 就職サポートで紹介される求人の働き方(派遣・正社員・パート)の割合や種類
- 受講料全額キャッシュバック制度の細かい条件(対象の就業先・期間・雇用保険)
- 通信コースで最短1ヶ月を目指す場合、1日にどれくらいの学習時間を想定しているか
この中で聞き漏らしやすいのは5つ目です。「就職サポートがある」と書いてあっても、紹介される働き方が自分の希望と違えば使いにくくなります。最初にはっきり聞いてしまうのがいちばん早いです。
申し込む前のチェックリスト
- 応募したい地域の医療事務の求人票を見て、資格が必須か・どの試験を挙げているかを確かめる
- ほかの医療事務講座と料金・試験を並べる(医療事務通信講座の比較)
- 給付金を使うなら、対象講座と自分の条件を給付金・補助金シミュレータで確かめる
- 働きながら学ぶなら、ほかのオンライン講座の型とも比べておく(働きながら資格を取るオンライン講座の比較)
- 受講料+受験料の合計と、キャンペーンの期限をメモしてから申し込む
まとめ:判断の目安
公開情報から分かるのは、短い期間で医療事務の基礎を学べること、自宅で受けられる検定が毎月あること、修了生向けの就職サポートがあることの3つです。一方で、医療事務検定試験は国家資格ではありません。求人でどれだけ評価されるかも、応募先によって変わります。
なので順番としては、まず応募したい地域の求人票で資格の扱いを確かめる、そのうえで受講料+受験料の総額と自分が通える日程を比べるのがおすすめです。この順番なら、「講座を終えたのに応募先が求める資格と違った」というずれを避けやすくなります。
掲載内容は公開情報を整理したものです。サービス内容・対象条件は変わることがあるので、最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください。

