「一度は海外で英語を勉強してみたい」と思って調べ始めると、国も学校も費用もバラバラで、どこから手をつければいいのか迷ってしまいますよね。店舗に行って相談するのはちょっと身構えるし、見積もりを取ったら断りにくくなりそう。そんな気持ち、よくわかります。
この記事では、オンライン英会話で知られる株式会社ネイティブキャンプが運営する留学エージェント ネイティブキャンプ留学 を取り上げます。公式サイトの留学ページ・利用規約・特定商取引法に基づく表記・運営会社の会社概要を読み、分かったことだけを整理しました(情報確認日: 2026年9月26日)。口コミや体験談は載せていません。費用の目安の読み方、見積もりに入らないお金、申し込んだあとのキャンセル規定まで、申し込む前に知っておきたいところを一緒に見ていきましょう。
ネイティブキャンプ留学の基本情報(公開情報で分かる範囲)
- 運営会社:株式会社ネイティブキャンプ(東京都渋谷区神南1-9-2 大畠ビル、2017年3月15日設立)。会社概要の事業内容に「留学エージェント事業」が並んでいます。利用規約の中では「NC留学」という名前でも呼ばれています
- 対象:年齢の一律の条件は公開情報では確認できませんでした。サイトには「高校生」「大学生」「社会人」などの年代別の探し方があり、利用規約では未成年の申し込みに親権者などの同意が必要とされています
- 留学先:フィリピン・カナダ・オーストラリア・アメリカ・ハワイ・イギリス・マルタ・ニュージーランド・マレーシア・アイルランド・ドバイ・ベトナム・インドネシア・南アフリカが「国から探す」に並んでいます
- 利用料:運営会社の案内では「エージェント手数料0円」。学校の費用・滞在費などは別にかかります
- 相談の形:無料のLINE留学相談(運営会社の案内では365日年中無休)と、オンラインの無料カウンセリング。実店舗は持たず、フィリピン・セブ島の自社オフィスを拠点に現地のサポートをすると案内されています
- サービスの流れ:目的整理(出発の1年半〜6ヶ月前)→国・都市選び→学校・コース選択→見積もり・申込み(4〜3ヶ月前)→渡航手続き→出発準備、の6ステップが公式に示されています
- 確認したページ:留学トップ、選ばれる理由、かんたん見積もり、マイページのよくある質問、利用規約、特定商取引法に基づく表記、運営会社の会社概要(すべて2026年9月26日に確認)
特徴①:学校ごとの週単位の料金と、国別の相場が最初から見える
留学トップを開くと、提携校の名前と1週間あたりの料金がそのまま並んでいます。たとえば「GLC ¥53,000(1週間)」「E-Room ¥40,000(1週間)」「EV Academy Main Campus ¥158,000(1週間)」といった具合です。それとは別に「語学留学の費用相場」という欄があり、期間を1週間・1ヶ月・3ヶ月・半年から切り替えて、国ごとの目安を見られます。初期表示の1ヶ月では、フィリピン約20万円〜、カナダ・オーストラリア約45万円〜、イギリス約55万円〜、アメリカ約60万円〜。運営会社はこれを「学費・滞在費・食費を含んだ平均的な相場」と説明しています。
ここ、じつはけっこう大事なんです。留学の相談でいちばん時間がかかるのは「そもそも自分の予算でどこに行けるのか」が分からない状態から始まることだと思います。国ごとの桁が先に見えていれば、たとえば「1ヶ月なら欧米、3ヶ月ならフィリピン」のように、期間と国の組み合わせを自分で先に絞れます。LINEで相談するときも「予算○万円で1ヶ月、候補はこの2校」と具体的に聞けるので、返ってくる答えもぐっと具体的になるはずです。
ただ、この相場には航空券や保険が入っていません。ページ下に「航空券、海外旅行保険、ビザ申請代、現地での娯楽費などは別途必要」「為替レートや選択する学校・部屋タイプによって費用は変動」と注記があります。ここは後の注意点で詳しく見ていきます。
特徴②:「手数料0円・最低価格保証」と、出発前後のオンライン英会話
運営会社は、自社を語学学校の「正規代理店」と説明していて、留学する人からはエージェント手数料・手配料・事前のサポート費用を受け取らないと案内しています。そのうえで「最低価格保証」として、他社のお見積りのほうが安ければ同額以下で手配するとしています。
この保証には条件があります。公式ページに書かれている適用条件は次のとおりです。
- 学校・コース・開始日・期間・滞在先・お部屋タイプなどが全く同じ条件で、一般公開されている他社のお見積りが対象
- 他社の期間限定キャンペーンやセール価格、会員限定・法人向けの特別割引、一般公開されていないクーポンや店舗限定価格は対象外
- ネイティブキャンプ留学でのお見積りが完了する前に、他社の見積書のスクリーンショットなどを提示する
読者にとって何が変わるかというと、「比べるなら先に比べておく」という順番が決まることです。見積もりが終わってから他社の安い見積もりを見つけても、この条件では使えない可能性があります。2社以上で見積もりを取るつもりなら、ネイティブキャンプ留学の見積もりを確定させる前にそろえておくのがおすすめです。
もう一つの特徴が、オンライン英会話の特典です。運営会社の案内では、回数無制限のオンライン英会話「ネイティブキャンプ」が最大6ヶ月無料で使え、その期間は「留学前に3ヶ月、帰国後に3ヶ月」のように前後で振り分けられるとされています。語学学校のクラス分けは到着時の英語力で決まることが多いので、出発前に話す練習を積んでおけるのはうれしいところです。ただ「最大」とあるとおり、何ヶ月使えるかは申し込む留学の内容で変わりそうなので、自分の場合は何ヶ月になるのかを相談で確かめておきましょう。
注意点①:見積もりに入らない費用が、けっこう大きい
いちばん正直にお伝えしたいのはここです。利用規約では、サービス料金と関連費用に含まれないものがはっきり書かれています。航空運賃(空港税・燃油サーチャージなど航空券の付随費用を含む)、一部の滞在先の保証金(デポジット)、海外留学PR保険料、パスポートとビザの申請書類作成料です。さらに、パスポート・ビザの申請費用、渡航費、現地での移動費、各種保険料は「利用者が自ら負担する」とされています。
つまり、サイトで見た「1ヶ月約20万円〜」は、あくまで学校と滞在の部分の目安です。行き先や時期によっては、航空券と保険だけでもまとまった金額になります。予算を組むときは「見積書の金額+航空券+保険+現地のおこづかい」を別々に書き出して、合計で判断するのが安心だと思います。
それと、利用規約には「申込時点では海外留学の期間と留学先のある国の情報のみに基づくサービス料金の見積りしか定まっていない」「最終的な額は留学先、宿泊先その他の詳細が定まってから確定する」とも書かれています。かんたん見積もりの金額は出発点であって、最終額ではないということです。また規約の料金の定義には「留学手配料金」「送金手数料」「学習サポート費用」といった項目名も並んでいます。手数料0円という案内と合わせて、見積書の内訳でどの項目がいくらになっているかを確かめておくと、あとで「思っていたのと違う」を防げます。支払いは銀行振込かクレジットカードで、支払手数料は利用者負担です。
注意点②:キャンセル料と変更手数料が、申し込み後9日目から動き出す
留学は計画が変わりやすいものなので、ここはぜひ申し込む前に読んでおいてほしいところです。特定商取引法に基づく表記では、申込日から起算して8日を経過するまでは申込みの撤回・契約の解除ができ、そのときキャンセル料はかからないとされています。9日目以降は、利用規約に次のキャンセル料が定められています。
| 取り消す時期(学校の開始日から数えて) | キャンセル料 |
|---|---|
| 61日前まで | 30,000円 |
| 60日前〜31日前 | 総額の30%相当額 |
| 30日前〜15日前 | 総額の70%相当額 |
| 14日前から | 総額の100%相当額 |
見落としやすいのが、規約の「申込日」が支払いが完了した日と定義されていることです。取り消しの連絡はLINEの公式アカウントへのメッセージで行う決まりになっています。また、申し込んだあとに内容を変えると変更手数料33,000円(税込)がかかり、学校の開始日の90日前を過ぎた場合、開始日を6か月以上延ばす場合、期間を半分以下にする場合は変更自体ができないとされています。
学生なら試験やゼミの日程、社会人なら休暇の取り方が決まりきらないまま申し込むと、ここで痛い思いをしかねません。私なら、日程が動かせないと確定してから支払いに進みます。迷っているうちは見積もりと相談だけにとどめておくのが安全だと思います。
もう一つ、規約には、留学先を自主的に退学した場合はその日でサポートの責任が終わること、紹介された学校や宿泊先と事前の承諾なく直接交渉してはいけないことも書かれています。現地で学校を変えたくなったときも、まずは運営側に相談する前提で考えておきましょう。
向いている人・向いていない人
向いている人:店舗に行かず、スマホとLINEで相談から手続きまで進めたい方/学校ごとの週単位の料金を見ながら、自分で候補を絞ってから相談したい方/出発前と帰国後にオンライン英会話で練習量を確保したい方。
向いていない人:対面でじっくり話しながら決めたい方/日程がまだ固まっておらず、申し込み後の変更やキャンセルが起こりそうな方/そもそも留学を就活やキャリアにどうつなげるかから考えたい方(この場合は学生の留学とキャリア戦略を先に読んでみてください)。
無料相談・カウンセリングで確認したい質問リスト
- 見積書の内訳(学費・滞在費・食費のほか、「留学手配料金」「送金手数料」「学習サポート費用」がそれぞれいくらか)
- 見積書に入らない費用の目安(航空券・海外留学保険・ビザ申請・滞在先のデポジット)と、手配の案内をどこまでしてもらえるか
- 最低価格保証を使うとき、他社の見積もりをいつまでに、どの形で出せばいいか
- オンライン英会話の無料期間は、自分の留学期間だと何ヶ月になるか。出発前と帰国後にどう分けられるか
- キャンセル料が発生し始める日は具体的に何月何日か(支払い完了日から数えて)
- 現地でのトラブルや体調不良のとき、LINEでのサポートは何時から何時まで、日本語で受けられるか
- 為替が動いたとき、支払い後に金額が変わることはあるか
この中で特に大事なのは5つ目です。キャンセル料の区切りは「学校の開始日の何日前か」で決まるので、カレンダーに具体的な日付で書き込んでおくと、判断を先延ばしにしてしまうのを防げます。
申し込む前のチェックリスト
- 公式サイトの国別相場と学校ごとの週単位の料金で、行ける国と期間の組み合わせを2〜3案に絞る
- 見積書の金額とは別に、航空券・保険・ビザ・現地の生活費を書き出して合計を出す
- 他社と比べるなら、見積もりが完了する前に他社の見積書をそろえておく
- 留学前の英語の準備を社会人の英語学習戦略やTOEIC600点の勉強法で決めておく
- 日程が動かせないと確定してから支払う(支払い完了日から8日を過ぎるとキャンセル料の対象になります)
まとめ:判断の目安
公開情報から分かるのは、ネイティブキャンプ留学が「手数料0円・最低価格保証」をうたうオンライン完結型の留学エージェントで、学校ごとの週単位の料金と国別の相場を最初から見せていることです。そのぶん、航空券・保険・ビザなど見積もりに入らない費用と、支払い完了日から動き出すキャンセル規定は、自分で押さえておく必要があります。
判断の順番としては、まず公式の相場で国と期間を絞り、LINEや無料カウンセリングで見積書の内訳と見積もり外の費用を確かめる、そのうえで日程が固まってから支払いに進む、がおすすめです。この順番なら、安さだけで決めてしまうことも、あとから予定が変わって慌てることも減らせます。最新の条件は公式サイトで確かめてくださいね。
掲載内容は公開情報を整理したものです。サービス内容・対象条件は変わることがあるので、最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください。

