ポートフォリオを独自ドメインPRで出したいと思って検索すると、「.com 0円」という大きな文字が目に入ってくるのが お名前.com です。運営はGMOインターネット株式会社。0円で取れるならうれしいですよね。ただ、ドメインは1年ごとに更新していくものなので、本当に見ておきたいのは「2年目からいくらになるか」なんです。
この記事では、お名前.comの料金一覧・Whois情報公開代行のページ・お名前.com Naviのガイドを読み比べて(情報確認日: 2026年9月26日)、初年度と更新の料金の差、最初に決めておきたい設定、やめたくなったときの手順までを一緒に整理していきます。口コミや体験談は載せていません。公式の記載と、そこから読み取れることを分けて書いていきますね。
お名前.comの基本情報(公開情報で分かる範囲)
- 運営会社:GMOインターネット株式会社(グループ本社は東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー)
- サービス:ドメインの登録・更新・移管が中心。レンタルサーバー、Whois情報公開代行などのオプションもあります
- 料金の表示:「表示価格は、全て税込」。そのうえで「サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の『サービス維持調整費』を加算」と書かれています
- 登録できる年数:最短1年から最長10年まで、1年単位で選べます(「ドメイン更新とは」のページより)
- サポート:料金ページに「24時間365日無料でサポート」とあり、問い合わせ窓口はメール・電話・チャットが案内されています。窓口ごとの受付時間は公開情報では確認できませんでした
- 運営会社の案内している数字:「登録実績4,800万件突破」「国内シェアNo.1」。シェアは、ICANNの公表数値をもとにgTLDを集計した2026年5月時点の数字という注記があります
- 取得元:公式サイトのトップ・ドメイン料金一覧・Whois情報公開代行・ドメイン更新・レンタルサーバー同時申込のページ、お名前.com Naviガイド(自動更新・移管ロック・廃止・ニュース配信停止)、GMOインターネットの会社概要(確認日: 2026年9月26日)
特徴①:主要ドメインは初年度0円から。ただし更新料金は別の数字
ドメイン料金一覧の表から、ポートフォリオでよく使われそうなものを抜き出しました(税込・1年あたり)。お名前.comの表には「サービス維持調整費含む」の切り替えがあり、両方の数字を並べています。
| ドメイン | 取得(初年度) | 更新(調整費を含めない表示) | 更新(調整費を含めた表示) |
|---|---|---|---|
| .com | 0円〜 | 1,287円〜 | 1,625円〜 |
| .net | 0円〜 | 1,507円〜 | 1,903円〜 |
| .jp | 0円〜 | 3,091円〜 | 3,902円〜 |
| .xyz | 0円〜 | 2,013円 | 2,541円 |
| .dev | 2,178円 | 3,245円 | 4,097円 |
0円になるのには条件があります。料金一覧の注記では、.com・.net・.jp・.xyzなどは「それぞれお1人様1個限り特別価格で登録」でき、2個目以降は括弧内の価格になると書かれています。たとえば .com は「0円(750円)」、ローマ字の .jp は「0円(1,860円)」です。過去に同じドメインを特別価格で買ったことがある人も、括弧内の価格になります。
ここから分かるのは、初年度の金額と2年目以降の金額がまったく別の数字だということです。.com なら、初年度0円でも2年目からは毎年1,287円〜(調整費を含めると1,625円〜)かかります。ポートフォリオのURLは名刺や職務経歴書に書くと簡単に変えられないので、「3年使ったらいくらか」で考えておくと安心です。
それと、ページによって金額の表示が違う箇所がありました。「ドメイン更新とは」のページでは .com の更新料金が1,408円、.net が1,628円と書かれていて、料金一覧の表とは一致しません。料金一覧には「ドメインの登録時期により更新料金は異なります」「更新料金は会員毎の保有件数に伴い変動」という注記もあります。最終的には、お名前.com Naviの更新画面に出る金額で確かめてくださいね。
特徴②:Whois情報公開代行とレンタルサーバーのセット
ドメインを持つと、持ち主の氏名や住所などの登録情報がWhoisという仕組みで誰でも見られる状態になります。お名前.comの説明では、ICANNにより一般公開が義務づけられている情報です。これを自分の情報の代わりに「お名前.com」の情報で公開してくれるのが Whois情報公開代行 です。
- ドメインを新しく登録するときに同時に申し込めば無料
- すでに持っているドメインにあとから設定する場合は、1ドメインにつき1,078円/年(税込)
- 登録者あてのメールを転送するオプションは、1ドメインにつき330円/年(税込)
- 法令違反のおそれがある場合や、迷惑メール・フィッシングなどに使われた場合は、代行を止めて本人の情報を載せることがあると書かれています
個人でポートフォリオを出すなら、自宅の住所や電話番号が検索で見られてしまうのは避けたいところです。取得するその場で申し込めば無料なので、ここは最初の画面で必ずチェックを入れておきたいポイントです。
レンタルサーバーとのセットも用意されています。レンタルサーバー同時申込のページでは、月額2,398円(税込)で初回の月額料金が無料、初期費用も無料、対象ドメインは2個まで「永久無料」と案内されています。永久無料の対象になったドメインは「更新手続き時に更新費用が0円に値引き」されるそうです。WordPressの簡単インストールや14日間の無料バックアップもあります。一方で、.jpドメインとサーバーを同時に申し込むと、そのドメインは60日間ほかの会社へ移管できないとも書かれています。
注意点①:自動更新は「期限の15日前」、止めるなら「16日前まで」
お名前.com Naviのガイドによると、自動更新を有効にすると、ドメイン登録期限日の15日前に自動で更新されます。更新期間は一部のドメインを除いて1年間です。ここで見落としやすいのが、次の3つです。
- 自動更新を有効にすると、Whois情報公開代行などのオプションもいっしょに自動で更新される
- 自動更新をやめたいときは、登録期限日の16日前までに手続きが必要
- 自動更新で更新が終わったあとは、キャンセルや返金はできない(ドメイン廃止のガイドより)
自動更新そのものは、うっかり失効を防ぐための大事な仕組みです。「ドメイン更新とは」のページでも、期限が切れるとサイトもメールも使えなくなり、猶予期間が過ぎると誰でも再登録できる状態になると書かれています。ポートフォリオのURLが他人のものになってしまったら困りますよね。だから、使い続けるドメインは自動更新をオンに、もう使わないドメインは期限の16日前より前にオフに。この2つをカレンダーに入れておくのがおすすめです。自動更新を使うには、先にクレジットカードの登録が必要です。
注意点②:メールの配信設定と、やめるときの手順は自分で確認する
登録すると、新ドメインの登録開始やキャンペーンのお知らせがメールで届きます。ガイドでは、お名前.com Naviにログインして「マイページ」→「会員情報の確認・変更」→「メール配信設定」から変更できると案内されています。お知らせメールは「配信なし」も選べますし、電話番号あてのSMSも止められます。ドメイン更新案内のメールも止められますが、ICANNにより送付が義務づけられている期限前の自動通知は止められないと書かれています。
やめるときの考え方も押さえておきましょう。ドメイン廃止のガイドでは、更新手続きをしなかったドメインは有効期限で自動的に廃止されると書かれていて、自動更新がオンなら16日前までにオフにする必要があります。お名前.comのレンタルサーバーも使っている場合は、サーバーの解約手続きが別に必要です。
ほかの会社へドメインを移す場合は、お名前.com側に「ドメイン移管ロック」という機能があり、ガイドには他社への移管を考えている場合は解除が必要と書かれています。移管の申請には、不正な移管を防ぐための「AuthCode(認証キー)」が要ると説明されています。ヘルプの「他の登録業者へ移管する方法」のページは取得できなかったので、細かい手順は公開情報では確認できませんでした。乗り換える前に、移管先の会社の案内とあわせて確かめてください。
向いている人・向いていない人
向いている人:ポートフォリオ用の .com などを1つ、まず安く取りたい方/ドメインの管理画面をひとつにまとめたい方/自動更新やWhois代行を自分で設定して管理できる方。
向いていない人:更新料金まで含めて最初から1つの金額で見たい方/お知らせメールの設定や更新期限の管理を後回しにしがちな方/ドメインとサーバーを1か所で契約して特典でまとめたい方。最後のケースは、サーバー側の特典でドメインを取る方法もあるので、ポートフォリオを独自ドメインで公開する方法で組み合わせを比べてみてください。
取得する前に確認したい質問リスト
ドメインの取得は数分で終わってしまうので、申込画面に進む前にこれだけは確かめておくのがおすすめです。問い合わせ窓口に聞いても、画面の表示で確かめても大丈夫です。
- 取りたいドメインの2年目以降の更新料金は、自分のアカウントだといくらになるか(調整費を含めた金額)
- 自分は「1人1個限り」の特別価格の対象か。過去に同じドメインを安く取ったことはないか
- Whois情報公開代行は、取得と同時に申し込めているか。更新のときにその料金がかかるか
- 自動更新をオンにしたとき、いっしょに更新されるオプションは何か
- お知らせメールとSMSを止める設定はどの画面か
- 将来サーバーだけ別の会社にしても、ドメインのDNS設定で問題なく使えるか
この中で見落としやすいのは3つ目と4つ目です。ドメイン本体の更新料金しか見ていないと、オプションのぶんが上乗せされて「思ったより高い」となりやすいんです。更新のときに何がいくら引き落とされるのか、一覧にしてから進めると安心です。
申し込む前のチェックリスト
- ポートフォリオを置く場所を先に決める(無料の静的ホスティングか、レンタルサーバーか。比べ方は公開方法の比較で)
- 取りたいドメインの初年度と2年目以降の料金を、調整費込みで3年分メモする
- 申込画面でWhois情報公開代行にチェックが入っているか確かめる
- 取得したらすぐに自動更新とメール配信の設定を見直し、登録期限の16日前をカレンダーに入れる
- サイトの中身づくりはエンジニアのポートフォリオサイト制作ガイドやNext.jsでポートフォリオを作る手順を参考にする
まとめ:判断の目安
公開情報で分かるのは、主要なドメインが1人1個まで初年度0円から取れること、Whois情報公開代行が取得と同時なら無料で付けられること、自動更新や移管ロックなどの管理機能がそろっていることです。その一方で、2年目からは更新料金がかかり、そこに「サービス維持調整費」が上乗せされる仕組みがあります。ページによって表示が違う箇所もあったので、最後は管理画面の金額で確かめるのが確実です。
判断の順番としては、まず取りたいドメインの更新料金を調整費込みで確認して、3年間でいくらかを出す。そのうえで、取得と同時にWhois代行を付け、自動更新とメール配信の設定をその日のうちに済ませる。この2ステップを押さえておけば、「0円」の表示に振り回されずに、長く使えるポートフォリオのURLを持てると思います。
掲載内容は公開情報を整理したものです。サービス内容・対象条件は変わることがあるので、最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください。

