Google Cloud Digital Leader 想定問題集
AI・機械学習の要点整理と想定問題
公式の試験ガイドの「セクション 3: Google Cloud の AI を活用したイノベーション」にあたる分野です。まず要点整理で全体をつかみ、下の演習で 47 問を 1 問ずつ解けます。答えると A〜D すべての解説が出ます。
この分野の小項目
- 3.1 AI・ML・生成 AI・BI の定義(3 問) AI、ML、生成 AI、データ分析、ビジネス インテリジェンスの定義を認識する。
- 3.1 エージェント型 AI が変える業界と働き方(3 問) エージェント型 AI がさまざまな業界や人々の働き方を根本的に変えている例を認識する(従業員の生産性、カスタマー サポート、販売エクスペリエンス、プロダクト イノベーション、運用、調査など)。
- 3.1 Google Cloud の AI サービスの主なメリット(3 問) Google Cloud の AI サービスの主なメリットを理解する(AI に最適なインフラストラクチャ、AI 対応のデータクラウド、高度なファーストパーティ モデル、オールインワンの AI デベロッパー プラットフォーム、事前構築済みの AI エージェントとアプリケーションなど)。
- 3.1 ML で解ける課題とビジネス価値(4 問) ML で解決できるビジネス上の問題を特定し、主なユースケースとビジネス価値を説明する(ルールベースのシステムの置き換えや簡素化、大規模データからの分析情報の引き出し、意思決定の拡張など)。
- 3.1 データ品質の 6 つの側面(4 問) 高品質で正確なデータが AI モデルの成功に不可欠な理由を説明し、データ品質の主な側面(完全性、一意性、適時性、有効性、精度、整合性など)を特定する。
- 3.1 説明可能な AI と責任ある AI(5 問) AI システムにおける説明可能な AI と責任ある AI のビジネス上の影響について説明する。
- 3.2 AI ソリューションを選ぶときの考慮点(4 問) 組織が Google Cloud AI ソリューションを選択する際に考慮すべき戦略的な事項(実装のスピード、開発の労力、ビジネスの差別化の可能性、技術的な専門知識の要件、選択肢と柔軟性など)について説明する。
- 3.2 Gemini Enterprise Agent Platform(4 問) Gemini Enterprise Agent Platform の機能を説明し、潜在的なビジネス ユースケースを特定する。
- 3.2 事前トレーニング済み API と基盤モデルの使い分け(8 問) 事前トレーニング済み API と基盤モデルを、さまざまなビジネス ユースケースと対応付ける(Agent Platform API、Vision API、Cloud Translation API、Speech-to-Text API、Gemini など)。
- 3.2 自社データでのカスタムモデル構築(3 問) 組織が独自のデータを使用してカスタムモデルを構築し、ビジネス価値を創出する方法を説明する(Agent Platform の Agent Studio、Agent Platform の AutoML など)。
- 3.2 AI Hypercomputer(GPU・TPU・柔軟な使用量モデル)(3 問) AI Hypercomputer のコア コンポーネント(GPU と TPU、業界をリードするソフトウェアとオープン標準など)と、AI ワークロードの性能・効率の向上や柔軟な使用量モデルによる費用管理で得られるメリットを認識する。
- 3.2 BigQuery ML(3 問) BigQuery ML を使用して、標準 SQL クエリによって BigQuery 内で ML モデルを作成・実行する方法と、データを柔軟に試せることについて説明する。
要点整理
AI・ML・生成 AI・BI の定義
AI・機械学習・生成 AI・BI の違い
人工知能(AI)は、言葉の理解やデータの分析など、人の知能が必要だった作業をコンピュータにさせる技術の総称です。
機械学習(ML)は AI の一部で、規則を一つずつ書く代わりに、データからパターンを学んで予測や判断をします。ML の中でも多層のニューラルネットワークを使うものをディープラーニングと呼びます。
生成 AIは、主にプロンプトをもとに文章・画像・音声・動画などの新しいコンテンツを作る AI です。
ビジネスインテリジェンス(BI)は、データを集めて分析し、戦略や日々の意思決定に使う取り組みです。BI は「何が起きたか」を集計・可視化し、ML は「これから何が起きそうか」をデータから学ぶ、と押さえると選び分けやすくなります。
学び方には、答え(正解ラベル)付きのデータで学ぶ教師あり学習、ラベルの無いデータからまとまりを見つける教師なし学習、試行錯誤と報酬で学ぶ強化学習があります。
出典: 人工知能(AI)とは/AI と機械学習の違い/機械学習とは/マルチモーダル AI とは/ビジネス インテリジェンス(BI)とは
エージェント型 AI が変える業界と働き方
エージェント型 AI と働き方の変化
AI エージェントは、ユーザーに代わって目標を追い、作業を進めるソフトウェアです。推論・計画・記憶を持ち、ある程度自律して判断します。
自律性は、AI エージェントが最も高く、AI アシスタント(提案はするが判断は人)、ボット(決めたルールどおりに動く)の順に低くなります。
エージェント型 AIは、複数のエージェントを組み合わせて複雑な業務の流れを進める仕組みです。生成 AIが広告文を作るのに対し、エージェント型 AI はそれを配信し、成果を見て戦略を調整するところまで進めます。
Google Cloud は、顧客エージェント・従業員エージェント・クリエイティブ エージェント・データ エージェント・コード エージェント・セキュリティ エージェントの 6 種類を例に挙げています。社員向けの完成品としては、社内データを横断検索し、権限に沿って答えるGemini Enterpriseがあります。
Google Cloud の AI サービスの主なメリット
Google Cloud の AI サービスの強み
試験ガイドは、AI に最適なインフラ、AI 対応のデータクラウド、高度なファーストパーティ モデル、オールインワンの開発基盤、事前構築済みのエージェントとアプリを強みとして挙げています。
インフラはTPUやGPUをまとめたAI Hypercomputer、モデルは Google が開発したマルチモーダルのGeminiが代表です。
Model Gardenでは Google・パートナー・オープンのモデルを一か所で探して試せます。Google Cloud は 200 を超えるモデルから選べると説明しており、特定のモデルに縛られない「選択肢と柔軟性」につながります。
開発基盤はGemini Enterprise Agent Platform、社員がすぐ使える完成品はGemini Enterpriseです。
出典: Google Cloud の AI/Gemini Enterprise Agent Platform(製品ページ)/Model Garden の概要/AI Hypercomputer の概要/Google のモデル(Gemini)
ML で解ける課題とビジネス価値
ML で解ける課題とビジネス価値
表現が多様で、規則が爆発的に増えてしまう作業は、例から学ぶ ML が向いています。これが「ルールベースシステムの置き換えや簡素化」です。
人が見切れない量のデータからパターンを見つけるのも ML の強みです。不正な取引の検知、需要の予測、顧客の分類、おすすめの提示などが代表例です。
ただし ML は与えたデータ以上には賢くなりません。偏ったデータで学ぶと偏った結果が出ます。大量のデータや、専門知識を持つ人材、計算資源が必要になる点も導入時の課題です。
| やりたいこと | モデルの種類 | 例 |
|---|---|---|
| 2 択を当てる | 二値分類 | 定期購入をするかどうか |
| 3 つ以上の区分から選ぶ | 多クラス分類 | 顧客をタイプ別に分ける |
| 1 つの数値を当てる | 回帰 | 来月の購入額 |
| 値の並びを見通す | 予測(forecasting) | 今後 3 か月の日別需要 |
| ラベル無しでまとまりを見つける | クラスタリング(教師なし学習) | 似た買い方の会員のグループ |
データ品質の 6 つの側面
データ品質の 6 つの側面
トレーニングデータの質が高いほど、モデルの精度は上がります。データが不完全だったり偏っていたりすると、モデルは誤ったパターンを学び、ハルシネーションの原因にもなります。
区分ごとの例の数が偏ると、モデルは多い区分ばかり答えるようになります。例の数をそろえ、実際に予測したい場面に近いデータを集めることが大切です。
| 側面 | 見るポイント | 問題の例 |
|---|---|---|
| 完全性 | 必要な情報がそろっているか | 必須の項目が空欄 |
| 一意性 | 重複が無いか | 同じ顧客が 2 行ある |
| 適時性 | 十分に新しいか(Knowledge Catalog では鮮度) | 1 か月前のまま更新されていない |
| 有効性 | 形式や範囲の基準に合っているか | 日付の書式が決まりと違う |
| 精度 | 現実と合っているか | 形式は正しいが本人の情報と違う |
| 整合性 | 複数の場所で値が一致しているか | 販売 DB と利用 DB で売上が違う |
出典: 自動データ品質の概要(Knowledge Catalog)/AI のハルシネーションとは/AutoML 入門ガイド
説明可能な AI と責任ある AI
説明可能な AI と責任ある AI
ML のモデルは、作った人でも理由を説明しにくいブラックボックスになりがちです。説明可能な AIは、特徴量ごとの寄与などで判断の理由を示し、信頼の確保やモデルの改善に役立てます。
なお、Google Cloud の製品としての Vertex Explainable AI は 2026 年 3 月 16 日に非推奨となり、2027 年 3 月 16 日以降は使えなくなると公式に案内されています。
責任ある AIは、公平性・解釈しやすさ・プライバシー・安全性に配慮して AI を作り、使う考え方です。Google は 2018 年から AI 原則を掲げています。
学習データのバイアスは、融資の審査で特定の層を不利にするような不公平な結果を生みます。専門性が高く個人の権利に関わる用途では、人による意味のある監督が必要です。
生成 AI には安全フィルタやシステム指示などの多層の対策があります。ビジネス面では、AI への信頼不足が導入の壁になっており、責任ある取り組みが顧客の信頼につながります。
出典: Vertex Explainable AI の概要/Google Cloud の責任ある AI/責任ある AI(Agent Platform の生成 AI)/安全性(責任ある AI)/エージェント型 AI とは
AI ソリューションを選ぶときの考慮点
AI ソリューションを選ぶときの考え方
選ぶときは、実装のスピード、開発の手間、差別化の可能性、必要な専門知識、選択肢と柔軟性を比べます。一般に、手軽な手段ほど早く使え、自由度の高い手段ほど差別化しやすい代わりに手間と専門性が要ります。
Google Cloud の公式資料では、AutoMLはコード不要で手早く、カスタム学習は目的・アルゴリズム・損失関数まで自由に決められる、と整理されています。
| 手段 | 必要な専門性 | 速さ・手間 | 差別化・自由度 |
|---|---|---|---|
| 事前トレーニング済み API | ML の知識は不要 | 最も早い(学習なし) | 小さい |
| AutoML | コード・データサイエンス不要 | 早い | 中(決められた目的から選ぶ) |
| BigQuery ML | SQL を書く力 | 早い(データを移さない) | 中 |
| カスタム学習 | コードとデータサイエンス | 時間がかかる | 大きい(何でも自由) |
Gemini Enterprise Agent Platform
Gemini Enterprise Agent Platform の主な機能
Gemini Enterprise Agent Platformは、企業データに根ざした AI エージェントやモデルを構築・拡大・統制・最適化するための基盤です。旧称 Vertex AI のサービスはここに統合されました。
Agent Studioはモデルを試し、システム指示やプロンプトを比べて磨く作業場です。Agent Development Kit(ADK)は、複数のエージェントが協力する仕組みをコードで作るオープンソースのフレームワークです。Model Gardenではモデルを探して試せます。
回答の正確さを高めるにはグラウンディングを使います。Google 検索や Google マップのデータ、またはRAGで自社データにつなぎ、出力を確かめられる情報源に結び付けます。根拠のリンクも示せます。
出典: Gemini Enterprise Agent Platform のドキュメント/Vertex AI からの名称変更/Agent Studio の概要/Agent Development Kit(ADK)/Model Garden の概要/グラウンディングの概要
事前トレーニング済み API と基盤モデルの使い分け
事前トレーニング済み API と基盤モデルの使い分け
決まった作業を手早く組み込むなら事前トレーニング済み API、要約・質問への回答・文章作成など幅広い作業にはGeminiのような基盤モデルを使います。
生成 AI を使うときはハルシネーションに注意します。プロンプトは、例を付けないゼロショット、例を添える少数ショット、途中の考えを段階的に書かせる思考の連鎖などを使い分けます。
| やりたいこと | 使うもの |
|---|---|
| 写真のラベル付け・文字の読み取り | Cloud Vision API |
| 音声を文字にする | Speech-to-Text API |
| 文章を音声にする | Text-to-Speech API |
| 文章を翻訳する | Cloud Translation API |
| 文章の感情・固有名を分析する | Cloud Natural Language API |
| 請求書などから項目を取り出す | Document AI |
| コンタクトセンターを AI で強化する | Contact Center AI |
| 要約・質問応答・文章作成 | Gemini |
出典: Cloud Vision API のドキュメント/Cloud Speech-to-Text のドキュメント/Cloud Text-to-Speech のドキュメント/Cloud Translation のドキュメント/Cloud Natural Language のドキュメント/Document AI のドキュメント/Contact Center AI(CCAI)Platform/プロンプト エンジニアリングとは/AI のハルシネーションとは
自社データでのカスタムモデル構築
自社データでモデルを作る・合わせる
AutoMLは、少ない手間と専門知識で、自社の画像(分類・物体検出)や表形式データ(分類・回帰・予測)のモデルを作れます。データの準備、学習、評価、推論という流れは同じです。
Geminiを自社の作業に合わせる方法は 2 つです。ラベル付きデータが少ないときや試作はプロンプトの工夫、十分なデータ(目安は 100 件以上)があり独自の作業ならファインチューニングを選びます。
毎週変わる情報のように新しさが大切な場合は、モデルを学習し直すより、RAGで最新のデータを検索して渡すほうが向いています。
出典: AutoML トレーニングの概要/AutoML 入門ガイド/モデルのチューニングの概要/検索拡張生成(RAG)とは
AI Hypercomputer(GPU・TPU・柔軟な使用量モデル)
AI Hypercomputer(GPU・TPU・使用量モデル)
AI Hypercomputerは、性能を最適化したハードウェア、オープンなソフトウェア、柔軟な使用量モデルを一体にした、AI 向けの統合システムです。
TPUは Google が独自に開発した ML 向けの ASIC で、行列計算が中心で数週間以上学習する大規模モデルに向きます。独自の演算が多いモデルはGPU、素早い試作は CPU が目安です。
| 使用量モデル | 向く使い方 |
|---|---|
| Flex-start | 最大 7 日の短い作業で、容量が空くまで待てるもの |
| Spot VM | 中断に強い短時間の作業(大きな割引) |
| 標準のリザベーション | 容量を確実に確保したい重要な作業(確約利用割引を適用) |
| Dynamic Workload Scheduler | 相互接続されたノードのまとまりを一度に確保する大規模な学習 |
出典: AI Hypercomputer の概要/AI Hypercomputer の使用量(消費)オプション/Cloud TPU の概要
BigQuery ML
BigQuery ML
BigQuery MLは、BigQueryの中でSQLを書くだけで ML のモデルを作成・実行できる機能です。Python や Java を書かなくてよく、データを別の環境へ移す必要もありません。
回帰・分類などの教師あり学習、k-means などの教師なし学習のモデルを作れます。さらに Agent Platform のモデルや Cloud AI の API を呼び出し、文章の生成や翻訳なども SQL で行えます。
データを外に出さずに、データアナリストが使い慣れた道具で試せるため、ML の利用を社内に広げやすくなります。
出典: BigQuery の ML の概要/BigQuery ML のモデルのユーザー ジャーニー/BigQuery の生成 AI の概要
演習(47 問)
結果はこのブラウザに保存され、ハブの「自分の成績」と弱点モードに使われます。
第 1 問 / 47 問
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全問と解説の一覧
正解と解説は折りたたんであります。先に自分で考えてから開いてください。
AI・ML・生成 AI・BI の定義
人工知能と機械学習の関係を説明したものとして、最も適切なものはどれですか。
A. 機械学習は AI とは別の分野で、重なる部分はない B. 機械学習は AI の一部で、データから学んで予測や判断をする C. AI は機械学習の一部で、人がルールを書く方法を指す D. AI と機械学習は同じ意味で、呼び方が違うだけである
答えと解説
正解: B 【A(不正解)】 ? 二つを切り離して考える説明です。 Google Cloud の解説では、機械学習は AI の一部とされています。別々の分野ではありません。 【B(正解)】 ? 片方がもう片方に含まれるという説明です。 正解です。機械学習は人工知能の一部(サブセット)で、明示的なルールを書かずにデータから学ぶ手法です。 【C(不正解)】 ? 包含関係を逆にした説明です。 包含関係が逆です。AI のほうが広い概念で、機械学習はその中に入ります。 【D(不正解)】 ? 二つを同じものとみなす説明です。 よく混同されますが、Google Cloud は同じ意味ではないと説明しています。AI は広い分野で、機械学習はその応用の一つです。
出典: AI と機械学習の違い/機械学習とは
社内のデータ分析を進める小売企業が、次の 4 つの作業を検討しています。単純な集計や可視化ではなく、機械学習のモデルを作るのが最も向いているものはどれですか。
A. 先月の店舗別の売上をダッシュボードにまとめる B. 部門ごとの経費を表にして前年の実績と比べる C. 毎朝の在庫数を決まった担当者にメールで送る D. 過去の購買履歴から来月の商品別の需要を予測する
答えと解説
正解: D 【A(不正解)】 ? 過去の数字を集計して見える形にする作業です。 すでに起きたことの集計と可視化はビジネスインテリジェンスのツールで足ります。モデルを作る必要はありません。 【B(不正解)】 ? 実績を比べる作業です。 実績の集計と比較は、表計算や BI のレポートで実現できます。 【C(不正解)】 ? 決まった数字を定期的に届ける作業です。 決まった値の定期配信は、単純な自動化で実現できます。学習するモデルは要りません。 【D(正解)】 ? まだ起きていない値を見積もる作業です。 正解です。過去データのパターンから将来の値を予測するのは、機械学習の典型的な使い方です。
プロンプトを受け取り、文章・画像・音声などの新しいコンテンツを作り出す人工知能の分野を何と呼びますか。
A. 生成 AI B. ビジネスインテリジェンス C. ルールベースシステム D. 教師なし学習
答えと解説
正解: A 【A(正解)】 ? ML モデルを使う AI の大きな分野の呼び名です。 正解です。生成 AIは ML モデルを使い、多くはプロンプトから文章・画像・音楽・音声・動画などを新しく作ります。 【B(不正解)】 ? データを集めて意思決定に使う取り組みです。 データを集めて分析し、日々の意思決定に使う取り組みです。新しいコンテンツを作ることは目的ではありません。 【C(不正解)】 ? 人が書いた規則で動く仕組みです。 人が書いた規則どおりに判断する仕組みで、データから学んで新しい内容を作るものではありません。 【D(不正解)】 ? ラベルの無いデータから構造を見つける学び方です。 データのまとまりを見つける学習の方法で、コンテンツを作る AI の呼び名ではありません。
エージェント型 AI が変える業界と働き方
生成 AIを活用して、注文確認から返品受付・返金処理までを利用者に代わって自律的に進めたい通販会社があります。大規模言語モデルを使う次の仕組みのうち、最も目的に合うものはどれですか。
A. 決まった質問にだけ定型文で答えるチャットボット B. 利用者の指示ごとに提案を返す AI アシスタント C. 目標に向けて計画し、ツールで処理を進めるAI エージェント D. 問い合わせ件数を集計して毎週の報告書にまとめる画面
答えと解説
正解: C 【A(不正解)】 ? あらかじめ決めたルールで応答する仕組みです。 ボットは自律性が最も低く、決められたルールに沿って動きます。複数手順の処理を任せるには向きません。 【B(不正解)】 ? 人が手順ごとに指示し、最後の判断も人がする仕組みです。 AI アシスタントは提案はできますが、判断して実行するのは利用者です。手続きを代わりに進める目的には足りません。 【C(正解)】 ? 推論・計画・記憶を持ち、自分で判断して動く仕組みです。 正解です。AI エージェントは自律性が最も高く、複数の手順を伴う処理を利用者に代わって進められます。 【D(不正解)】 ? データを見える形にまとめる道具です。 集計や可視化はできますが、返品や返金の手続きを実行することはできません。
出典: AI エージェントとは
マーケティング部門では生成 AIで広告文を作っています。次の段階としてエージェント型 AIを導入すると、何ができるようになりますか。
A. 広告文の文法ミスを人が見つけやすくなる B. 広告文をより長く、詳しく生成できるようになる C. 作った広告を配信し、効果を見て戦略を自動で調整する D. 広告画像を作るときに専用の計算機が要らなくなる
答えと解説
正解: C 【A(不正解)】 ? 人の確認作業を楽にする効果です。 文章の校正の補助は生成 AIでもできます。エージェント型 AI の特徴は、目標に向けて行動まで進めることです。 【B(不正解)】 ? 生成する文章の量に関する変化です。 文章の長さはモデルや指示で変わるもので、エージェント型 AI の本質ではありません。 【C(正解)】 ? 作るだけでなく、実行と見直しまで進める動きです。 正解です。Google Cloud は、生成した素材をエージェント型 AIが配信し、成果を追って戦略を自動で調整する例を挙げています。 【D(不正解)】 ? 処理に使う機器に関する変化です。 エージェント型 AI は AI の動かし方に関する考え方で、計算機の要否とは関係ありません。
出典: エージェント型 AI とは
人事部が、社員からの規程に関する質問への回答や社内文書の翻訳をAI エージェントに任せたいと考えています。Google Cloud が示すエージェント型 AIの種類で、最も当てはまるものはどれですか。
A. 従業員エージェント B. 顧客エージェント C. セキュリティ エージェント D. コード エージェント
答えと解説
正解: A 【A(正解)】 ? 社内の生産性の向上を担う種類です。 正解です。従業員エージェントは繰り返し作業の処理、社員の質問への回答、文書の編集や翻訳で生産性を高めます。 【B(不正解)】 ? 社外の顧客の体験を担う種類です。 顧客の要望の理解や商品の推薦など、社外の顧客対応を担う種類です。 【C(不正解)】 ? 攻撃への備えと対応を担う種類です。 攻撃の緩和や調査の迅速化で、セキュリティ態勢を強める種類です。 【D(不正解)】 ? ソフトウェア開発を担う種類です。 コードの生成や開発の支援を担う種類で、社員の質問対応は主な役割ではありません。
出典: AI エージェントとは
Google Cloud の AI サービスの主なメリット
Google Cloud の AI の強みの一つに「高度なファーストパーティ モデル」があります。Google が自社で開発し、文章や画像などをまとめて扱えるマルチモーダルの基盤モデルはどれですか。
A. BigQuery ML B. Cloud Translation API C. Agent Development Kit D. Gemini
答えと解説
正解: D 【A(不正解)】 ? SQL でモデルを作る機能です。 BigQuery の中で SQL を使ってモデルを作る機能で、Google 自社開発の基盤モデルそのものではありません。 【B(不正解)】 ? 翻訳に特化した API です。 翻訳という一つの作業に特化した事前トレーニング済み APIで、幅広い作業に使う基盤モデルではありません。 【C(不正解)】 ? エージェントを作るための枠組みです。 エージェントを開発するためのオープンソースのフレームワークで、モデルではありません。 【D(正解)】 ? Google Cloud の AI サービスで使えるモデル群の名前です。 正解です。Geminiは Google が開発したモデル群で、文章・画像・音声・動画などを扱えます。
1 つのモデルに縛られず、Google・パートナー・オープンのモデルから用途に合うものを選びたい企業があります。Gemini Enterprise Agent Platformで、多数の基盤モデルを一か所で探して試せる機能はどれですか。
A. Agent Development Kit B. Model Garden C. AI Hypercomputer D. Document AI
答えと解説
正解: B 【A(不正解)】 ? エージェントを作るためのフレームワークです。 エージェントを開発する枠組みで、モデルを選ぶためのカタログではありません。 【B(正解)】 ? Agent Platform でモデルを扱う機能の一つです。 正解です。Model Gardenは Google やパートナーのモデルを探し、試し、調整し、デプロイできるライブラリです。 【C(不正解)】 ? AI 向けの計算基盤です。 GPU や TPU などの計算基盤をまとめたもので、モデルを選ぶカタログではありません。 【D(不正解)】 ? 文書から情報を取り出すサービスです。 文書の処理に使うサービスで、さまざまなモデルを選ぶ場所ではありません。
出典: Model Garden の概要/Gemini Enterprise Agent Platform(製品ページ)
開発者がいない中堅企業が、社員にすぐAI エージェントを使わせたいと考えています。SharePoint や Jira の社内データを横断検索し、各社員の権限に沿って答える仕組みが必要です。事前トレーニング済み APIや自前の開発と比べ、最も手早い選択肢はどれですか。
A. Agent Development Kitでエージェントを一から作る B. Cloud Natural Language APIを組み込んだアプリを作る C. AutoMLで社内文書を分類するモデルを学習させる D. 既製のコネクタを備えたGemini Enterpriseを導入する
答えと解説
正解: D 【A(不正解)】 ? コードでエージェントを作る方法です。 自由度は高いものの開発者が必要です。開発者がいない会社にとって手早い方法ではありません。 【B(不正解)】 ? 文章を分析する API を使う方法です。 文章分析の部品にはなりますが、アプリの開発が必要で、権限に沿った横断検索にはなりません。 【C(不正解)】 ? 自社データでモデルを作る方法です。 表形式や画像のモデルを作る手段で、社内データの横断検索や対話の仕組みにはなりません。 【D(正解)】 ? 社員がそのまま使う完成品の製品です。 正解です。Gemini Enterpriseは SharePoint や Jira などの既製コネクタを持ち、権限に応じた検索と対話を社員に提供します。
ML で解ける課題とビジネス価値
問い合わせを種類別に振り分けるルールベースシステムが、表現の多様さに追いつかず、規則が増え続けています。機械学習に切り替える利点として、最も適切なものはどれですか。
A. 人が規則を一つずつ書く手間が今より増える B. 多数の例からパターンを学び、新しい表現にも対応できる C. 正解付きの例が無くても、すぐに高い精度が出る D. 判断の理由が、いつも規則の形で画面に表示される
答えと解説
正解: B 【A(不正解)】 ? 人が規則を書く量に関する説明です。 機械学習は規則を人が書く代わりに例から学ぶため、規則を書き足す手間は減る方向です。 【B(正解)】 ? 例から一般化する力に関する説明です。 正解です。規則が爆発的に増える場面では、例から学ぶ仕組みが必要だと Google Cloud は説明しています。 【C(不正解)】 ? 学習用の例の要否に関する説明です。 種類別の振り分けのような教師あり学習には、答え(正解ラベル)付きの例が必要です。 【D(不正解)】 ? 判断の透明性に関する説明です。 機械学習のモデルは中身が見えにくいことが多く、理由を示すには説明可能な AIなどの工夫が要ります。
出典: AutoML 入門ガイド
会員の購買データには正解ラベルが付いていません。似た買い方の会員をグループに分けたいとき、使う機械学習の方法として最も適切なものはどれですか。
A. 教師あり学習の回帰 B. 強化学習 C. 教師なし学習のクラスタリング D. ルールベースシステム
答えと解説
正解: C 【A(不正解)】 ? 答え付きのデータから数値を予測する方法です。 回帰は正解付きのデータで数値を予測する方法です。ラベルが無く、グループ分けが目的の今回には合いません。 【B(不正解)】 ? 試行錯誤と報酬で学ぶ方法です。 行動の結果に報酬を与えて学ぶ方法で、データをグループに分ける用途ではありません。 【C(正解)】 ? ラベル無しのデータからまとまりを見つける方法です。 正解です。クラスタリングはラベルの無いデータを似たもの同士に分ける手法で、顧客の分類(セグメント化)に使われます。 【D(不正解)】 ? 人が書いた規則で動く仕組みです。 機械学習ではありません。人が決めた規則では、似た会員のまとまりを自ら見つけることはできません。
スーパーが今後 3 か月の商品ごとの日別需要を見積もり、前もって在庫をそろえたいと考えています。AutoMLで表形式データのカスタムモデルを作るとき、選ぶべきモデルの種類はどれですか。
A. 予測(forecasting) B. 二値分類(binary) C. 多クラス分類(multi-class) D. 回帰(regression)
答えと解説
正解: A 【A(正解)】 ? 値の並びを時系列で見通す種類です。 正解です。AutoML の予測モデルは値の並びを予測します。日別の需要を見積もって在庫を準備する例が公式に示されています。 【B(不正解)】 ? はい/いいえの 2 択を当てる種類です。 2 つのうちどちらかを当てる種類で、日ごとの数量の並びは予測できません。 【C(不正解)】 ? 3 つ以上の区分から 1 つを選ぶ種類です。 顧客をタイプ別に分けるような場面で使う種類で、数量の並びの予測には使いません。 【D(不正解)】 ? 1 つの連続した数値を当てる種類です。 来月の購入額のように 1 つの数値を出す種類です。日ごとの値の並びを見通すなら予測を選びます。
カード会社が、人の目では追い切れない量の取引から、不審な取引をすぐに見つけたいと考えています。機械学習がデータ分析にもたらす価値として、最も当てはまるものはどれですか。
A. 取引データを保存する費用そのものが要らなくなる B. 大量のデータからパターンを見つけ、判断の規模を広げられる C. 不正の判定に使う過去のデータを集めなくてよくなる D. どんな手口の不正でも 1 件も見逃さなくなる
答えと解説
正解: B 【A(不正解)】 ? 保存の費用に関する効果です。 機械学習を使っても、データを保存する費用はかかります。 【B(正解)】 ? 大規模なデータと意思決定の規模に関する価値です。 正解です。銀行やカード会社が大量の取引から不審な動きを即時に見つける用途は、機械学習の代表例です。 【C(不正解)】 ? データ収集の要否に関する効果です。 機械学習は学習にデータが必要です。データ集めが不要になることはありません。 【D(不正解)】 ? 検知の完全さに関する効果です。 機械学習でも見逃しや誤検知は起こりえます。完全な検知を約束するものではありません。
出典: 機械学習とは
データ品質の 6 つの側面
日付は「YYYY/mm/dd」で記録する決まりですが、「08-12-2019」の形の値が混ざっていました。トレーニングデータに使う前に直すべき、データ品質のどの側面の問題ですか。
A. 一意性 B. 完全性 C. 適時性 D. 有効性
答えと解説
正解: D 【A(不正解)】 ? 重複が無いかを見る側面です。 同じデータが重複していないかを見る側面で、形式の違いとは別の問題です。 【B(不正解)】 ? 必要な情報がそろっているかを見る側面です。 値の欠けを見る側面です。今回は値はあるものの形式が違うという問題です。 【C(不正解)】 ? データが十分に新しいかを見る側面です。 いつ更新されたかを見る側面で、記録の形式とは関係がありません。Knowledge Catalog では「鮮度」と呼びます。 【D(正解)】 ? 決められた形式や範囲に合っているかを見る側面です。 正解です。有効性は、形式や許容範囲などの基準にデータが合っているかを評価します。
同じ商品の売上高が、販売データベースと利用状況データベースで違う値になっていました。このデータ品質の問題は、機械学習の結果にも影響します。何と呼ぶ側面の問題ですか。
A. 整合性 B. 一意性 C. 完全性 D. 有効性
答えと解説
正解: A 【A(正解)】 ? 複数の場所で同じ値になっているかを見る側面です。 正解です。整合性は、表や列など複数の場所でデータの値が一致しているかを見ます。公式にも売上高の食い違いの例があります。 【B(不正解)】 ? 重複が無いかを見る側面です。 重複の有無を見る側面です。二つのデータベースで値が食い違う問題とは別です。 【C(不正解)】 ? 必要な情報がそろっているかを見る側面です。 値の欠けを見る側面です。今回は値はそろっていて、食い違っていることが問題です。 【D(不正解)】 ? 決められた形式や範囲に合っているかを見る側面です。 形式や範囲の基準を見る側面です。どちらの値も形式は正しくても、食い違いは起こります。
顧客台帳の髪の色の欄に「茶色」とあり、形式も選択肢の範囲内でした。しかし本人の髪は茶色ではありません。データ品質のどの側面の問題で、トレーニングデータにどう響きますか。
A. 有効性の問題で、形式が合わないため学習に使えない B. 一意性の問題で、重複した行がモデルの判断を偏らせる C. 精度の問題で、誤った値からモデルが誤ったパターンを学ぶ D. 適時性の問題で、古いデータのため予測が遅くなる
答えと解説
正解: C 【A(不正解)】 ? 形式に注目した見方です。 値は形式と選択肢の範囲に合っているので、有効性は満たしています。 【B(不正解)】 ? 重複に注目した見方です。 同じ行が重複しているという話ではありません。 【C(正解)】 ? 値が現実と合っているかに注目した見方です。 正解です。有効なデータが正確とは限りません。不正確なデータで学ぶと、モデルが誤ったパターンを学ぶおそれがあります。 【D(不正解)】 ? 更新時期に注目した見方です。 更新時期の問題ではありません。また、データの新しさは予測の速さを左右するものではありません。
建物の写真を分類するAutoMLのモデルを作ります。トレーニングデータの 8 割が現代風の一戸建ての写真でした。起こりやすい問題として、最も適切なものはどれですか。
A. 学習に時間がかかりすぎて、モデルが完成しない B. 写真の解像度が自動で下がり、全体の精度が落ちる C. 多い区分ばかり答え、少ない区分を当てにくくなる D. 現代風の一戸建ての写真だけ、当たりにくくなる
答えと解説
正解: C 【A(不正解)】 ? 学習時間に関する見方です。 偏りによる主な問題は学習時間ではなく、予測が多い区分に引っぱられることです。 【B(不正解)】 ? 画質に関する見方です。 ラベルの偏りと写真の解像度は関係がありません。 【C(正解)】 ? 区分ごとの例の数の差に関する見方です。 正解です。正解ラベルが偏ると、モデルは多い区分を答えるのが安全だと学びます。区分ごとの例の数をそろえるのが基本です。 【D(不正解)】 ? 多い区分の当たりやすさに関する見方です。 多い区分はむしろ当たりやすくなります。困るのは例の少ない区分です。
出典: AutoML 入門ガイド
説明可能な AI と責任ある AI
機械学習のモデルは、作った人でも、なぜその推論になったかを説明しにくい「ブラックボックス」になりがちです。予測や判断の理由を、人が理解できる形で示す考え方を何と呼びますか。
A. 説明可能な AI B. 生成 AI C. RAG D. AutoML
答えと解説
正解: A 【A(正解)】 ? AI の信頼性に関わる考え方の一つです。 正解です。説明可能な AIは、モデルがどう振る舞い、学習データがどう影響したかを理解しやすくし、信頼や改善につなげます。 【B(不正解)】 ? 新しいコンテンツを作る AI です。 文章や画像を新しく作る AI の分野で、判断の理由を示す考え方そのものではありません。 【C(不正解)】 ? 回答の前に関連する情報を検索する手法です。 回答を外部の情報に結び付ける手法です。予測モデルの判断の理由を説明する考え方とは別です。 【D(不正解)】 ? 少ない手間でモデルを作る機能です。 専門知識が少なくてもモデルを作れる機能で、判断の理由を示す考え方を指す言葉ではありません。
銀行が機械学習で融資の審査を自動化したところ、特定の属性の申込者だけ承認率が大きく下がりました。責任ある AIの観点で、まず疑うべき点はどれですか。
A. 審査モデルを動かすGPUの性能が足りない B. 審査結果を返すまでの応答速度が遅すぎる C. 申込画面のデザインが利用者に分かりにくい D. 学習データやモデルにバイアスがあり、公平性を欠いている
答えと解説
正解: D 【A(不正解)】 ? 計算機の性能に関する見方です。 計算性能は処理の速さに関わるもので、特定の属性だけ結果が偏る理由にはなりません。 【B(不正解)】 ? 処理の速さに関する見方です。 応答の速さは、結果が公平かどうかとは関係がありません。 【C(不正解)】 ? 画面の使いやすさに関する見方です。 画面の問題では、特定の属性の承認率だけが下がることを説明できません。 【D(正解)】 ? データの偏りと扱いの公平さに関する見方です。 正解です。偏ったデータで学ぶと偏った結果が出ます。融資の AI が特定の層に不利に働かないよう配慮が必要だと Google Cloud は説明しています。
出典: エージェント型 AI とは/機械学習とは
保険会社が機械学習で解約しそうな顧客を予測しています。担当者が、どの項目が予測に強く効いたかを顧客ごとに確かめたいとき、役立つ説明可能な AIの手法はどれですか。
A. トレーニングデータの件数を増やす B. 特徴量ごとの寄与を確かめる C. モデルをGPUで動かして速くする D. プロンプトを短く書き直す
答えと解説
正解: B 【A(不正解)】 ? データの量を変える方法です。 精度の向上には役立ちえますが、個々の予測の理由は分かりません。 【B(正解)】 ? 入力の各項目が予測にどれだけ効いたかを示す方法です。 正解です。特徴量の寄与(feature attribution)は、各特徴量が個々の予測にどれだけ影響したかを示します。 【C(不正解)】 ? 処理の速さを上げる方法です。 速さは上がっても、予測の理由は示されません。 【D(不正解)】 ? 生成 AI への指示を変える方法です。 生成 AI への指示の工夫で、表形式データの予測モデルの理由を示す方法ではありません。
医療機関が生成 AIで患者向けの説明文を作ろうとしています。専門性が高く、個人の権利に大きく関わる用途です。Google Cloud が示す責任ある AIの考え方に最も沿う進め方はどれですか。
A. 出力をそのまま患者に送り、問題が出たら止める B. 安全フィルタを最も強くして、人の確認を省く C. 英語で生成してから翻訳し、言語の差をなくす D. 専門分野のデータで調整し、人が意味のある監督を行う
答えと解説
正解: D 【A(不正解)】 ? 運用を始めてから対応する進め方です。 影響の大きい用途で、問題が起きてからの対応だけに頼るのは危険です。事前の安全性テストが勧められています。 【B(不正解)】 ? 技術的な対策だけに頼る進め方です。 フィルタは有害な表現を抑えますが、専門的な内容の正確さまでは保証しません。 【C(不正解)】 ? 言語の扱いを工夫する進め方です。 言語や方言によって品質に差が出うると Google Cloud は注意しています。翻訳すれば差が消えるわけではありません。 【D(正解)】 ? モデルの調整と人の関与を組み合わせる進め方です。 正解です。専門的で権利に関わる用途では、分野のデータでの調整と、人による意味のある監督が必要だと公式に示されています。
生成 AIの導入を検討する経営会議で、責任ある AIに取り組むとビジネスに何の得があるのかと質問されました。Google Cloud の説明に最も沿う答えはどれですか。
A. モデルの学習費用が必ず半分以下になる B. 顧客の信頼を得て保ち、AI 導入の壁を下げられる C. 法令の確認や社内の審査が一切不要になる D. AI の判断に人が関わる必要がなくなる
答えと解説
正解: B 【A(不正解)】 ? 費用に関する効果です。 責任ある AI は費用の削減を約束する考え方ではありません。 【B(正解)】 ? 信頼と導入に関する効果です。 正解です。AI への信頼の不足は企業での導入の壁になっており、責任ある取り組みが信頼を得ると Google Cloud は説明しています。 【C(不正解)】 ? 手続きに関する効果です。 責任ある AI は評価や審査を重視する考え方です。確認を不要にするものではありません。 【D(不正解)】 ? 人の関与に関する効果です。 影響の大きい場面では、むしろ人による監督が重要だとされています。
AI ソリューションを選ぶときの考慮点
EC サイトが、商品説明を 2 週間で多言語に対応させたいと考えています。社内に機械学習の専門家はおらず、カスタムモデルを作る余裕もありません。最も適した方法はどれですか。
A. 自社の対訳データで翻訳モデルを一から学習させる B. AutoMLで商品画像の分類モデルを作る C. Cloud Translation APIを呼び出して翻訳する D. BigQuery MLで売上の予測モデルを作る
答えと解説
正解: C 【A(不正解)】 ? 独自のモデルを作る方法です。 時間と専門知識が必要で、2 週間・専門家なしという条件に合いません。 【B(不正解)】 ? 自社データで画像のモデルを作る方法です。 画像の分類は、多言語化という目的に合いません。 【C(正解)】 ? 学習済みの翻訳機能をそのまま使う方法です。 正解です。事前トレーニング済み APIなら学習なしですぐに組み込め、実装のスピードと手間の面で条件に合います。 【D(不正解)】 ? SQL で予測モデルを作る方法です。 売上の予測は、今回の目的とは異なります。
製薬会社が、自社だけが持つ実験データをトレーニングデータにして独自の予測モデルを作り、差別化の柱にしたいと考えています。データサイエンティストがいて、独自の損失関数も使いたい考えです。最も適した機械学習の手段はどれですか。
A. Agent Platformのカスタム学習 B. 事前トレーニング済み APIをそのまま組み込んで使う C. AutoMLで決められた目的のモデルを作る D. Gemini Enterpriseの社内検索とエージェントを使う
答えと解説
正解: A 【A(正解)】 ? 学習用のコードを自分で書く手段です。 正解です。カスタム学習なら目的・アルゴリズム・損失関数まで自由に決められ、差別化につなげやすい手段です。 【B(不正解)】 ? 学習済みの汎用機能を使う手段です。 すぐ使えますが、自社データに特化したモデルにはならず、差別化は生まれにくい手段です。 【C(不正解)】 ? コードを書かずにモデルを作る手段です。 手軽ですが、決められた目的から選ぶ必要があり、独自の損失関数は使えません。 【D(不正解)】 ? 社員向けの完成品の製品です。 社内情報の検索や対話のための製品で、独自の予測モデルを作る手段ではありません。
出典: トレーニング方法を選択する
マーケティング部に顧客ごとの購買実績表(答え付き)がありますが、プログラムを書ける人はいません。自社データでカスタムモデルを作るとき、必要な技術力の面で最も合う機械学習の手段はどれですか。
A. カスタム学習 B. AutoML C. BigQuery ML D. Agent Development Kit
答えと解説
正解: B 【A(不正解)】 ? 学習用のコードを自分で書く手段です。 学習用のプログラムを書く力と、データサイエンスの知識が必要です。 【B(正解)】 ? Agent Platform で自社データからモデルを作る手段の一つです。 正解です。AutoML はデータサイエンスの知識もプログラミングも不要で、表形式データの分類や回帰のモデルを作れます。 【C(不正解)】 ? SQL でモデルを作る手段です。 データサイエンスの知識は少なくてよいものの、SQL を書く力が必要です。コードを書ける人がいない今回は AutoML が合います。 【D(不正解)】 ? エージェントを開発するための枠組みです。 エージェントを作るためのもので、コードも必要です。表形式データの予測モデルを作る手段ではありません。
出典: トレーニング方法を選択する
AI 導入の手段を「実装の速さ」と「差別化と自由度」で比べています。事前トレーニング済み API・AutoML・カスタム学習の関係を表したものとして、最も適切なものはどれですか。
A. API は手間が最も大きく、カスタム学習が最も早く使える B. AutoML は API より手軽で、自由度もカスタム学習より高い C. 3 つとも、手間と自由度の大きさに違いはない D. API が最も早く使え、カスタム学習は自由度も手間も最も大きい
答えと解説
正解: D 【A(不正解)】 ? 手軽さの順番を逆にした見方です。 順番が逆です。カスタム学習はコードの開発が要るため、使い始めるまでの時間が最も長くなります。 【B(不正解)】 ? AutoML を両方の良いところ取りとみる見方です。 AutoML はデータの準備と学習が要るので API より手間がかかり、決められた目的しか選べないため自由度はカスタム学習より低くなります。 【C(不正解)】 ? 差が無いとみる見方です。 必要な専門知識や学習にかかる時間、選べる目的の幅は手段ごとに大きく違います。 【D(正解)】 ? 手軽さと自由度が逆向きになるという見方です。 正解です。API は学習なしで使え、AutoML は少ない手間で自社データのモデルを作れます。カスタム学習は自由度が最も高い分、専門性と時間が要ります。
Gemini Enterprise Agent Platform
旧称 Vertex AI のサービスを引き継いだGemini Enterprise Agent Platformの説明として、最も適切なものはどれですか。
A. AI エージェントやモデルを構築・拡大・統制・最適化する開発基盤 B. 社員が社内データを検索して使う、完成品の AI アプリ C. 画像から文字や物体を検出するための専用の API D. GPU や TPU を貸し出すだけの計算基盤
答えと解説
正解: A 【A(正解)】 ? 開発者が AI を作って運用するための土台です。 正解です。Agent Platform は、企業データに根ざしたエージェントを構築・拡大・統制・最適化するための基盤です。Vertex AI のサービスはここに統合されました。 【B(不正解)】 ? 社員がそのまま使う製品です。 これはGemini Enterpriseの説明です。Agent Platform は開発者がエージェントやモデルを作る基盤です。 【C(不正解)】 ? 画像の分析に特化した機能です。 これはCloud Vision APIの説明です。 【D(不正解)】 ? 計算資源を提供する仕組みです。 計算基盤はAI Hypercomputerの役割です。Agent Platform はモデルやエージェントの開発と運用までを扱います。
出典: Gemini Enterprise Agent Platform のドキュメント/Vertex AI からの名称変更
開発チームがGeminiなどのモデルを試し、システム指示を自動で作って、プロンプトごとの違いを並べて比べたいと考えています。Gemini Enterprise Agent Platformで使う機能として、最も適切なものはどれですか。
A. Agent Development Kit B. BigQuery ML C. Agent Studio D. AI Hypercomputer
答えと解説
正解: C 【A(不正解)】 ? コードでエージェントを作る枠組みです。 コードでエージェントを開発・評価・デプロイする枠組みで、画面上で指示を並べて比べる作業場ではありません。 【B(不正解)】 ? SQL でモデルを作る機能です。 BigQuery の中で SQL を使ってモデルを作る機能です。 【C(正解)】 ? モデルを試して指示を磨く作業場です。 正解です。Agent Studioはモデルを探して試し、システム指示の自動生成や並べての比較ができる共同作業スペースです。 【D(不正解)】 ? AI 向けの計算基盤です。 GPU や TPU などの計算資源をまとめた基盤で、プロンプトを比べる道具ではありません。
出典: Agent Studio の概要
エンジニアが、役割の違う複数のAI エージェントが協力して仕事を分担する仕組みを、Python のコードで作りたいと考えています。Gemini Enterprise Agent Platformで使える、オープンソースの開発フレームワークはどれですか。
A. Gemini Enterprise B. Cloud Vision API C. Agent Development Kit D. Cloud Natural Language API
答えと解説
正解: C 【A(不正解)】 ? 社員向けの完成品の製品です。 社員が検索や対話に使う製品で、開発フレームワークではありません。 【B(不正解)】 ? 画像を分析する API です。 画像の分析機能で、エージェントを作る枠組みではありません。 【C(正解)】 ? エージェントを開発するための枠組みです。 正解です。ADK はオープンソースのフレームワークで、複数のエージェントが協力・分担する仕組みを作れます。Python のほか TypeScript・Go・Java に対応します。 【D(不正解)】 ? 文章を分析する API です。 文章の感情や固有名を分析する機能で、エージェントを作る枠組みではありません。
大規模言語モデルを使う社内規程のチャットボットが、規程に無い手当をもっともらしく答えるハルシネーションを起こしました。回答を社内文書に結び付け、根拠のリンクも示したいとき、最も適した対策はどれですか。
A. 社内文書を検索して根拠にするRAGでグラウンディングする B. 同じ質問を何度も送り、多かった回答を採る C. モデルをTPUで動かして処理を速くする D. 回答の文字数の上限を今より短く設定する
答えと解説
正解: A 【A(正解)】 ? 回答を確かめられる情報源に結び付ける方法です。 正解です。グラウンディングは出力を検証できる情報源に結び付け、ハルシネーションを減らします。根拠へのリンクも示せます。 【B(不正解)】 ? 回答を繰り返し得て比べる方法です。 根拠となる文書に結び付かないため、同じ誤りが繰り返されるおそれがあります。 【C(不正解)】 ? 計算資源を変える方法です。 処理は速くなっても、回答の正しさは変わりません。 【D(不正解)】 ? 出力の長さを変える方法です。 短くしても、根拠の無い内容が混ざることは防げません。
事前トレーニング済み API と基盤モデルの使い分け
フリマアプリが、出品写真に写った物のラベル付けと、写真の中の文字の読み取りを自動化したいと考えています。カスタムモデルは作らない前提で、最も適した事前トレーニング済み APIはどれですか。
A. Speech-to-Text API B. Cloud Translation API C. Cloud Natural Language API D. Cloud Vision API
答えと解説
正解: D 【A(不正解)】 ? 音声を文字にする API です。 音声の文字起こしに使う API で、写真は扱いません。 【B(不正解)】 ? 文章を翻訳する API です。 文章の翻訳に使う API で、写真に写った物は判別できません。 【C(不正解)】 ? 文章の意味や感情を分析する API です。 文章の分析に使う API で、画像の分析はできません。 【D(正解)】 ? 画像を分析する API です。 正解です。Cloud Vision APIは画像のラベル付け、顔やランドマークの検出、文字の読み取り(OCR)などをアプリに組み込めます。
コールセンターが通話の録音を文字にして、あとで検索できるようにしたいと考えています。機械学習の専門家はいません。まず使うべき事前トレーニング済み APIはどれですか。
A. Text-to-Speech API B. Speech-to-Text API C. Cloud Vision API D. Document AI
答えと解説
正解: B 【A(不正解)】 ? 文章を音声にする API です。 変換の向きが逆です。文章を自然な音声にする API です。 【B(正解)】 ? 音声を文字にする API です。 正解です。Speech-to-Text APIは音声を送ると文字起こしの結果を返します。 【C(不正解)】 ? 画像を分析する API です。 画像の分析に使う API で、音声は扱いません。 【D(不正解)】 ? 文書から情報を取り出すサービスです。 請求書などの文書を処理するサービスで、通話の音声は扱いません。
出典: Cloud Speech-to-Text のドキュメント/Cloud Text-to-Speech のドキュメント
ホテルが大量の口コミの文章から、好意的か否定的かの傾向と、話題に出た施設名をつかみたいと考えています。非構造化データの文章をそのまま扱える、最も適した事前トレーニング済み APIはどれですか。
A. Cloud Translation API B. Speech-to-Text API C. Cloud Vision API D. Cloud Natural Language API
答えと解説
正解: D 【A(不正解)】 ? 文章を翻訳する API です。 言語を置き換える API で、感情の傾向や施設名の抽出はしません。 【B(不正解)】 ? 音声を文字にする API です。 音声が対象で、すでに文章になっている口コミの分析には使いません。 【C(不正解)】 ? 画像を分析する API です。 写真の分析に使う API で、文章の感情は分析しません。 【D(正解)】 ? 文章の意味や感情を分析する API です。 正解です。Cloud Natural Language APIは感情分析やエンティティ分析(固有名の抽出)などを提供します。
経理部が、取引先ごとに書式の違う請求書の PDF から、金額や支払期日を取り出して表にまとめたいと考えています。非構造化データを構造化データに変えるのに最も適したサービスはどれですか。
A. Cloud Translation API B. Document AI C. Text-to-Speech API D. BigQuery ML
答えと解説
正解: B 【A(不正解)】 ? 文章を翻訳する API です。 言語を変えるだけで、金額や期日を項目として取り出すことはしません。 【B(正解)】 ? 文書から必要な情報を取り出すサービスです。 正解です。Document AIは文書の非構造化データを構造化データに変え、文書処理のアプリを作れるようにします。 【C(不正解)】 ? 文章を音声にする API です。 文章を読み上げる API で、表にまとめる用途ではありません。 【D(不正解)】 ? SQL でモデルを作る機能です。 表になったデータでモデルを作る機能で、PDF から項目を取り出す道具ではありません。
営業部が、図表入りの長い報告書を読み込ませて、要点の要約と、内容への自由な質問への回答を得たいと考えています。事前トレーニング済み APIと基盤モデルのどちらを使うかを考えるとき、最も適切な選択はどれですか。
A. Cloud Vision APIで図表の中の文字だけ読み取る B. Cloud Natural Language APIで文章の感情を分析する C. マルチモーダルなGeminiに資料を渡して指示する D. Speech-to-Text APIで読み上げた音声を文字にする
答えと解説
正解: C 【A(不正解)】 ? 画像から文字などを検出する方法です。 文字は読み取れても、要約や自由な質問への回答はできません。 【B(不正解)】 ? 文章の感情や固有名を調べる方法です。 決まった種類の分析はできますが、要約や自由な質問への回答には向きません。 【C(正解)】 ? 文章と画像をまとめて扱う生成 AI を使う方法です。 正解です。Gemini は文章や画像などを扱える基盤モデルで、要約や質問への回答のように幅広い作業に使えます。 【D(不正解)】 ? 音声を文字にする方法です。 資料はすでに文書なので、音声の文字起こしは目的に合いません。
出典: マルチモーダル AI とは/基盤モデルとは
通信会社が、電話・チャット・SMS の顧客対応を 1 つの基盤にまとめ、AI によるセルフサービスと、オペレーターへの会話のガイドを入れたいと考えています。事前トレーニング済み APIを個別に組み合わせて作る代わりに、人工知能を備えたコンタクトセンター向けのソリューションとして最も適したものはどれですか。
A. Contact Center AI B. Looker C. Speech-to-Text API D. Knowledge Catalog
答えと解説
正解: A 【A(正解)】 ? 顧客対応の業務に関わる Google Cloud の製品です。 正解です。Contact Center AI Platform は複数のチャネルを 1 つにまとめ、AI によるセルフサービスや振り分け、オペレーターの支援を提供します。 【B(不正解)】 ? データを分析して共有する BI の基盤です。 データの分析と可視化の基盤で、顧客対応のチャネルをまとめる製品ではありません。 【C(不正解)】 ? 音声を文字にする API です。 部品の一つにはなりえますが、チャネルの統合やオペレーター支援までを含むソリューションではありません。 【D(不正解)】 ? データを整理・統制する仕組みです。 データの発見や品質の管理に使うもので、コンタクトセンターの製品ではありません。
生成 AIが、存在しないウェブページへのリンクを根拠として、もっともらしく示しました。基盤モデルを業務で使うときに注意すべき、この現象を何と呼びますか。
A. グラウンディング B. ハルシネーション C. ファインチューニング D. 推論
答えと解説
正解: B 【A(不正解)】 ? 出力を確かめられる情報源に結び付けることです。 ハルシネーションを減らすための対策の名前で、現象そのものではありません。 【B(正解)】 ? 生成 AI の出力の性質に関わる言葉です。 正解です。ハルシネーションは AI が誤った、または誤解を招く結果を出す現象で、存在しないリンクを作ることもあります。 【C(不正解)】 ? 自社データでモデルを追加学習させることです。 モデルを用途に合わせる方法の名前で、今回の現象を指す言葉ではありません。 【D(不正解)】 ? 学習済みモデルで答えを出すことです。 モデルが答えを出す処理全般を指す言葉で、誤りの現象の名前ではありません。
社員がGeminiに問い合わせメールの分類を頼むとき、期待する入力と出力の例を 2〜3 組添えてから本題を書くことにしました。このプロンプトの書き方を何と呼びますか。
A. ゼロショット プロンプト B. 思考の連鎖(Chain of Thought)プロンプト C. ファインチューニング D. 少数ショット(few-shot)プロンプト
答えと解説
正解: D 【A(不正解)】 ? 例を付けずに直接指示する書き方です。 例を付けずに指示や質問だけを与える書き方です。今回は例を添えています。 【B(不正解)】 ? 途中の考えを段階的に書かせる書き方です。 複雑な推論を途中の段階に分けて進めさせる書き方で、例を添えることとは別です。 【C(不正解)】 ? モデルそのものを追加学習させる方法です。 プロンプトの書き方ではなく、データでモデルの重みを調整する方法です。 【D(正解)】 ? プロンプトの書き方の一つです。 正解です。望ましい入力と出力の組を 1 つ以上先に示すと、モデルが作業を理解しやすくなります。
出典: プロンプト エンジニアリングとは
自社データでのカスタムモデル構築
部品メーカーが、自社工場で撮った部品の写真に「良品」「傷あり」の正解ラベルを付けて持っています。ML の専門家はいませんが、自社部品に合った判定モデルを作りたい考えです。カスタムモデルを作る方法として最も適切なものはどれですか。
A. AutoMLで画像分類モデルを学習させる B. Cloud Vision APIの一般的なラベル検出を使う C. BigQuery MLで時系列の予測モデルを作る D. Gemini Enterpriseで社内文書を検索する
答えと解説
正解: A 【A(正解)】 ? Agent Platform で自社データからモデルを作る機能を使う方法です。 正解です。AutoML は少ない手間と専門知識で、自社の画像データから分類や物体検出のモデルを作れます。 【B(不正解)】 ? 汎用の学習済み機能を使う方法です。 一般的な物の名前は付けられますが、自社部品の良否のような独自の区分は学んでいません。公式も独自の用途には AutoML などを案内しています。 【C(不正解)】 ? SQL で数値の予測モデルを作る方法です。 数値の並びを予測する選択で、写真の良否判定には合いません。 【D(不正解)】 ? 社員向けの検索と対話の製品です。 文書の検索や対話の製品で、画像の判定モデルは作れません。
保険会社が、自社独自の書式と言い回しで査定メモを書くようGeminiに求めています。プロンプトの工夫では限界があり、答え付きの例は数千件あります。最も適した次の一手はどれですか。
A. 例を外して、指示だけのゼロショットに切り替える B. Cloud Translation APIで文章を言い換える C. ファインチューニングでモデルを自社データに合わせる D. Cloud Natural Language APIに切り替える
答えと解説
正解: C 【A(不正解)】 ? 例を付けずに指示する方法です。 例を減らすと、独自の書式はむしろ伝わりにくくなります。 【B(不正解)】 ? 文章を翻訳する方法です。 翻訳の API で、独自の書式や言い回しを身につけさせることはできません。 【C(正解)】 ? 答え付きのデータで追加学習させる方法です。 正解です。ラベル付きデータが十分にあり(公式の目安は 100 件以上)、複雑で独自の作業では、ファインチューニングが有効です。 【D(不正解)】 ? 文章を分析する API を使う方法です。 文章の分析はできますが、独自の書式で文章を作ることはできません。
出典: モデルのチューニングの概要
家電メーカーのサポート窓口で、毎週変わる製品仕様や在庫の情報をもとに生成 AIに答えさせたいと考えています。モデルのトレーニングデータは過去のある時点までのものです。最も適した方法はどれですか。
A. 情報が変わるたびにモデルをファインチューニングし直す B. プロンプトに「最新の情報で答えて」と書き添える C. RAGで最新の社内データを検索して回答に使う D. GPUの台数を増やして応答を速くする
答えと解説
正解: C 【A(不正解)】 ? 新しい情報をモデルの学習に入れ直す方法です。 変更のたびに学習し直す必要があり、毎週変わる情報を反映し続けるには負担が大きい方法です。 【B(不正解)】 ? 指示の文言を変える方法です。 指示を変えるだけでは、モデルは学習した時点より新しい情報を知りません。 【C(正解)】 ? 回答の前に情報を検索してモデルに渡す方法です。 正解です。LLM は学習した時点のデータに限られますが、RAG なら最新の情報を渡して、根拠のある回答を作れます。 【D(不正解)】 ? 計算資源を増やす方法です。 応答は速くなっても、最新の情報は反映されません。
AI Hypercomputer(GPU・TPU・柔軟な使用量モデル)
Google が機械学習の処理を速くするために独自に開発した専用の集積回路(ASIC)はどれですか。AI Hypercomputerの中核となる部品の一つです。
A. TPU B. GPU C. Spot VM D. Cloud Storage
答えと解説
正解: A 【A(正解)】 ? Google Cloud で使える AI 向けの処理装置の一つです。 正解です。TPUは Google が独自に開発した ASIC で、ML に多い大きな行列計算を効率よく処理します。 【B(不正解)】 ? 並列計算に強い処理装置です。 AI Hypercomputer では NVIDIA の GPU も使えますが、Google が独自に開発した ASIC ではありません。 【C(不正解)】 ? 割安だが途中で止まることがある VM です。 計算資源の調達方法の一つで、集積回路の名前ではありません。 【D(不正解)】 ? データを保存するサービスです。 データの保存先で、計算を速くする集積回路ではありません。
研究チームが、途中で止まってもやり直せる短時間のGPUジョブを、できるだけ安く動かしたいと考えています。AI Hypercomputerの使用量モデルとして、最も合うものはどれですか。
A. 標準のリザベーション B. 長期の確約利用割引 C. 通常料金のオンデマンド VM D. Spot VM
答えと解説
正解: D 【A(不正解)】 ? 容量を前もって確保しておく方式です。 容量を確実に確保したい重要なワークロード向けで、安さを最優先する短時間の作業には向きません。 【B(不正解)】 ? 長い期間の利用を約束して割引を受ける方式です。 長く安定して使う前提の割引で、たまに動かす短時間のジョブには合いません。 【C(不正解)】 ? 必要なときにすぐ起動して使う方式です。 すぐ使えますが通常の料金で、中断に強い作業の費用を下げる選択にはなりません。 【D(正解)】 ? VM の調達方法の一つで、料金と可用性に特徴があります。 正解です。Spot VM は中断に強い短時間の GPU ワークロード向けで、大きな割引を受けられます。
ある企業が、行列計算が中心の大規模な機械学習モデルを、大きなバッチで数週間かけて学習させる計画です。学習の中心部分に独自の演算はありません。AI Hypercomputerで選ぶ計算資源として、公式の目安に最も合うものはどれですか。
A. GPU B. TPU C. CPU だけの小さな VM D. Cloud Run functions
答えと解説
正解: B 【A(不正解)】 ? 並列計算に強い汎用的な処理装置です。 GPU は、独自の PyTorch や JAX の演算が多いモデルなどに向くとされています。今回の条件は TPU の目安に当てはまります。 【B(正解)】 ? Google Cloud で使える AI 向けの処理装置の一つです。 正解です。行列計算が中心で、独自の演算が無く、数週間から数か月学習する大規模モデルは、TPU に向くと公式に示されています。 【C(不正解)】 ? 汎用の処理装置だけを使う方式です。 CPU は素早い試作や、学習に時間のかからない小さなモデルに向く選択です。 【D(不正解)】 ? 短い処理をイベントで動かすサービスです。 短い処理を動かすサーバーレスの仕組みで、数週間の大規模な学習には使いません。
BigQuery ML
BigQueryの中で、標準のSQLを書くだけで機械学習のモデルを作成・実行できる機能はどれですか。
A. Data Studio B. Knowledge Catalog C. Looker D. BigQuery ML
答えと解説
正解: D 【A(不正解)】 ? データをグラフや表で見せる道具です。 ダッシュボードやレポートを作る道具で、モデルは作れません。 【B(不正解)】 ? データを整理・統制する仕組みです。 データの発見や品質の管理に使うもので、モデルを作る機能ではありません。 【C(不正解)】 ? データを分析して共有する BI の基盤です。 BI の基盤で、SQL でモデルを学習させる機能ではありません。 【D(正解)】 ? BigQuery に組み込まれた機能の一つです。 正解です。BigQuery MLは GoogleSQL のクエリでモデルを作って実行でき、モデルは BigQuery のデータセットに保存されます。
データアナリストはSQLに慣れていますが、Python は書けません。BigQueryにある会員データで解約を予測したいとき、最も適した方法はどれですか。
A. データを書き出し、Python で学習コードを書く B. BigQuery MLで SQL を書いてモデルを作る C. Cloud Natural Language APIに会員データを送る D. Data Studioでグラフを作り、目で見て判断する
答えと解説
正解: B 【A(不正解)】 ? データを移してからコードで学習する方法です。 Python を書ける人が必要で、データを移して整える手間もかかります。 【B(正解)】 ? BigQuery に組み込まれた機能を使う方法です。 正解です。BigQuery ML なら SQL の知識でモデルを作れ、データを別の環境へ移す手間も要りません。 【C(不正解)】 ? 文章を分析する API を使う方法です。 文章の感情などを分析する API で、表形式の会員データから解約を予測するものではありません。 【D(不正解)】 ? データを見える形にして人が判断する方法です。 可視化はできますが、予測モデルを作るわけではありません。
BigQueryに商品レビューの文章が大量にあります。データを外に出さず、SQLのクエリの中で要約や感情の判定をしたいと考えています。最も適した方法はどれですか。
A. BigQuery MLで k-means のクラスタリングを作る B. レビューを書き出してCloud Translation APIにかける C. BigQuery MLから Agent Platform のモデルを呼び出す D. Data Studioで単語の出現数をグラフにする
答えと解説
正解: C 【A(不正解)】 ? 似たデータをグループに分ける方法です。 グループ分けはできますが、文章の要約や感情の判定はしません。 【B(不正解)】 ? 文章を翻訳する方法です。 データを外に出すうえ、翻訳では要約も感情の判定もできません。 【C(正解)】 ? BigQuery ML から外部のモデルを使う方法です。 正解です。BigQuery ML や AI 関数を使うと、Gemini Enterprise Agent Platformのモデルを呼び出して、要約や感情の分析を SQL で行えます。 【D(不正解)】 ? 数を数えて見える形にする方法です。 単語の数は分かっても、要約や感情の判定はできません。
出典: BigQuery の ML の概要/BigQuery の生成 AI の概要/BigQuery ML のモデルのユーザー ジャーニー
この分野に出てくる用語(62 語)
Agent Development Kit:AI エージェントを開発・評価・デプロイするためのオープンソースのフレームワーク。
Agent Studio:モデルを探して試し、指示やプロンプトを調整して本番利用へつなげる Agent Platform の共同作業スペース。
AI Hypercomputer:AI の学習と推論のために、GPU・TPU、ソフトウェア、柔軟な使用量モデルを統合した Google Cloud の基盤。
AI エージェント:AI を使って目標に向けて推論・計画し、ユーザーの代わりに作業を進めるソフトウェア。
AutoML:コードや ML の専門知識が少なくても、自社データで機械学習モデルを学習させられる機能。
BigQuery:サーバー管理不要で大量データを SQL で分析できる、Google Cloud のデータ ウェアハウス。
BigQuery ML:標準 SQL のクエリだけで、BigQuery の中で機械学習モデルを作成・実行できる機能。
Cloud Natural Language API:文章から感情、固有表現、構文などを分析する事前トレーニング済み API。
Cloud Run functions:イベントをきっかけに短いコード(関数)を実行するサーバーレス サービス。旧称 Cloud Functions(第 2 世代)。
Cloud Storage:画像・動画・バックアップなど、あらゆる量のデータを保存できる Google Cloud のオブジェクト ストレージ。
Cloud Translation API:文章を多数の言語間で機械翻訳する事前トレーニング済み API。
Cloud Vision API:画像からラベル、文字、顔、ランドマークなどを検出する事前トレーニング済み API。
Contact Center AI:電話・チャットなどの顧客対応を 1 つにまとめ、AI によるセルフサービスや振り分け、オペレーター支援を行う Google Cloud のソリューション。
Data Studio:ドラッグ&ドロップでダッシュボードやレポートを作れる無料の可視化ツール。
Document AI:請求書や申込書などの文書から、必要な情報を自動で抽出・分類するサービス。
Dynamic Workload Scheduler:GPU や TPU を必要な分まとめて確保できるよう調整する仕組み。Flex-start などの使い方を支える。
Gemini:Google が開発したマルチモーダルの生成 AI モデル群。文章・画像・音声・動画を扱える。
Gemini Enterprise:社員が社内のデータやツールとつないで AI エージェントを使える、企業向けの AI プラットフォーム。
Gemini Enterprise Agent Platform:AI エージェントやモデルを構築・拡大・統制・最適化するための Google Cloud の統合 AI 開発基盤。
GPU:大量の計算を並列に処理できるプロセッサ。AI の学習や推論を速くする。
Knowledge Catalog:組織のデータを横断的に見つけ、管理・統制するためのサービス。旧称 Dataplex。
Looker:企業データを共通の定義でモデル化し、ダッシュボードや分析を組織全体に届ける BI プラットフォーム。
Model Garden:Google や他社、オープンのモデルを探して選び、試して使えるモデルのカタログ。
RAG:AI が回答を作る前に関連する社内文書などを検索し、その内容を根拠に回答させる手法。
Speech-to-Text API:音声を文字に変換(文字起こし)する事前トレーニング済み API。
Spot VM:余っている計算資源を大幅な割引で使える仮想マシン。Google Cloud の都合で停止されることがある。
SQL:リレーショナルデータベースでデータを検索・更新するための標準的な言語。
Text-to-Speech API:文章を自然な人の声の音声データに変換する事前トレーニング済み API。
TPU:Google が機械学習向けに独自設計したプロセッサ。大規模な AI の学習や推論を効率よく処理する。
エージェント型 AI:目標を与えると、計画を立てて道具を使い、複数の手順を自律的に実行する AI。
カスタムモデル:自社のデータで学習させ、自社の課題に合わせて作る機械学習モデル。
グラウンディング:生成 AI の出力を、確かめられる情報源(検索結果や自社データ)に結び付けること。ハルシネーションを減らす。
データ品質:データの正確さや信頼性の度合い。完全性・一意性・適時性・有効性・精度・整合性などで測る。
データ分析:データを集めて調べ、傾向や関係を見つけて意思決定に役立てること。
トレーニングデータ:機械学習モデルを学習させるために使うデータ。
バイアス:データやモデルの偏り。特定の集団に不公平な結果を生む原因になる。
ハルシネーション:生成 AI が、事実に基づかない内容をもっともらしく出力してしまう現象。
ビジネスインテリジェンス:データを集計・可視化して、経営や業務の意思決定に役立てる取り組みや仕組み。
ファインチューニング:学習済みのモデルを自社のラベル付きデータで追加学習させ、特定の作業に合わせること。
プロンプト:生成 AI に与える指示や質問の文章。
マルチモーダル:文章・画像・音声・動画など、複数の種類の情報をまとめて扱えること。
リザベーション:GPU などの計算資源の容量を前もって確保しておく使い方。確実に容量が要る重要な作業に向く。
ルールベースシステム:人が書いた「もし〜なら〜する」という規則に従って判断するシステム。
安全フィルタ:生成 AI の入出力から有害な内容を検出して止める仕組み。しきい値を用途に合わせて設定できる。
確約利用割引:一定期間の利用を約束する代わりに、料金の割引を受けられる仕組み。
基盤モデル:大量のデータで事前に学習し、さまざまな用途に応用できる大規模な AI モデル。
機械学習:データからパターンを学び、明示的なルールを書かずに予測や判断を行う AI の手法。
強化学習:試行錯誤の結果に応じた報酬を手がかりに、よい行動を学ぶ機械学習の方法。
教師あり学習:答え(ラベル)付きのデータから、入力と出力の関係を学ぶ機械学習の方法。分類や回帰に使う。
教師なし学習:ラベルの無いデータから、似たもの同士のまとまりなどの構造を自ら見つける機械学習の方法。
公平性:AI が特定の集団を不当に不利に扱わないこと。責任ある AI の柱の一つ。
構造化データ:表の行と列のように、決まった形式で整理されたデータ。
事前トレーニング済み API:Google が学習済みのモデルを API で呼び出して使う仕組み。自前の学習なしで AI を組み込める。
人工知能:人間のように学習・推論・判断などを行うコンピュータ システムやその技術の総称。
推論:学習済みのモデルを使い、新しいデータに対して予測や回答を出すこと。
正解ラベル:機械学習の学習データに付ける「答え」の値。画像の区分名や、予測したい列の値など。
生成 AI:学習したデータをもとに、文章・画像・音声・コードなど新しいコンテンツを作り出す AI。
責任ある AI:公平性・プライバシー・安全性・説明責任に配慮して AI を開発・利用する考え方。
説明可能な AI:AI が出した予測や判断の理由を、人が理解できる形で示す考え方や技術。
大規模言語モデル:大量の文章で学習し、人間の言葉を理解・生成できる AI モデル。
特徴量:モデルが予測の手がかりに使う入力データの項目。表形式データでは予測したい列以外の列にあたる。
非構造化データ:画像、音声、動画、自由記述の文章など、決まった形式を持たないデータ。
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