資格の勉強を本気で始めようと思ったとき、名前がよく挙がる予備校のひとつが LEC東京リーガルマインド です。ただ、公式サイトを開くと資格の数も講座の種類も多くて、「結局、自分はどれを選べばいいの?」と手が止まってしまうんですよね。料金も講座ごとにばらばらで、比べ方が分からなくなりがちです。
この記事では、LECの公式サイト・オンラインショップの講座ページ・特定商取引法による表示・運営会社の会社概要を読んで、分かったことだけを整理しました(情報確認日: 2026年9月26日)。口コミや体験談は載せていません。Web通信での受け方、無料で試せる範囲、書籍、割引や教育訓練給付金の仕組みまで、申し込む前に押さえておきたいところを一緒に見ていきましょう。
LECの基本情報(公開情報で分かる範囲)
- 運営会社:株式会社東京リーガルマインド(東京本部は東京都中野区中野4-11-10 アーバンネット中野ビル、1979年1月20日創立)。主な事業の1つ目に「各種国家資格・公務員PR試験受験指導」が挙げられています
- 主な対応資格:オンラインショップの資格一覧には、司法試験・予備試験、司法書士、行政書士、弁理士、公務員試験、公認会計士、税理士、日商簿記、FP、中小企業診断士、社会保険労務士、キャリアコンサルタント、宅建士、不動産鑑定士、保育士、社会福祉士、ITパスポート、基本情報技術者、情報セキュリティマネジメント、SPI(就職対策)などが並んでいます
- 受講形式:通学講座、通信講座(「Web+スマホ+音声ダウンロード」と「DVD」の2種類)、提携校通学
- 無料で試せるもの:講座の一部をWebで無料受講できる「おためしWeb受講制度」、Webで見る資格・講座説明会、デジタルパンフレット、通学講座の開講日の無料体験など
- 書籍:「LEC書籍部」でテキスト・問題集を販売。11,000円以上で送料無料と案内されています
- 料金:講座ごとに個別の価格。支払いは銀行振込・代金引換・クレジットカード・コンビニ決済・教育クレジット
- 確認したページ:公式トップ、選べる学習形態、おためしWeb受講制度、無料ではじめる資格取得、LEC書籍部、キャンペーン一覧、教育訓練給付制度、行政書士の講座ページ2つ、特定商取引法による表示、会社概要(すべて2026年9月26日に確認)
特徴①:Web通信は「スマホで見る・音声で聞く」まで最初から入っている
LECの通信講座は、「Web+スマホ+音声ダウンロード」と「DVD」の2種類から選ぶ形です。公式ページでは、メディアの機能を活かして時間の短縮やスキマ時間の活用ができる、と説明されています。おためしWeb受講のページには、倍速機能、スマホにダウンロードしてのオフライン視聴、音声ダウンロード(一部を除く)といった具体的な機能が書かれています。
働きながら勉強する人にとって、ここはかなり効いてくると思います。通勤の電車では音声だけを聞いて、家では倍速で動画を見て、週末に問題を解く。こんなふうに、場所ごとに勉強のしかたを変えられるからです。通学講座も、WebやDVDと組み合わせて復習や欠席のときの補講ができると案内されています。
ただ、同じ講座でもWebとDVDで値段が違うことがあります。たとえば行政書士の「2026年合格目標:パーフェクトコース【通信】」は、オンラインショップで通信Webが245,000円、通信DVDが275,000円(どちらも税込の一般価格)と表示されていました。DVDプレーヤーで見る必要がなければ、Webのほうが選びやすいと思います。
特徴②:申し込む前に、無料で講義を試せる
「おためしWeb受講制度」は、各種試験対策講座の一部分を、Web講義で無料で受講できる制度です。受けるにはMyページの登録(無料)と、オンラインショップでの利用申込(無料)が必要と書かれています。教材の発送は基本的になく、テキストやレジュメはWeb上のPDFで見るか、自分で印刷します。講座によっては、まだ収録が終わっていない場合に前年度の同じ講座の一部分になる、という注記もありました。
ほかにも、1回目の講義をYouTubeで見られる講座や、通学講座の開講日に教室で無料体験できる制度が「無料ではじめる!資格取得」のページで案内されています。
この「先に試せる」ことの価値は、講師との相性を確かめられることにあると思います。予備校の講座は、同じ資格でも講師によって話すスピードや説明の順番がかなり違います。数十万円の講座を申し込む前に、1コマでも聞いておくと「この人の話なら続けられそう」が分かります。それと、おためしWeb受講を申し込むと、5万円以上の講座に使える5,000円の割引クーポンが進呈されると案内されています(オンラインショップでの申込限定・年1回・一部対象外の講座あり、利用期限は2027年3月31日まで)。
注意点①:同じ資格でも、コースによって料金が約8倍ちがう
いちばん正直にお伝えしたいのはここです。LECは講座ごとに価格が決まっていて、同じ資格の中でも幅がとても大きいんです。行政書士でいうと、スマホ中心の「S式合格講座」は受講料(税込)が期間限定価格で29,800円〜と表示されていました。一方で、初学者向けの「パーフェクトコース【通信】」は、先ほどのとおり通信Webで245,000円です。
この差は、中身の量の差でもあります。パーフェクトコースは講義回数80回と表示されていて、答練や模試を含む形も選べます。つまり「LECは高い」「LECは安い」とひとことでは言えなくて、どのコースを選ぶかで別のサービスくらい違うと考えたほうがいいと思います。
なので比べるときは、「LEC」対「他校」ではなく、「LECのこのコース」対「他校のこのコース」で、講義回数・答練や模試の有無・受講期限をそろえて並べるのがおすすめです。受講期限もコースごとに決まっていて、パーフェクトコースではWeb動画と音声ダウンロードの視聴期限が2026年11月15日と書かれていました。申し込む時期によっては、使える期間が短くなる点も見ておきたいところです。
注意点②:割引と教育訓練給付金は、組み合わせと対象をよく確かめる
LECのキャンペーン一覧には、割引の制度がたくさん並んでいます。早期申込割引の「早得」、再受講者・受験経験者・他資格合格者・学生などが使える最大50%OFFの「資格別クーポン」、作文の内容に応じて最大30%割引クーポンが出る「Web奨学生試験」、会社を辞めてキャリアアップを図る人向けの「退職者・離職者応援 受講料20%割引」、Myページ会員限定クーポン、友だち紹介の「フレンド割」などです。
選択肢が多いのはうれしいのですが、併用できる組み合わせは限られています。おためしWeb受講の割引クーポンのページでも、他の割引クーポンとの併用は条件つきで、オンラインショップで使えるのは最大2種類まで、会員限定Myページクーポンとは併用できないと書かれていました。申し込むときは、どの割引を使うといちばん安くなるかを、自分で計算しておくのが安心です。
教育訓練給付金についても、公式の教育訓練給付制度のページでは「LEC東京リーガルマインドの資格対策講座は、教育訓練給付制度の対象です!」と案内されています。ただ、実際に対象になるかは講座と受け方で変わります。たとえば行政書士のパーフェクトコースのページには、教育訓練給付制度を利用する人向けの専用の申込ページが用意されている一方で、一部の受講形態は対象外であること、Zoomのライブ配信での受講は給付金の出席としてカウントされないことが書かれていました。給付を受けられるかどうかは雇用保険に入っていた期間でも決まります。一般教育訓練給付金は、初めて使う場合は被保険者期間1年以上、2回目以降は被保険者期間3年以上に加えて前回の受給から3年以上が条件と案内されています。
それと、申し込んだあとの解約についても見ておきましょう。特定商取引法による表示では、コース・講座は所定の書面を出すと、実施済みの受講料や手数料を清算したうえで返金され、教材の返送料は自己負担とされています。書籍やレジュメなどの物品は、LEC側に責任がある場合を除いて解約・返品できません。
向いている人・向いていない人
向いている人:司法書士・行政書士・公認会計士・社労士など、範囲の広い資格を講義と答練・模試まで含めて体系的に進めたい方/通勤中は音声、家では動画というように、場所ごとに学び方を変えたい方/教育訓練給付金や退職者向けの割引など、使える制度を組み合わせて負担を下げたい方。
向いていない人:まずは月々数千円以内で、いろいろな資格を試しながら選びたい方/割引や給付金の条件を調べて比べる手間をかけたくない方(この場合は資格のオンライン講座・サブスク比較で、月額制の講座から見てみてください)。
申し込む前に確認したい質問リスト
LECにはコールセンター(0570-064-464、平日9:30〜19:30・土日祝10:00〜18:00)と、Webの受講相談フォームがあります。次の質問を持って相談すると、コース選びがだいぶ楽になると思います。
- 自分の資格で、初学者向けのコースと、スマホ中心の安いコースは、講義回数・答練・模試がどう違うか
- いま申し込んだ場合の受講期限(Web動画・音声ダウンロードの視聴期限)はいつまでか
- 使える割引はどれで、どの組み合わせなら併用できるか。いちばん安くなる申込方法は何か
- そのコースと受講形態は教育訓練給付制度の対象か。対象なら、通常の申込ページと手続きの何が違うか
- 法改正があったとき、追加の資料はどの形で届くか
- 途中で解約したとき、返金額はどう計算されるか
特に4つ目は、申し込む前に確かめておきたいところです。給付金を使う場合は専用の申込ページから手続きする講座があるので、あとから切り替えられるとは限りません。
申し込む前のチェックリスト
- おためしWeb受講で、気になる講座の講義を1コマ以上聞いてみる
- 同じ資格の中で、コースごとの講義回数・答練や模試・受講期限・価格を表にして並べる
- 雇用保険に入っていた期間を確かめて、給付金・補助金シミュレータで使える制度を見ておく
- 資格ごとの他校との比較を行政書士の通信講座比較や公認会計士の通信講座比較で確認する
- スクールとしての情報はLECのスクール情報でも見ておく
まとめ:判断の目安
公開情報から分かるのは、LECが法律・会計・不動産・公務員・ITまで幅広い資格の講座と書籍を扱い、Web通信ではスマホ視聴や音声ダウンロードまで最初から使えるということです。一方で、料金は同じ資格でもコースによって大きく違い、割引や教育訓練給付金は組み合わせと対象の確認が欠かせません。
判断の順番は、まずおためしWeb受講で講師と講義の進め方を確かめる、そのうえでコースの中身と受講期限をそろえて比べ、使える割引と給付金を確定させてから申し込む、がおすすめです。この順番なら、値段だけで選んで量が足りなかったり、逆に使いきれない大きなコースを買ってしまったりするのを防げます。最新の講座と価格は公式サイトで確かめてくださいね。
掲載内容は公開情報を整理したものです。サービス内容・対象条件は変わることがあるので、最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください。

