介護の仕事に興味はあるけれど、資格がない。資格を取るにはお金も時間もかかるし、働きながらだと続けられるか不安。そんなふうに、最初の一歩で止まってしまう方は多いと思います。かいご畑PR は「働きながら0円で介護資格を目指せる」と案内している介護の求人サービスです。この記事では、かいご畑の公式サイトと運営会社のページに書かれていることだけを整理しました(情報確認日: 2026年9月26日)。口コミや体験談は載せていません。とくに「資格が0円」の条件がどこまで公開されているかを、一緒に確かめていきましょう。
かいご畑の基本情報(公開情報で分かる範囲)
- 運営会社:株式会社ニッソーネット(設立1999年9月・資本金1,000万円・本社は大阪市北区芝田)。労働者派遣事業の許可番号は派27-029007、有料職業紹介事業の許可番号は27-ユ-020166 です
- サービスの種類:運営会社の事業案内では「人材派遣」「人材紹介」「紹介予定派遣」の形で、介護士・保育士・看護師を派遣・紹介していると説明されています
- 対象:介護の仕事を探す方。よくある質問では「無資格・未経験OKの求人が多数集まってきます」と書かれていて、相談だけでもよいと案内されています
- 利用料:無料(公式サイトに「利用は無料」と記載)
- 拠点:運営会社の事務所案内には、大阪本社・東京本社のほか、北大阪・京都・名古屋・神戸・福岡・北九州・岡山・横浜・千葉・静岡・さいたま・水戸・宇都宮・札幌の各支社が載っています。人材サービス事業のページでは「営業拠点は日本全国で17か所(2023年10月現在)」と案内されています
- 登録・応募の方法:フリーダイヤル(0120-921-871、受付9:30〜21:00)か、求人ページからのエントリー。申込用ページの「かんたん30秒!無料登録」は、住所・生年月日・名前・電話番号・メールアドレスを入れる作りです
- 求人検索の地域:全47都道府県から検索できる作りです
- 取得元:かいご畑の公式サイト(トップ・サービス紹介・会社概要・よくあるご質問)、申込用ページ、運営会社ニッソーネットの会社概要・事務所案内・事業案内、運営会社の資格講座「福祉の教室ほっと倶楽部」のサイト(2026年9月26日に確認)
特徴①:仕事が決まると、資格講座を0円で受けられる制度がある
かいご畑のよくあるご質問には「かいご畑でお仕事が決まれば、無料で介護資格が取れます」と書かれていて、自社で介護教室を運営していると説明されています。運営会社の資格講座「福祉の教室ほっと倶楽部」のサイトでは、もう少し詳しく「ニッソーネットで派遣就業中の方は、無料で講座受講ができる『キャリアアップ応援制度』があります」と案内されていました。運営会社のトップページにも「派遣として働きながら無料で資格が取れる」とあります。
ここ、ちょっと面白いところなんです。ふつうは「資格を取る → 仕事を探す」の順番で考えますよね。かいご畑の仕組みは、その順番を逆にして「働き始める → 働きながら資格を取る」にしています。資格講座の費用を先に用意しなくていいので、最初の一歩のハードルがぐっと下がります。お金の面で資格を後回しにしてきた方には、いちばん大きな特徴だと思います。
特徴②:無資格・未経験のスタートを前提にしている
運営会社のトップページには「全体の57%は無資格からスタートしています」と書かれています(運営会社の案内)。よくあるご質問でも、資格を持つコーディネーターが専任の担当として支援すると説明されていました。申込用ページには「無資格・未経験も歓迎!」の文字もあります。
読者にとって何が変わるかというと、「資格がないのに相談していいのかな」という遠慮がいらなくなることです。無資格の方を最初から想定しているサービスなので、話がかみ合いやすいはずです。介護の仕事がどんなものかをまず聞きたい、という段階の相談もOKとされています。
ただ、「57%」は運営会社全体の数字で、かいご畑だけの数字なのか、どの期間の集計なのかまでは書かれていません。数字そのものより、「無資格からのスタートが珍しくない会社」という方向性をつかむ材料として読むのがちょうどいいと思います。自分と同じ状況の人がどんな施設で働き始めているかは、最初の相談で具体的に聞いてみてください。
特徴③:全国に拠点があり、「地域密着」を掲げている
申込用ページでは「地域密着の介護専門就職支援センター」と紹介されています。運営会社の事務所案内には北海道から九州まで16の事務所が載っていて、資格講座の教室の多くは全国の営業所に併設されていると案内されています。
働きながら資格講座に通うなら、教室が通える場所にあるかどうかはとても大事です。休みの日にわざわざ遠くまで出かけるのは、続ける気持ちを削ってしまいますよね。住んでいる地域の近くに拠点があるかは、登録する前に事務所案内で一度見ておくのがおすすめです。
注意点①:「0円」は派遣で働くことが前提と読める
公開情報を並べると、無料で講座を受けられるのは「ニッソーネットで派遣就業中の方」と書かれています。つまり、紹介を受けて施設に直接雇用される形や、ニッソーネットで働いていない方は、この書き方からは対象に入らないと読めます。制度の詳しい条件を載せていたかいご畑のページは、確認日に開くことができませんでした。そのため対象になる講座の範囲、人材紹介や紹介予定派遣で決まった場合の扱い、受講を始められる時期などの細かい条件は、公開情報では確認できませんでした。
もうひとつ気になったのは、運営会社の教育・研修事業のページには「当社のスタッフであれば一部の費用負担のみで受講、資格取得することが可能」と書かれていることです。「無料」と「一部の費用負担」、どちらが自分に当てはまるのかは、ページによって書き方が違います。テキスト代などが別にかかるのかも含めて、登録のときに必ず確かめておきたいところですね。
注意点②:派遣という働き方の特徴を先に知っておく
資格の制度を使うなら、最初は派遣として働くことになりそうです。派遣は、実際に働く施設ではなく派遣会社と雇用契約を結ぶ働き方です。お給料の支払いや福利厚生も、雇い主である派遣会社が行います。
派遣には、働く時間や日数を契約で決めて働ける、という特徴があります。ただ、同じ施設で長く働いて役職を目指したい方には、遠回りに感じるかもしれません。資格を取ったあとに直接雇用へ切り替える道があるのかも、あわせて聞いておくと先の見通しが立てやすくなります。
注意点③:求人の数や連絡の頻度は、数字では公開されていない
よくあるご質問では、ネットに載っている求人は一部で、非公開求人を含めた「日本最大級の求人数」から提案すると案内されています(運営会社の案内)。ただ、具体的な求人数はサイト上に見当たりませんでした。担当者からの連絡の頻度や、連絡の手段を選べるかどうかも、公開情報では確認できませんでした。
全国に拠点があっても、自分の住む地域に通える求人がどれくらいあるかは別の話です。最初の相談で「この市で、無資格OKの派遣の求人がいまどれくらいあるか」を具体的に聞いてしまうのが早いと思います。
向いている人・向いていない人
向いている人:資格がなく、講座の費用を先に払うのが難しい方/派遣という働き方に抵抗がなく、働きながら資格を取りたい方/介護の仕事がどんなものか、まず話を聞いてみたい方。
向いていない人:最初から正社員として直接雇用で働きたい方/すでに実務者研修や介護福祉士を持っていて、資格の制度を使う予定がない方(この場合は直接雇用の求人を中心に扱うクリックジョブ介護などと比べてみてください)。
登録後の最初の相談で確認したい質問リスト
「0円で資格」の条件は、公開情報だけでは確かめきれませんでした。最初の相談で、次のことをまとめて聞いてしまうのがおすすめです。
- キャリアアップ応援制度の対象は、派遣で働いている人だけか(紹介や紹介予定派遣で決まった場合はどうなるか)
- 対象になる講座はどれか(初任者研修・実務者研修・介護福祉士の受験対策など)
- 受講料のほかに、テキスト代などの自己負担はあるか
- 受講を始めるまでに、どれくらいの期間や日数働く必要があるか
- 途中で派遣の仕事を辞めた場合、講座の費用はどう扱われるか
- 自分の住む地域で、通える教室と無資格OKの求人がどれくらいあるか
- 資格を取ったあと、直接雇用に切り替える道はあるか
いちばん大事なのは5つ目です。「無料」の制度は、条件を外れたときの扱いまで聞いて初めて安心できます。聞いた内容は、メールなど文字で残る形でもらっておくと、あとで食い違いがあったときに確かめられます。
登録する前のチェックリスト
- 派遣で働くことに納得できるかを考えておく(未経験から介護職を始める手順で働き方の違いを整理できます)
- 取りたい資格の順番を知っておく(介護の資格講座の選び方が参考になります)
- 通える範囲の拠点・教室を運営会社の事務所案内で確かめておく
- ほかのサービスとも比べておく(介護・保育の求人サービス比較で一覧にしています)
- 制度の条件を聞いたら、メールなど文字でもらう
まとめ:判断の目安
公開情報から分かるのは、かいご畑が無資格・未経験のスタートを前提にした介護の求人サービスで、運営会社の派遣スタッフとして働くと資格講座を無料で受けられる制度を案内している、ということです。拠点は全国にあり、利用は無料です。一方で、制度の細かい条件は、確認日の時点では公開情報からたどれませんでした。
なので順番としては、まず最初の相談で制度の条件(対象・自己負担・途中で辞めたときの扱い)を文字で確かめる、そのうえで派遣で働くかどうかを決めるのがおすすめです。条件が自分に合えば、お金の心配を減らして介護の仕事を始められる選択肢になります。直接雇用を優先したい方は、別の仕組みのサービスと並べて考えてみてください。
公式の案内は公式サイトで確認できます。
掲載内容は公開情報を整理したものです。サービス内容・対象条件は変わることがあるので、最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください。

