「まずは派遣で働きながら、次のことを考えたい」「地元で、できれば寮つきの仕事も含めて探したい」。そんなふうに思ったときに候補に上がってくる求人サイトのひとつが ワークスタッフPRナビ です。運営は徳島県に本社を置く株式会社ワークスタッフで、サイトの見出しには「派遣/正社員/契約社員/有料職業紹介/アルバイト/パートの仕事・求人を探すなら」と書かれています。
この記事では、ワークスタッフナビと運営会社のコーポレートサイトの公開情報(情報確認日: 2026年9月26日)だけを使って、扱っている働き方、登録の流れ、拠点のある地域、派遣で働くときに知っておきたい仕組みを整理します。口コミや体験談は載せていません。派遣の仕組みの一般論は、厚生労働省の公開ページで確認できた範囲にとどめています。登録の前に知っておきたいことを、一緒に見ていきましょう。
ワークスタッフナビの基本情報(公開情報で分かる範囲)
- 運営会社:株式会社ワークスタッフ(本社:徳島県徳島市西新町5丁目17。設立1985年11月、人材サービス事業の開始は1998年3月)。会社概要には、厚生労働大臣許可番号として労働者派遣が派36-300012、有料職業紹介が36-ユ-300013と載っています
- 扱う働き方:派遣・正社員・契約社員・有料職業紹介・アルバイト・パート。企業向けのページでは、労働者派遣のほかに紹介予定派遣・人材紹介・業務請負なども案内しています
- 対象:よくある質問では、未経験の方、育児や介護などでブランクのある方、在職中の方も応募できると書かれています。年齢の上限は設けていないものの、「当社のお仕事は基本的に『60歳定年制』」という説明があります
- 利用料:サイトの登録ボタンは「WEB登録(無料)」と表記されています
- 登録の形式:Webか電話でエントリー(仮登録)したあと、予約した日時に営業所へ来社して登録手続きをする流れです。オンラインだけで登録を終えられるかは、公開情報では確認できませんでした
- 拠点:営業拠点数は「98拠点(令和7年12月末現在)」(運営会社の案内)。営業所一覧は、北海道・東北から九州・沖縄までの地域に分かれています
- サービスの流れ:エントリー → 来社して登録 → お仕事紹介 → 就業スタート → 契約更新と次のお仕事の紹介
- 取得元:ワークスタッフナビ(公式サイト)のトップページ・「はじめての方」・よくある質問・資格取得支援制度・派遣相談窓口の各ページと、コーポレートサイトの会社概要・営業所一覧・事業内容の各ページ(情報確認日: 2026年9月26日)
会社概要には、正社員1,698名・総稼働数8,814名(いずれも令和7年10月末日現在)、登録者数221,600名(令和7年10月末日現在・延べ数)という数字も載っています(運営会社の案内)。「優良派遣事業者」の認定を受けていることも、サイトに書かれています。
特徴①:派遣だけでなく、正社員・アルバイトの求人も同じサイトで探せる
ワークスタッフナビの検索画面は、エリア・職種・こだわり条件で絞り込む作りです。職種の分類を見ると、工場・製造、物流・軽作業、事務・オフィスワーク、販売・接客、清掃・ビル管理、保育・介護・医療・福祉、営業と、かなり幅広く並んでいます。雇用形態も派遣に限らず、正社員・契約社員・アルバイト・パートまで同じサイトで扱っています。
ただ、よくある質問には「製造系のお仕事を中心に、様々な種類のお仕事をご用意」と書かれています。職種の幅は広いけれど、中心にあるのは製造系なんです。ここは最初に押さえておきたいところですね。事務職だけを探したい方は、住んでいる地域で事務の求人がどれくらい出ているかを、登録の前に検索画面で見ておくと安心です。
それと、寮付き求人の検索もあります。よくある質問には、寮費無料や寮費補助、家具家電付きの寮、赴任費の支給がある求人も「場合があります」と書かれています。地元を離れて働く選択肢も持っておきたい方には、この入口は便利かもしれません。条件は求人ごとに違うので、寮費と光熱費の負担は必ず求人票で確かめてください。
特徴②:働き始めたあとの相談先と、資格の支援が用意されている
「はじめての方」のページによると、就業中も担当営業が就業先を定期的に訪問し、コーディネーターにお仕事やキャリアの相談ができるそうです。メールや電話での相談も受け付けていて、OAセルフトレーニングやマネー講座といった研修もあると書かれています。
さらに、就業中のスタッフ専用の窓口が2つあります。派遣の法律・雇用・就労についての「サポートデスク」と、業務の妨げになる悩みを相談する「メンタルサポートデスク」です。どちらもフリーダイヤルで、平日9:00〜18:00の受付です。
資格取得支援制度もあります。対象は「ワークスタッフに通算1年以上勤務し、1週間の所定労働日数が3日以上あること」などの条件を満たす方で、フォークリフト運転・玉掛け、介護職員初任者研修、日商簿記、MOS(Excel/Word)、TOEIC600点以上(年1回)などが対象の資格として並んでいます。
派遣で働いていると、職場の人には相談しにくいことが出てきやすいんですよね。派遣先の社員でも同僚でもない「相談できる相手」が最初から決まっているのは、地味ですが大事なところです。長く働くつもりなら、資格の支援も使い道がありそうです。
注意点①:派遣で働くと、雇い主は派遣先ではなく派遣会社になる
派遣で働くのが初めての方に、まず知っておいてほしい仕組みです。ここは一般論なので、厚生労働省の公開ページで確認できた範囲に絞ってお伝えします。厚生労働省は労働者派遣を、派遣元の会社が自分で雇っている労働者を、派遣先の指揮命令を受けて派遣先のために働かせることだと説明しています。つまり、雇い主は派遣会社で、毎日の仕事の指示を出すのは派遣先という関係です。ワークスタッフナビのよくある質問でも、派遣社員は派遣会社と雇用契約を結び、給与の支払いや社会保険の手続きは派遣会社が行うと書かれています。
それと、派遣先の同じ組織で働ける期間には3年という区切りがあります。厚生労働省の「派遣で働く皆様へ」向けのQ&Aでは、同じ組織で3年働く見込みがあり、本人が働き続けたいと望む場合、派遣会社は「雇用安定措置」をとる義務があると説明されています。派遣先への直接雇用の依頼、新しい派遣先の提供、派遣会社での無期雇用などです。
読者にとって大事なのは、「派遣先の正社員とは契約の相手が違う」という点です。給与や契約更新の話、困りごとの相談は、まず派遣会社の担当者にすることになります。もうひとつ、よくある質問には、前の職場に直接雇用されていた場合は、労働者派遣法により離職後1年間は同じ企業へ派遣で応募できないという説明もあります。前の会社にもう一度行きたいと考えている方は、先に確かめておきましょう。
いずれ正社員になりたい方には、派遣で働いたあとに直接雇用へ進むことを前提にした「紹介予定派遣」という仕組みもあります。ワークスタッフも企業向けに紹介予定派遣を案内しています。ただ、求職者向けにどれくらい求人があるかは公開情報では分からなかったので、登録のときに聞いてみてください。仕組みの詳しい話は紹介予定派遣で正社員転換を目指す方法にまとめています。
注意点②:登録は来社が前提で、拠点と求人は地域によって差がある
登録は営業所への来社が前提
「はじめての方」のページを見ると、Webや電話でのエントリーはあくまで仮登録です。そのあと予約した日時に営業所へ来社して、登録手続きをする流れになっています。持ち物は本人確認書類と認印で、登録ガイダンス、簡易適性テスト/OAスキルチェック、ヒアリングがあると案内されています。オンライン面談だけで登録を終えられるかは、公開情報では確認できませんでした。
拠点は西日本に多く、首都圏の都心には見当たらない
本社は徳島で、営業所一覧には四国・関西・中国・中部・九州の拠点がたくさん並んでいます。一方、関東で一覧に載っているのは6か所です。東京都は羽村営業所、神奈川県は横浜営業所で、ほかは栃木・群馬・茨城にあります。東京23区や埼玉・千葉の拠点は、一覧からは見つけられませんでした。首都圏の都心で探す方は、通える営業所があるか、自分の地域の求人がどれくらいあるかを先に見ておくのがおすすめです。
担当者からの連絡は電話が中心
よくある質問では、応募したあとの担当者からの連絡は電話で行うと書かれています。連絡帳に登録していない番号からもかかってくるので、知らない番号を着信拒否にしていると連絡がつかないかもしれません。留守電には必ず用件を残すそうなので、そこも確認してみてください。在職中で日中に電話を取りにくい方は、エントリーのときに連絡の取りやすい時間帯を伝えておくといいと思います。
職種の幅は広くても、希望の仕事が近くにあるとは限らない
職種の分類は広いのですが、求人があるかどうかは地域によって変わります。よくある質問にも、希望に合う求人が見つからない場合は、公開中以外の求人を案内できる場合があるので近くの営業所へ相談してほしい、と書かれています。サイトで見つからなくても、すぐにあきらめる必要はありません。ただ、案内できるかどうかは営業所しだいです。サイト全体の求人件数も、公開情報では確認できませんでした。
向いている人・向いていない人
向いている人:製造・物流・軽作業も含めて、近くで派遣の仕事を探したい方/寮付きの仕事も選択肢に入れたい方/働き始めてからも派遣会社の担当者に相談しながら働きたい方/フォークリフトや簿記など、働きながら資格を取りたい方。
向いていない人:最初から正社員の転職だけを考えている方/来社せずにオンラインだけで済ませたい方/東京23区や埼玉・千葉で通える営業所を前提にしたい方。正社員の転職を軸にするなら、転職エージェントの使い方を先に読んでおくと、進め方の違いが分かります。
登録(来社)の前に確認したい質問リスト
- 自分の住んでいる地域で、希望の職種の求人は今どれくらいあるか
- いちばん近い営業所はどこか。来社せずに登録できる方法はあるか
- 紹介予定派遣や、正社員として紹介してもらえる求人はあるか
- 時給・交通費・社会保険の加入条件は、紹介される求人でどうなっているか
- 寮付き求人の場合、寮費・光熱費・入寮できる時期はどうなるか
- 契約更新の確認はいつ、どんな形であるか。同じ職場で3年に近づいたときはどうなるか
- 資格取得支援制度は、自分の働き方(週の日数・勤務期間)で対象になりそうか
この中で見落としやすいのは6つ目です。契約更新のタイミングと、3年の区切りに近づいたときの扱いは、働き始めてからだと聞きそびれがちなんです。最初に聞いておくと、先の予定が立てやすくなります。
申し込む前のチェックリスト
- サイトの検索画面で、自分の地域と希望職種の求人を一度見ておく
- 営業所一覧で、通える距離に営業所があるか確かめる
- 派遣と正社員のどちらを軸にするか決めておく(20代で迷うなら第二新卒の転職戦略ガイドで考え方を整理)
- いずれ正社員を目指すなら、紹介予定派遣の仕組みも知っておく
- 本人確認書類と認印、これまでの職歴のメモを用意しておく
まとめ:判断の目安
公開情報から分かるのは、ワークスタッフナビが製造系を中心に幅広い職種と雇用形態を扱う求人サイトで、運営会社は全国に営業所を持つ派遣会社だということです。就業中の相談窓口や資格の支援が決まっているのは安心材料です。一方で、登録は来社が前提で、営業所一覧を見るかぎり拠点は西日本に厚く、首都圏の都心には見当たりません。
なので順番は、まず通える営業所と自分の地域の求人を確かめる、そのうえで来社の予約をして、派遣・紹介予定派遣・正社員のどれで働くかを担当者と話すのがおすすめです。派遣で働くときの契約の相手は派遣会社なので、条件や更新の話は遠慮なく担当者に聞いてしまいましょう。
掲載内容は公開情報を整理したものです。サービス内容・対象条件は変わることがあるので、最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください。

