「コンサルに興味はあるけれど、自分の職種じゃ無理かも」。営業や事務、エンジニアとして働きながら、そんなふうに一歩目を迷っている人は多いと思います。求人サイトを眺めても、未経験で応募していいのか、書類に何を書けばいいのか、なかなか分からないんですよね。そんな人に向けて、未経験からのコンサル転職を前面に出しているのが FlowXPR(フローエックス) です。
この記事では、FlowXがどんな人を対象にしていて、どこまで手伝ってもらえるのか、そして使う前に確かめておきたいことを一緒に見ていきます。未経験者向けの案内ページ、会社概要、公式サイトのトップの公開情報(情報確認日: 2026年9月26日)を整理したもので、口コミや体験談は載せていません。
FlowXの基本情報(公開情報で分かる範囲)
- 運営会社:株式会社FlowX(東京都新宿区市谷田町3丁目8番 市ヶ谷科学技術イノベーションセンタービル2F)。創業は2025年5月、資本金は5,000,000円、代表者は横山諒平さんと中野周平さんの2人と会社概要に載っています。有料職業紹介事業の許可番号は、公式サイトでは確認できませんでした
- 対象:未経験者向けページの見出しは「20代・30代の為の未経験コンサル転職エージェント」。よくある質問では、相談者は20代・30代が中心と案内されています
- 利用料:「求職者の方への費用は、一切かかりません。カウンセリング・求人紹介・選考対策・条件交渉まで、すべて完全無料です」と書かれています
- 面談形式:「相談は無料。オンラインで60分」。最初のヒアリングは約60分でオンライン対応と案内されていて、平日夜・土日の相談にも対応しているとあります
- サービスの流れ:キャリア方針のヒアリング → 求人の提案と推薦付きの応募 → 書類・面接対策 → 条件交渉・入社後まで
- 取得元:公式サイトのトップ、会社概要、未経験からのコンサル転職の案内ページ(いずれも2026年9月26日に確認)
特徴①:元コンサルの2人が、書類からケース面接まで見る
未経験者向けページには「コンサルティングファーム出身者のみ在籍」とあり、支援するのは「コンサルの現場を知る2人です」と紹介されています。2人とも代表者で、1人は元デロイト トーマツ コンサルティング、もう1人は元ローランド・ベルガーの出身と書かれています。
読者にとってうれしいのは、コンサルの仕事を内側から知っている人に直接相談できることだと思います。ページには「コンサルに対する解像度を上げるところから伴走します」とあって、選考対策の前に「コンサルって実際どんな仕事なの」という疑問から話せるようです。未経験の人ほど、ここがあいまいなまま志望動機を書いてしまいがちなんですよね。仕事の中身を知ったうえで「やっぱり違うかも」と気づけるのも、じつは大事な収穫です。
特徴②:推薦文を添えて応募し、選考ごとに振り返る
FlowXのページでは、支援の軸が「対策」と「コネクション」の2つに分けて説明されています。コネクションについては「大手ファームから急成長ファーム・ブティックまで、各社の採用担当者と直接やりとりしています」とあり、「求人票には書かれない採用基準や『いま欲しい人物像』」を踏まえて、推薦文を添えて応募すると書かれています。選考ごとのフィードバックを次の選考に活かす、ともあります。
公式サイトのトップには「200社以上の企業求人をご紹介」とあり、紹介企業の例としてA.T. カーニー、PwCコンサルティング、KPMGコンサルティング、EYストラテジー・アンド・コンサルティングといった名前が並んでいます(いずれも運営会社の案内です)。未経験者にとって、落ちた理由が分からないまま次に進むのがいちばんつらいところです。選考ごとに何が足りなかったかを返してもらえるなら、応募を重ねるほど精度が上がっていくはずです。
対策の範囲も広めです。よくある質問では、書類・面接対策について「職務経歴書の添削から、コンサル特有のケース面接対策、模擬面接・フィードバックまで対応しています」と案内されています。ページでは、一般的な転職活動を「職務経歴書は今の業務の羅列」「ケース面接は独学、ぶっつけ本番」と表現していて、そこを元コンサルと一緒に作り込むのがFlowXのやり方だと説明されています。
未経験の選考でつまずきやすいのは、今の仕事の経験をコンサルの言葉に置き換えるところです。「営業で数字を伸ばした」を「顧客の課題をどう見つけて、どう解決したか」に言い直せるかどうかで、書類の通りやすさがかなり変わります。ページにも「未経験からのコンサル転職は、ポテンシャル採用です」とあります。ケース面接の基本は面接対策完全ガイドでも整理しているので、相談の前に目を通しておくと、話がスムーズに進むと思います。
注意点①:「未経験」はコンサル業界の未経験のことで、年齢の目安もある
FlowXの「未経験」は、社会人経験がないという意味ではなく、コンサル業界の経験がないという意味で使われています。よくある質問でも「FlowXの支援実績は、そのほとんどがコンサル未経験の方です」とあり、会社概要には営業経験者、SE経験者、インフラ・ネットワークエンジニア、事業企画・事業開発など、前職ごとの支援メニューが並んでいます。
つまり、何かしらの仕事の経験があって、それをコンサルでどう活かすかを考える人向けのサービスということです。ページにも「『未経験だから無理』ではなく、『これまでの経験をどう活かすか』が勝負」と書かれています。社会人経験がほとんどない場合に何を求められるかは、公開情報では確認できませんでした。新卒1〜2年目の方は、先に第二新卒の転職戦略で、自分の経験をどう見せるかを考えておくといいかもしれません。
年齢についても、よくある質問で正直に書かれています。「支援実績は20代後半〜30代前半に集中しています」「40代以降の方にご紹介できる求人はどうしても限られるのが実情です」「30代後半の方は、これまでの専門性によってご提案できる場合があります」という案内です。
ここは、読む人によってはちょっと厳しく感じるかもしれません。ただ、未経験のコンサル採用はファームの側がポテンシャル採用を前提にしている、という理由も添えられていて、筋の通った説明だと思います。30代後半以降の方は、「未経験者として」ではなく「専門性のある人として」相談するつもりで、今の仕事で積んだ強みを具体的に準備しておくのがおすすめです。
年収についても、「未経験からのポテンシャル枠と、経験を評価される枠とでは前提が違うため、一律の目安はお出ししていません」「一時的に横ばいになるケースもある」と書かれています。コンサル=すぐ年収アップ、と思い込まずに、面談で自分の場合の見込みを聞いておきたいところです。
注意点②:少人数の体制なので、ほかのサービスとの併用も考える
FlowXは2025年5月創業の新しい会社で、未経験者向けページで担当として紹介されているのは代表者2人です。元コンサルに直接相談できるのは強みですが、そのぶん担当者を選ぶ余地は少ないと考えておいたほうがよさそうです。相性が合わなかった場合の代わりが見つけにくい、ということですね。
ほかのエージェントとの併用について、公式サイトに決まりは見当たりませんでした。紹介してもらえる求人や選考対策の進め方はエージェントごとに違うので、大手のコンサル特化型と並べて使うのも一つの方法です。たとえば同じコンサル特化のMyVisionは、支援した人の約8割がコンサル未経験と案内しています。2社で見立てが同じなら自信を持って進められますし、違えばその理由を聞くことで自分の強みがはっきりします。
向いている人・向いていない人
向いている人:20代後半〜30代前半で、コンサル業界の経験はないけれど社会人として数年働いてきた方/営業・SE・事業企画など、今の経験をコンサルでどう活かせるか整理したい方/在職中で、平日夜や土日にオンラインで相談したい方。
向いていない人:40代以降で、未経験としてコンサルに入りたい方/コンサル以外の業界も含めて幅広く探したい方(この場合は転職エージェントの使い方ガイドで総合型との組み合わせ方を見てみてください)/大きな会社で担当者を選びながら使いたい方。
無料相談の前に確認したい質問リスト
最初の60分のオンライン相談は、FlowXが自分に合うかを確かめる時間でもあります。次の質問をメモしておくと、時間を有効に使えます。
- 私の年齢と職種だと、どのタイプのファーム(総合・IT・ブティックなど)が現実的ですか
- ケース面接の模擬面接は、何回くらい受けられますか
- 推薦文にはどんなことを書いてもらえますか。応募前に内容を見せてもらえますか
- 選考に落ちたとき、ファームからのフィードバックはどこまで共有してもらえますか
- 未経験で入社した場合、今の年収と比べてどのくらいを見込めばいいですか
- ほかのエージェントと並行して使っても大丈夫ですか
- 有料職業紹介事業の許可番号を教えてください
この中で特に聞いておきたいのは5つ目です。公式でも年収は一律の目安を出していないと書かれているので、自分の場合の数字は面談で聞くしかありません。今の年収を正直に伝えたうえで、上がるのか、いったん横ばいなのかを確かめておくと、あとで迷わずにすみます。
申し込む前のチェックリスト
- 今の仕事で「課題を見つけて解決した経験」を2〜3個書き出しておく
- 外資戦略コンサルと日系総合コンサルの比較で、ファームの種類の違いをざっくりつかんでおく
- エンジニアの方はSE/PMからITコンサルへのキャリアチェンジで、評価されやすい経験を確かめておく
- ほかのサービスとも比べたいなら、業界特化型の転職エージェント一覧で候補を並べておく
- 相談できる曜日と時間帯(平日夜・土日など)を決めておく
まとめ:判断の目安
公開情報から分かるのは、FlowXが20代・30代で未経験からコンサルを目指す人向けの無料の転職支援で、元コンサルの代表2人が書類・ケース面接・推薦までまとめて手伝う体制だということです。年齢の目安や年収の考え方も、よくある質問でかなり率直に書かれています。一方で、有料職業紹介事業の許可番号は公式サイトでは確認できず、会社も2025年創業と新しいので、進め方の相性は実際に話してみないと分かりません。
なので進め方としては、まずオンライン60分の無料相談で「自分の経歴で狙えるファーム」と「年収の見込み」を聞く。そのうえで、ほかのコンサル特化型とも比べて、見立てがそろうかを確かめる、という順番がおすすめです。「自分の職種じゃ無理かも」と思っている段階でも、話してみることで自分の強みの見え方が変わるかもしれません。
掲載内容は公開情報を整理したものです。サービス内容・対象条件は変わることがあるので、最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください。


