就活エージェントに登録したあと、初回面談の日が近づくとちょっと緊張しますよね。「何を聞かれるんだろう」「準備していかないと怒られるのかな」「合わなかったらどう断ればいいの」。わかります。はじめて会う大人に、自分の就活の状況をまるごと話すわけですから。
この記事では、初回面談のだいたいの流れ、聞かれやすいことと答えの準備、こちらから聞いておきたい質問、面談のあとの断り方までを順番に整理します。サービスごとの案内は各社の公式ページで確認できた範囲だけを書いていて(情報確認日: 2026年9月26日)、体験談や口コミは載せていません。面談を「選ばれる場」ではなく「こちらも選ぶ場」にするための準備を、一緒に見ていきましょう。
面談の前に知っておきたいこと(公式ページで確認できた範囲)
まず大事な前提として、初回面談は選考ではありません。エージェントが就活生の希望や状況を聞いて、紹介する企業やサポートの方針を決めるための時間です。利用料は、下の4社のうち就職エージェントneoPR・ユメキャリ就職エージェント・アカリク就職エージェントの3社で「無料」と明記されていました。面談の形は各社で少しずつ違うので、公式ページで確認できたことを並べておきますね。
- 就職エージェントneo(株式会社ネオキャリア):よくある質問で「現在、WEBにて面談を行っています」と案内されています。「全国(東京・横浜・仙台・名古屋・大阪)に拠点」があり、直接の面談は予約制です。所要時間は公開情報では確認できませんでした。詳しくは就職エージェントneoの解説にまとめています
- UZUZ(株式会社UZUZ):既卒・第二新卒向けサービス「第二の就活」内の「就職・転職活動の流れ」ページに「面談時間は【60分〜90分程度】です」とあり、オンラインで行う形です。新卒向けの案内はUZUZ新卒の解説をどうぞ
- ユメキャリ就職エージェント(Reve Career Agency株式会社):やりとりは「LINEやメール、オンラインミーティングなど」と案内されています。所要時間は公開情報では確認できませんでした。ユメキャリ就職エージェントの解説もあわせてどうぞ
- アカリク就職エージェント(株式会社アカリク):大学院生向けで、「すべてオンライン」「WEB面談や電話からお選びいただけます」と案内されています。所要時間は公開情報では確認できませんでした。詳しくはアカリク就職エージェントの解説で
こうして並べると、じつは所要時間をはっきり書いているサービスは多くないんです。予定を組むときは、予約確認の連絡が来た段階で「何分くらいですか」と聞いてしまうのがいちばん確実です。授業やアルバイトの前に詰め込むと、肝心の質問をする時間がなくなってしまいます。
初回面談のだいたいの流れ
サービスによって細かい違いはありますが、初回面談はおおむね次の順番で進みます。
- 予約の確認:申し込みのあと、電話やメールで日程の確認が来ます(就職エージェントneoは「当日~数日以内に弊社から電話orメールで確認連絡」と案内)
- サービスの説明:どんなサポートがあるか、費用がかからない理由などの説明
- ヒアリング:今の就活の状況、希望する業界や職種、不安に思っていること
- 方向性のすり合わせ:どんな企業を見ていくか、次に何をするか
- 次の約束:求人の紹介、ES添削や面接練習の日程など
面談の中心は3つ目のヒアリングです。ここでどれだけ正直に話せるかで、そのあと紹介される企業の合い方が変わってきます。逆に言うと、準備はこのヒアリングに向けてしておけば十分なんです。
聞かれること①:希望条件と志望業界
就職エージェントneoの公式ページには「あなたの希望・興味のある業界や職種などを伺いながら企業紹介」とあり、UZUZの案内にも「これまでの経歴・希望する条件」を話してほしいと書かれています。どのサービスでも、ここはほぼ確実に聞かれます。
準備としては、「絶対にゆずれない条件」と「できれば欲しい条件」を分けてメモしておくのがおすすめです。勤務地・職種・働き方・給与のうち、どれが「絶対」なのか。全部を「できれば」にしてしまうと、担当の方も紹介の軸を決められません。志望業界がまだ決まっていなくても大丈夫です。UZUZの案内には「『やりたいことが分からない』などのご相談も大歓迎です」とあります。その場合は「なんとなく気になる業界」と「これは違うと思う業界」を1つずつ挙げられるようにしておくと、話が前に進みやすくなります。
聞かれること②:これまでの就活の状況
就職エージェントneoのよくある質問には「アドバイザーが今の不安や悩んでいること、就活状況などを質問していきます」とあります。具体的には、いま選考中の企業、受けて落ちた企業、持っている内定、ほかに使っている就活サービスなどです。
ここは少し話しにくいところですよね。落ちた数が多いと、言うのが恥ずかしくなる気持ちもわかります。ただ、エージェントは選考の結果を見て、どこでつまずいているかを探します。書類で落ちているのか、一次面接なのか、最終なのか。これが分かるだけで、次にやる対策がまったく変わるんです。企業名・選考の段階・結果を一覧にして、面談の前に手元に用意しておくと、話が早く進みます。
聞かれること③:自己PRと学生時代の経験
紹介する企業を考えるために、どんな強みがあって、どんな経験をしてきたかも聞かれます。ここで完成した自己PRを話せなくても問題ありません。むしろ、うまく言葉にできていない部分を一緒に整理するのが、エージェントを使う意味のひとつです。
準備するなら、自己PRの文章を磨くよりも、材料を並べておくほうが役に立ちます。アルバイト・ゼミ・サークル・研究などで「自分なりに工夫したこと」を2〜3個、箇条書きで出しておいてください。それと、ESをすでに書いているなら持っていくと話が早いです。面接での話し方は面接対策ガイドで頻出の質問ごとに整理しているので、面談のあとに合わせて読んでみてください。
こちらから聞いておきたい質問
面談の最後に「何か質問はありますか」と聞かれることが多いです。ここで何も聞かないのは、ちょっともったいないかもしれません。次の6つは、そのサービスが自分に合うかを見極めるのに役立ちます。
- 私の希望だと、どんな業界・規模の企業を紹介してもらうことが多くなりそうですか
- 紹介していただく企業は、どのくらいの数から選ぶ形になりますか
- 連絡は電話・メール・LINEのどれが中心で、どのくらいの頻度になりますか
- 紹介された企業の選考を途中で辞退するときは、どう伝えればいいですか
- ほかの就活エージェントや就活サイトと併用しても大丈夫ですか
- 担当の方を替えてもらうことはできますか
とくに1つ目と3つ目は、あとから「こんなはずじゃなかった」になりやすいところです。エージェントは取引のある企業の求人を紹介する仕組みなので、紹介の幅はサービスごとに違います。連絡の頻度も、自分の生活に合うかどうかを最初に確かめておくと気持ちが楽になります。併用の考え方は就活エージェント活用ガイドで詳しく書いています。
面談後の断り方(例文)
面談を受けてみて「このサービスは自分には合わないかも」と感じることもありますよね。そのときは、短く・正直に・お礼を添えて伝えるだけで大丈夫です。理由をくわしく説明する必要はありません。
サービスの利用をやめるときの例文:「先日は面談のお時間をいただき、ありがとうございました。検討した結果、今回はほかの方法で就職活動を進めることにしました。紹介のご連絡は、今後は不要です。お世話になりました。」
紹介された企業への応募を見送るときの例文:「ご紹介ありがとうございます。仕事内容を拝見したのですが、今回は希望する職種と違うため、応募は見送らせてください。〇〇の職種の求人があれば、ぜひご紹介いただきたいです。」
2つ目のように、断るときに「代わりに何が欲しいか」を添えると、次の紹介が自分の希望に近づきます。断ることは失礼ではなく、希望を伝え直すきっかけなんです。
やってはいけないこと
- ほかのサービスを使っていることを隠す:同じ企業に別ルートから応募が重なると、企業側にも迷惑がかかります。併用していること自体は、正直に伝えて問題ありません
- 興味のない企業に「とりあえず」応募する:断りにくくて応募を重ねると、選考の日程に追われて本命の準備が薄くなります
- 連絡を無言で止める:やめたいときも、ひとこと伝えるほうが自分の気持ちも楽になります。例文をそのまま使ってください
- すべてをエージェントに任せる:紹介される企業は取引のある企業が中心です。自分で見つけた企業の選考も並行して進めておきましょう
まとめ:判断の目安
初回面談は選考ではなく、エージェントと就活生がお互いを知るための時間です。準備するのは、希望条件の「絶対」と「できれば」の区別、これまでの選考の一覧、自分なりに工夫した経験の材料、この3つで十分です。そのうえで、紹介される企業の傾向と連絡の頻度を質問で確かめておくと、そのサービスが自分に合うかが見えてきます。
順番としては、まず1社の面談を受けて自分の状況を整理し、そのうえで2社目と比べて使い続けるサービスを決めるのがおすすめです。どのサービスから始めるか迷ったら、新卒就活エージェントの比較で特徴を見比べてみてください。秋からの就活なら27卒の後期就活・秋採用ガイドもあわせて読むと、面談で話す優先順位が決めやすくなると思います。
掲載内容は公開情報を整理したものです。サービス内容・対象条件は変わることがあるので、最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください。

