卒業してからアルバイトを続けていて、正社員の求人を見るたびに「職歴のところに何を書けばいいんだろう」と手が止まってしまう。入社してすぐ辞めてしまって、次の会社にどう説明しようか迷っている。そんなとき、ひとりで求人サイトを眺めているだけだと、なかなか一歩目が出ないですよね。そういう方に向けた無料の就職支援のひとつが DYM就職 です。運営は株式会社DYMで、公式ページでは「既卒・第二新卒・フリーター・未経験向けの就職・転職エージェント」と説明されています。
ひとつ先にお伝えしておきたいのが、名前のことです。運営会社のお知らせによると、DYM就職は2026年10月1日から「ミーツカンパニー」ブランドに統合され、いまは ミーツカンパニー【就職・転職エージェント】 という名前になっています。この記事では、検索で見かけることの多い「DYM就職」の名前で書いていきます。
使ったのは、公式サイトのサービスページ・利用規約・申し込みページ、運営会社の会社概要とお知らせです(情報確認日: 2026年10月10日)。口コミや体験談は載せていません。申し込む前に知っておきたいことを、一緒に見ていきましょう。
DYM就職の基本情報(公開情報で分かる範囲)
- サービス名:2026年10月1日から「ミーツカンパニー【就職・転職エージェント】」(旧サービス名「DYM就職」)。これまでの公式サイト(www.dshu.jp)を開くと、新しいサービスページへ切り替わります(2026年10月10日に確認)
- 運営会社:株式会社DYM(会社概要ページでは設立2003年8月22日、資本金5,000万円、本社は東京都品川区大崎)
- 有料職業紹介の許可番号:13-ユ-304089(会社概要ページの「登録免許」欄)
- 対象:既卒・第二新卒・フリーター・未経験の方。ブランド統合のお知らせでも「既卒・フリーター・第二新卒に特化」と書かれています。年齢の上限や学歴の条件は、公開されているページでは確認できませんでした
- 利用料:無料。サービスページは「まずは無料相談」、申し込みページは「エージェントが無料で徹底サポート」と案内しています。利用規約には、手数料は求人企業からいただくと書かれています
- 面談の形式:利用規約では、サービスの中身として「電話や面談による就職カウンセリング」が挙げられています。オンラインで受けられるか、来社する場合の場所はどこかは、公開されているページでは確認できませんでした
- 扱う仕事:利用規約では「国内・全職種(港湾運送業務、建設業務を除く)」
- サービスの流れ:面談予約(登録は「30秒ほど」)→ 面談で希望の業界や条件を聞き取り、合う求人を紹介 → 書類作成・選考対策 → 内定獲得(入社に備えたサポートもあり)
- サービスの期間:利用規約では、原則としてサービス開始の連絡から2年間。続けたいと申し出れば続けられ、やめたいと申し出れば速やかに終了すると書かれています
- 取得元:公式サイトのサービスページ・利用規約・申し込みページ、運営会社の会社概要ページと2026年10月1日のお知らせ(情報確認日: 2026年10月10日)
公式サイトはミーツカンパニー就職・転職エージェント(旧DYM就職)の公式サイトから確認できます。
名前が変わっても、運営している会社は同じ株式会社DYMです。会社概要に載っている有料職業紹介の許可番号もひとつなので、「DYM就職」で調べて新しい名前のページにたどり着いても、同じ会社のサービスだと考えて大丈夫です。古い記事や広告では旧名のまま書かれていることもあるので、申し込みの画面で運営会社名を一度見ておくと安心ですね。
同じ会社の新卒向けサービスについても、少しだけ触れておきます。統合のお知らせによると、「ミーツカンパニー」はもともと2011年に始まった座談会形式の合同説明会で、少人数で人事や経営層と直接話せる新卒向けのイベントです。いまは同じブランドの中に、新卒エージェント・スカウト・就活イベントもそろっています。在学中の学生の方は、既卒向けの窓口ではなく、こちらの新卒向けサービスが入口になります。
特徴①:専属のアドバイザーがマンツーマンでついてくれる
統合のお知らせでは、このサービスの中身を「内定獲得を目指し、専属キャリアアドバイザーがマンツーマンでサポート」と説明しています。サービスページでも、自己分析の手伝いから履歴書の書き方、面接の練習まで、専任のアドバイザーが「一つひとつ丁寧に伴走します」と書かれています。
読者にとって大きいのは、「何から始めればいいか分からない」という段階から相談できることだと思います。フリーター期間が長かったり、前の会社をすぐ辞めていたりすると、自己PRや志望動機を書く手前の「自分の経歴をどう説明するか」で止まってしまいがちなんですよね。そこを第三者と一緒に言葉にできるのは、ひとりで準備するよりずっと心強いです。
ただ、どこまで手伝ってもらえるかは、人によって変わるかもしれません。利用規約には、紹介できる求人がある場合に、書類や面接の支援などの中から「当該利用者に適切なサービスを当社の判断で提供する」とあります。面接の練習を何回くらいしてもらえるのか、書類はどこまで一緒に直してもらえるのかは、最初の面談で聞いておくのがおすすめです。
特徴②:早く決めたい人向けに、選考が早い求人を前に出している
サービスページでは「最短1日で内定」とうたっていて、「いち早く内定が欲しい」「就職活動を長引かせたくない」という希望に合わせて、選考が早く進む求人を多く用意していると書かれています。この「最短1日」には「2024年実績」という注記と、「求人の選考回数や選考日程により、ご希望に添えない場合がございます」という注記がついています。
ほかにも、ページには次の数字が載っています(いずれも運営会社の案内)。
- 面談実績「70,000人以上」(2017年5月〜2026年3月の実績)
- サービス満足度「90%」(2025年10月〜2026年3月の利用者満足度)
- 「年収100万円アップの転職事例あり」(対象期間: 2024年4月〜2025年3月)
早く決まるのは、生活の不安を早く減らせるという意味でうれしいことです。ただ、「最短」や「事例あり」は、いちばん早かった例・いちばん上がった例を示す書き方なんですね。みんながそうなるという意味ではないので、「スピードを大事にしているサービス」と読んでおくのがちょうどいいと思います。自分のペースで比べたい方は、面談の最初に「いつまでに決めたいか」をはっきり伝えておくと、話がかみ合いやすくなります。
注意点①:サイトの数字は、注記とセットで読む
特徴②で見たような実績の数字は、「いつの期間の、何を数えた数字か」を確かめるくせをつけておくと安心です。いまのサービスページは、実績の数字それぞれに集計の期間を書いています。その注記まで読んで、気になる数字は面談で「この数字はどう数えていますか」と聞いてみてください。聞いてみて、ていねいに答えてもらえるかどうかも、担当の方を見るひとつの材料になると思います。
注意点②:労働条件と内定の返事は、自分の目でも確かめる
利用規約には、入社した場合の仕事内容や待遇などの労働条件について、運営会社は概略を確認するものの、利用者は求人企業に労働条件を直接確かめてから雇用契約を結ぶこと、と書かれています。運営会社が伝えた条件が、雇用契約の細かい中身まで保証するものではない、という説明です。
これはエージェント型のサービスに共通する考え方ですが、規約にはっきり書いてあるのは大事なところです。給与のうち固定の部分はいくらか、残業代の扱い、休日の数、研修の期間、最初の配属先。このあたりは、内定が出たら労働条件の書面(労働条件通知書)で一つずつ確かめてください。分からないところは、担当の方に聞いても、企業の人事に直接聞いても大丈夫です。
それと、内定の返事の期限や、内定を断る場合の扱いについては、公開されているページでは記載を確認できませんでした。スピード感のあるサービスほど、返事を急いでいるように感じる場面があるかもしれません。そんなときは「ほかの選考の結果が出る日まで待ってほしい」と、理由と返事できる日をセットで伝えてみてください。
もうひとつ、申し込みの前に知っておきたいのが個人情報の扱いです。利用規約の「個人情報の取扱について」では、申し込んだ人の氏名・学歴・職歴などを、同じグループの株式会社DYMキャリアと共同で使うことがあると書かれています。気になる方は、申し込む前に規約のこの部分を読んでおくといいかもしれません。
向いている人・向いていない人
向いている人:正社員の経験がない既卒・フリーターの方で、経歴の説明から一緒に考えてほしい方/早期離職をして、次の仕事を早めに決めたい第二新卒の方/履歴書の書き方や面接の練習を、マンツーマンで見てもらいたい方。
向いていない人:在学中の学生の方(同じブランドの新卒向けサービスが入口になります)/港湾運送や建設の仕事を探している方(利用規約で扱う職種から外れています)/じっくり時間をかけて、たくさんの求人を自分で比べたい方。同じように既卒・第二新卒を対象にしたサービスとして、第二新卒エージェントneoの評判と注意点も整理しているので、面談の形式や拠点を比べてみてください。
面談で確認したい質問リスト
公式の流れでは、面談で希望の業界や条件を聞き取ったあと、そのまま求人の紹介に進みます。受け身で終わらないように、次の質問を持って行くのがおすすめです。
- 面談はオンラインと来社のどちらで受けられますか。来社の場合、場所はどこですか
- 自分の経歴(フリーター期間・離職までの期間)だと、どんな職種の求人が多くなりそうですか
- 「最短1日で内定」のような早い選考の求人は、どんな業界・職種に多いですか
- 紹介された求人の固定給・残業代の扱い・休日の数・研修の期間・配属先はどうなっていますか
- 内定の返事の期限はどれくらいで、延ばしたいときは相談できますか
- ほかのエージェントや、自分での応募と並行して進めてもいいですか
この中で見落としやすいのは1つ目です。公開されているページでは面談の形式や場所が分からなかったので、申し込んだあとの最初の連絡で聞いてしまうのが早いです。地方に住んでいる方は、あわせて「希望する県の求人はどれくらいありますか」も聞いておきたいところですね。
申し込む前のチェックリスト
- 第二新卒・既卒の転職で見られるポイントを第二新卒の転職戦略ガイドで確かめておく
- ほかの20代向けサービスとも並べて見る(20代向け転職エージェントの比較)
- エージェントを何社使うか、断るときどう伝えるかを転職エージェントの使い方で決めておく
- 面接でよく聞かれる質問を面接対策ガイドでひととおり見ておく
- 前の職場を辞めた理由(またはフリーターを続けてきた理由)と、次にしたいことを一文ずつ書き出しておく
- 「この条件だけはゆずれない」(勤務地・休日・給与の下限)を3つまでにしぼっておく
まとめ:判断の目安
公開情報から分かるのは、既卒・第二新卒・フリーター・未経験の方を対象にした無料の就職支援であること、専属のアドバイザーがマンツーマンでつくこと、選考の早い求人を前に出していること、そして2026年10月から「ミーツカンパニー就職・転職エージェント」という名前に変わったことです。一方で、面談の形式や場所、年齢の条件、内定の返事の扱いは、公開されているページだけでは分かりませんでした。
なので順番としては、まず辞めた理由と次にしたいことを自分の言葉で書き出す、そのうえで面談を受けて、質問リストで面談の形式と求人の条件を確かめるのがおすすめです。サイトの数字は注記まで読み、労働条件は書面で確かめる。この2つを押さえておけば、スピード感のあるサービスでも、自分のペースで決めやすくなると思います。最新のサービス内容はミーツカンパニー就職・転職エージェント(旧DYM就職)の公式サイトで確認できます(情報確認日: 2026年10月10日)。
掲載内容は公開情報を整理したものです。サービス内容・対象条件は変わることがあるので、最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください。

