20代PRで転職を考えはじめると、「20代向け」をうたうエージェントがたくさんあって、どこも似て見えてしまいますよね。ただ、公式サイトをひとつずつ読んでいくと、対象にしている人も、面談のやり方も、仕事の選び方も、じつはけっこう違うんです。
この記事では、第二新卒エージェントneo・猫の手AGENTPR・20代の転職相談所PR・相性転職PersonalFile・ユメキャリ転職エージェントPRの5つを、各社の公式サイトの公開情報(情報確認日: 2026年9月26日)だけで比べます。口コミや体験談は載せていませんし、順位もつけません。そのかわり「既卒・フリーター」「短期離職」「未経験の職種へ」「地方在住」という状況ごとに、どこから相談すると話が早そうかを一緒に見ていきます。エージェントの基本的な使い方は転職エージェントの使い方完全ガイドに、第二新卒の転職の全体像は第二新卒の転職戦略ガイドにまとめているので、ここでは「どこを選ぶか」に絞ります。
選び方①:職歴がない・アルバイトだけなら「対象」の書き方を見る
卒業後に正社員の経験がない既卒・フリーターの方は、まず「自分が対象に入っているか」を確かめるところから始まります。ここは公式の書き方にはっきり差があります。
第二新卒エージェントneoPRはトップページに「対象:第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーター」と書いていて、説明文では「20代の方限定」としています。20代の転職相談所はよくある質問で、就業経験がない場合でもサポートしていると答えています。相性転職PersonalFileは「フリーター・既卒・第二新卒・大学中退の方向け」とうたっていて、運営会社の案内では「就職成功者の95%が未経験」だそうです。ユメキャリ転職エージェントも、よくある質問で年齢や職種の制限は特にないとし、既卒の方も気軽に相談してほしいと書いています。
ここで大事なのは、「対象に書いてある」ことと「その層に合う求人がたくさんある」ことは別だという点です。職歴なしから正社員を目指すなら、対象に名前が挙がっているサービスを選んで、面談で「自分と同じ経歴の人にどんな求人を紹介しているか」を聞くのが近道だと思います。
選び方②:短期離職なら、辞めた理由を一緒に整理できる場があるか
入社して1年たたずに辞めた、あるいは辞めようか迷っている。この場合、求人より先に「辞めた理由をどう話すか」でつまずきやすいんですよね。
20代の転職相談所は、この状況に合わせた入口を公式に用意しています。「新卒入社からの早期離職相談コース」や「2回目以上の転職」の相談コースがあり、辞めるべきか迷っている人向けの「早期離職緊急度診断チガウミカタ」という診断もあります。猫の手AGENTは、いまの業務を分解して「再現性のあるスキル」「企業に刺さる強み」として書類に落とし込むと案内しています。職歴が短い人ほど、この作業は効いてくると思います。
まだ辞めていない段階なら、猫の手AGENTとユメキャリ転職エージェントはどちらも、転職するか決まっていなくても相談できると書いています。辞める前に一度話してみて、「辞めない」という選択肢も含めて考えるのもいいと思います。
選び方③:未経験の職種に移りたいなら、「仕事の決め方」を見る
いまの職種から別の職種に移りたいとき、サービスごとの差がいちばん出るのが「どうやって次の仕事を決めるか」です。
相性転職PersonalFileは、面談の中でキャリアパーソナリティ診断を受け、その結果とヒアリングをもとに相性のよい職種や企業を紹介する作りです。性格タイプは80類型に分かれると案内されています。ユメキャリ転職エージェントは、職種や業種に詳しい専任アドバイザーがつき、現役の企業人事が書類や面接の対策をすると書かれています。猫の手AGENTは「3年後の理想」から逆算してキャリアを設計する、という考え方を前に出しています。
「向いている仕事がまだはっきりしない」ならPersonalFileの診断、「行きたい職種は決まっていて、選考を通る準備がしたい」ならユメキャリの人事目線の対策、という分け方ができそうです。ただ、PersonalFileは「すでにやりたい仕事が決まっている」「スキル重視で就職・転職したい」方への対応は遠慮していると公式に書いているので、そこは合わせて見ておいてください。
選び方④:地方在住なら、面談の形式と拠点を見る
地方に住んでいる方にとっては、面談をどこで、どうやるかが大事です。ここは公式の記載がいちばん分かれるところでした。
ユメキャリ転職エージェントは、よくある質問で「日本全国の方が対象」とし、LINEやメール、オンラインミーティングでやりとりすると書いています。猫の手AGENTはキャリア面談を「リモートまたはお電話で実施」としています。第二新卒エージェントneoは来社面談とWEB面談があり、来社先は東京・大阪・名古屋・福岡から選べます。20代の転職相談所は東京・大阪・名古屋に相談所があり、電話・メール・Web面談でもサポートすると書かれています。ただ、会員登録者は「首都圏・関西・東海エリアを中心に」と案内されています。相性転職PersonalFileは、面談の形式(オンラインか来社か)を公開情報では確認できませんでした。
面談がオンラインでできても、紹介される求人が自分の地域にあるかは別の話です。地方で働きたい方は、面談の最初に「この県の求人はどれくらいありますか」と聞いてしまうのがいちばん確実です。
5社の比較表(公式サイトで確認できた範囲)
| サービス | 運営会社 | 対象 | 料金 | 形式 | 公式で確認できた特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第二新卒エージェントneo | 株式会社ネオキャリア | 第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーター(20代の方限定) | 無料 | 来社面談(東京・大阪・名古屋・福岡)・WEB面談 | 紹介企業は実際に訪問した企業のみと案内/入社日や条件の交渉を代行/内定後研修あり |
| 猫の手AGENT | 株式会社にゃー | 20代(転職を決めていない方も可) | 完全無料 | リモートまたは電話で面談/LINEでも相談可 | 求人数「12万件」(運営会社の案内)/3年後・5年後から逆算するキャリア設計/強みを書類に言語化 |
| 20代の転職相談所 | ブラッシュアップ・ジャパン株式会社 | 20代・既卒・第二新卒(就業経験なしも可) | 無料 | 東京・大阪・名古屋の相談所/電話・メール・Web面談 | 求人「5,000件以上」(運営会社の案内)/早期離職の相談コースと診断/応募は相談員の推薦を通す |
| 相性転職PersonalFile | 株式会社Personal | フリーター・既卒・第二新卒・大学中退(20代に特化) | 完全無料 | 公開情報では確認できず(面談は1時間〜1時間30分ほど) | 面談中にキャリアパーソナリティ診断/希望エリアや適職に強い別のエージェントを紹介する場合あり/他社との併用可 |
| ユメキャリ転職エージェント | Reve Career Agency株式会社 | 年齢・職種の制限なし(既卒・未経験業種も相談可) | 無料 | 全国対象/LINE・メール・オンラインミーティング | 現役の企業人事による書類・面接対策/職種・業種に詳しい専任アドバイザー/入社後フォロー |
表の数字は各社が自分のサイトに載せている案内で、第三者が確かめた数字ではありません。求人数の数え方もサービスごとに違うかもしれないので、数の大小だけで比べないほうが安心です。
サービスごとのまとめ
第二新卒エージェントneo
既卒・フリーター・中卒の方まで対象に名前が挙がっていて、20代に限っているのが特徴です。来社面談の場所は東京・大阪・名古屋・福岡から選べ、WEB面談もあります。紹介する企業は実際に訪問してすすめられる企業だけ、という方針が書かれています。詳しくは第二新卒エージェントneoの評判と注意点で整理しています。
猫の手AGENT
20代に特化していて、面談はリモートか電話です。LINEからも相談を申し込めます。「今の転職」ではなく「3年後の理想」から逆算する考え方を前に出していて、希望の年収にすぐ届かなくても、ステップになる環境から設計すると案内されています。よくある質問では、退職後の申し込みなら最短で1週間以内の勤務開始もできると書かれています。詳しくは猫の手AGENTの評判と注意点へ。
20代の転職相談所
運営はブラッシュアップ・ジャパン株式会社で、公式サイトでは「我が国で初めて20代に特化した転職・就職支援サービス」を手がけた会社と紹介されています(運営会社の案内)。早期離職や2回目の転職など、状況別の相談コースと診断がそろっているのが特徴です。応募は相談員の推薦を通す形で、掲載企業へ直接問い合わせることはできません。詳しくは20代の転職相談所の評判と注意点へ。
相性転職PersonalFile
面談の中で受けるキャリアパーソナリティ診断をもとに、相性のよい職種や企業を紹介するサービスです。面談は1時間〜1時間30分ほどかかると案内されています。運営会社の案内には「就職成功者の95%が未経験」「入社半年後 定着率100%」とありますが、集計の期間や人数は書かれていません。やりたい仕事が決まっている方やスキル重視の方への対応は遠慮していると公式に書かれているので、自分の状況と合うか先に確かめておきましょう。詳しくは相性転職PersonalFileの評判と注意点へ。
ユメキャリ転職エージェント
「現役の企業人事スタッフ」による転職サポートをうたっていて、書類や面接の対策を、合否を判断する側の視点で受けられるのが特徴です。年齢や職種の制限はなく、日本全国が対象で、やりとりはLINE・メール・オンラインミーティングです。入社後のフォローまで流れに入っています。詳しくはユメキャリ転職エージェントの評判と注意点へ。
状況別:どこから相談すると話が早いか
既卒・フリーターで正社員の経験がない方:対象に名前が挙がっている第二新卒エージェントneo・相性転職PersonalFile・20代の転職相談所のうち、面談の形式が合うところから。
短期離職で、理由の話し方に不安がある方:早期離職の相談コースがある20代の転職相談所か、強みの言語化を前に出している猫の手AGENT。
未経験の職種に移りたい方:向いている仕事がまだ分からないなら相性転職PersonalFile、行きたい職種が決まっているならユメキャリ転職エージェント。
地方在住の方:全国対象でオンライン対応と書いているユメキャリ転職エージェントか、リモート・電話で面談する猫の手AGENT。近くの都市に拠点があるなら、第二新卒エージェントneoや20代の転職相談所も候補になります。
どの場合も、1社に決めきる必要はありません。PersonalFileのよくある質問のように、他社との併用を認めているサービスもあります。2社くらいで面談して、担当者との相性と紹介される求人の中身を比べるのがおすすめです。25歳前後で迷っている方は、第二新卒の25歳の壁も読んでみてください。
申し込む前のチェックリスト
- 自分の状況(既卒・短期離職・未経験職種・地方)がどれに当たるかを決める
- 候補のサービスの「対象」と「面談の形式」を公式サイトで確かめる
- 職歴・辞めた理由・次にやりたいことを、それぞれ3行でメモしておく
- 面談では「自分と同じ経歴の人に紹介している求人」と「希望する地域の求人の数」を聞く
- 連絡の頻度や断り方が不安なら、転職エージェントの使い方完全ガイドで先に確認しておく
まとめ:判断の目安
5つとも20代の転職を無料で支援するサービスですが、公式の記載を並べてみると、得意にしている入口がそれぞれ違います。職歴なしの既卒・フリーターを対象にはっきり書いているところ、早期離職の相談コースを持つところ、診断で職種を選ぶところ、企業人事の目線で対策するところ、全国をオンラインで受けるところ。どこが合うかは、あなたの状況で決まってきます。
なので順番は、まず自分の状況に合う入口を持つサービスを1〜2社選んで面談する、そのうえで紹介された求人と担当者の説明を比べて絞るのがおすすめです。サイトに載っている数字の大きさより、自分と同じ経歴の人にどんな求人を出しているかを聞くほうが、ずっと判断の材料になります。
掲載内容は公開情報を整理したものです。サービス内容・対象条件は変わることがあるので、最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください。


