エンジニアになりたい気持ちはあるけれど、IT企業はたくさんあって違いがよく分からない。研究や授業が忙しくて、企業研究まで手が回らない。そんなふうに迷っている人は多いと思います。そこで名前を見かけるのが イロダステック(irodasTech) です。公式サイトでは「ITエンジニア専門の新卒向け就活エージェント」と紹介されていて、運営は大阪に本社がある株式会社irodasです。
この記事では、対象になる人、料金、面談の形、サポートの中身、紹介される企業について、運営会社の公開ページに書かれていることだけを整理します(情報確認日: 2026年10月5日)。口コミや体験談は載せていません。公開情報で分かることと、分からないことを分けて書いていくので、一緒に見ていきましょう。
イロダステックの基本情報(公開情報で分かる範囲)
- 運営会社:株式会社irodas。会社概要では、設立2017年7月7日、本社は大阪府大阪市北区豊崎で、東京・大阪・福岡に支社があると書かれています。有料職業紹介の許可番号は27-ユ-303284です
- サービスの位置づけ:ITエンジニア専門の新卒向け就活エージェント。運営会社の案内ページでは「ITエンジニア・理系向け」として、総合職向けの「イロダス新卒エージェント」と分けて紹介されています
- 対象の卒業年度:2026年10月5日に確認した登録フォームでは、卒業年度の選択肢は「2028卒」の1つだけでした。27卒の人が今から登録できるかどうかは、公開情報では確認できませんでした
- 利用料:無料。「登録から内定まで、サービスは完全無料です」と書かれていて、よくある質問でも、アドバイザーとの1on1面談や企業の紹介はすべて無料で、回数の制限もないと案内されています
- 面談の形:「面談は全てオンラインで対応」とあり、日程は自由に選べると書かれています
- 利用の流れ:登録(「簡単60秒」とされ、事前準備は不要)→ 就活サポート面談 → 求人の紹介 → 選考対策 → 内定
- 確認したページ:イロダステックの公式ページ、運営会社の会社概要、運営会社の事業紹介と初回面談後の案内ページ、登録フォーム(いずれも2026年10月5日に確認)
特徴①:IT業界とエンジニア職に詳しいアドバイザーが専属でつく
公式ページの1つめの特徴は、IT業界・エンジニア職に詳しいアドバイザーが専属でサポートすることです。企業選びから選考対策まで対応すると書かれています。ページで紹介されているアドバイザーは3人で、それぞれ「累計1,500名以上」「年間350名以上」「年間500名以上」のITエンジニアのキャリア支援を経験・担当していると紹介されています(いずれも運営会社の案内)。
総合型のエージェントだと、担当の人がIT業界にくわしいかどうかは、会ってみるまで分かりません。最初からエンジニア志望の相談を受ける前提の窓口なので、「研究で使っている技術が、どの会社のどんな仕事につながるのか」といった話をしやすいのは、ここならではの良さだと思います。
公式ページの「こんな方におすすめ」には、学んできたことを生かしたいけれど企業の選び方が分からない人、研究が忙しくて就活に手をつけられない人、なんとなくIT業界に興味はあるけれど対策が不安な人、の3つが挙がっています。よくある質問でも、IT業界やエンジニア職の知識がなくても、少しでも興味があれば登録してほしいと書かれています。
特徴②:企業ごとの違いを具体的に教えてもらえる
紹介される企業について、公式ページでは「大手から急成長ベンチャーまで幅広い求人」から紹介すると書かれています。紹介するときには「具体的な業務・技術力・社風・マッチする点」といった企業ごとの違いを具体的に伝える、とも説明されています。
ここ、IT業界を目指す人にはけっこう大事なところなんです。同じ「エンジニア職」でも、自社のサービスを作る会社と、ほかの会社から受けたシステム開発をする会社では、入社後の仕事がかなり違います。求人票だけでは見えにくい部分なので、紹介のたびに「なぜこの会社が自分に合うと考えたのか」を聞ける形になっているのは助かると思います。
それと、よくある質問には「紹介される企業は、すべて受けないといけませんか?」という問いがあり、答えは「いいえ」です。紹介のあと、説明会に参加するかどうかは自分で決めてよいと書かれています。合わないと感じた会社まで無理に受けなくていいのは、気持ちの面でも楽ですね。
特徴③:ES添削・面接対策を進み具合に合わせてマンツーマンで
選考対策については、ES添削や面接対策の不安をマンツーマンで相談でき、就活の進み具合や企業ごとに合わせて助言すると書かれています。利用の流れの説明では「企業ごとの分析や個社別の選考対策」まで手伝うとされています。
まだ何も始めていない人への答えもあります。よくある質問では、就活を何も進めていなくても問題ないとしたうえで、自分の状況に合わせて講座を使ったり、そのつどアドバイザーに相談したりできると案内されています。初回の面談では、就活の状況と今の悩みを聞いたうえで、これからの進め方を伝え、合う求人があればその場で紹介することもあるそうです。「何を話せばいいか分からない」状態で参加しても、アドバイザーが聞き取りながら一緒に言葉にしていく、と書かれているので、準備が整っていなくても大丈夫そうです。
公開情報では分からないこと
公式ページには、サービスの方針や流れはていねいに書かれています。一方で、次のような点は2026年10月5日の時点では公開ページで確認できませんでした。
- 紹介できる求人の数・紹介先の企業名:「大手から急成長ベンチャーまで」という説明はありますが、具体的な社数や社名は載っていません。運営会社の事業紹介には「累計1,000社を超える」企業が利用しているとありますが、これはirodas全体の数字で、イロダステックの紹介先の数ではありません
- 内定の実績:内定した人の数や割合、内定先の例は載っていません
- 「独自のカリキュラム」の中身:サービス紹介の文には「独自のカリキュラム」とありますが、どんな内容を何回受けられるのかは書かれていません
- 27卒の扱いと勤務地:先ほど書いたとおり、登録フォームの選択肢は2028卒だけでした。紹介される求人の勤務地の傾向も書かれていません
どれも面談で聞けば分かることなので、下の質問リストに入れておきました。もうひとつ、運営会社の初回面談後の案内ページには、面談のあとにイベント案内の担当者から050で始まる番号で電話がかかってくる場合がある、と書かれています。知らない番号からの電話に驚かないように、頭に入れておくと安心です。
ほかの選択肢との使い分け
イロダステックは、エンジニア職にしぼって相談したい人向けの窓口です。就活の手段はほかにもあるので、目的ごとに並べてみます。
- IT特化の新卒エージェント(イロダステックなど):エンジニア職の企業選びと選考対策を、IT業界にくわしい人と進めたいときに
- 総合型の新卒エージェント:エンジニア職と営業・企画職などで迷っていて、業界をまたいで比べたいときに(新卒就活エージェント比較)
- 逆求人・スカウト型:プロフィールや制作物を見た企業から声をかけてもらいたいときに。GitHubや作ったアプリがある人は相性が良さそうです(逆求人・スカウト型サービス比較)
- 自分で応募:行きたい会社が決まっているときは、その会社の採用ページから直接応募するのがいちばん早いです。会社ごとの就職の難しさはIT・テック業界の就職偏差値ランキングで見られます
どれか1つに決める必要はありません。エージェントで企業の違いを聞きながら、気になる会社には自分でも応募する、という組み合わせがいちばん取りこぼしが少ないと思います。
向いている人・向いていない人
向いている人:ITエンジニアとして就職したいけれど、企業の違いがよく分からない人/研究や授業が忙しく、企業探しを人に手伝ってほしい人/ESや面接で、学んできたことをどう伝えればいいか相談したい人/オンラインで面談を受けたい人。
向いていない人:エンジニア職以外の仕事も広く比べたい人(総合型のエージェントのほうが合いそうです)/紹介先の企業名や求人数を、登録する前に一覧で見て決めたい人/27卒で、登録フォームの選択肢に自分の卒業年度がない人。
面談前に確認したい質問リスト
初回の面談は、求人を紹介してもらう場であると同時に、このサービスが自分に合うかを確かめる場でもあります。次の質問を持って行くのがおすすめです。
- 自分の卒業年度(27卒・28卒)で、今の時期にサポートを受けられるか
- 紹介できる企業は、自社でサービスを作る会社と、受託で開発する会社がそれぞれどれくらいあるか
- 希望する勤務地で紹介できる求人はあるか
- 「独自のカリキュラム」や講座は、具体的にどんな内容で、いつ受けられるか
- ES添削と面接対策は、どれくらい前に予約すれば受けられるか
- 紹介された企業の選考に進まなかった場合も、サポートは変わらず続くか
- 連絡は電話・LINE・メールのどれが中心か。イベントの案内などの連絡を止めたいときはどうすればいいか
この中で、私なら1つ目と2つ目を先に聞きます。卒業年度の扱いは使えるかどうかに直結しますし、会社のタイプの内訳を聞くと、どんな求人が中心なのかがだいたい見えてくるからです。初回面談の準備全体は就活エージェントの初回面談の準備と質問にまとめています。
申し込む前のチェックリスト
- 自分の卒業年度が登録フォームの選択肢にあるかを確かめる
- エンジニア就活で何をいつまでに準備するかをエンジニア新卒就活戦略で確認しておく
- 28卒の人は、月ごとの予定を28卒就活スケジュールで見ておく
- 授業・研究・個人開発で使った言語やツールを書き出しておく
- 併用するサービスを1つ決めておく
まとめ:判断の目安
公開情報から分かるのは、イロダステックがITエンジニア専門の新卒向け就活エージェントで、利用は無料、面談はすべてオンライン、IT業界にくわしいアドバイザーが企業ごとの違いを具体的に伝えながら選考対策まで手伝う、という方針です。紹介された企業をすべて受ける必要がないことも、はっきり書かれています。一方で、求人の数や紹介先の企業名、内定の実績、カリキュラムの中身は公開されていません。
なので順番としては、まず登録フォームで自分の卒業年度が選べるかを確かめる、そのうえで初回の面談で紹介できる企業のタイプと勤務地を聞いて使い方を決めるのがおすすめです。エンジニア職を目指す気持ちが固まっている人にとっては、企業選びの相談相手のひとつになりそうです。最新の内容は公式サイトで確認できます。
掲載内容は公開情報を整理したものです。サービス内容・対象条件は変わることがあるので、最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください。

